訪問リハでの肺炎予防Part2〜咳嗽について〜
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。
134日目を担当します訪問看護ステーションで働く理学療法士のワーリーです。
前回は「訪問リハでの肺炎予防〜肺炎での入院を0に〜」についてまとめました。
前回の記事は以下になります。
https://note.com/nougeblog/n/n8fd073ba0f70
はじめに
前回の記事でもお伝えしましたが寒くなってきたこの時期は肺炎で入院される方が多くなります。そこで私自身が勤める訪問看護ステーションでは肺炎での入院を0!を目標に取り組んでいます。
訪問リハに携わる前の私は肺炎で入院された方を担当した際には、如何にして対象者が元いた場所に退院できるか、元のADLに戻ることができるかを考えていました。
しかし、訪問リハに携わった今では+αで予防という概念を学びました。
肺炎で入院された方が元の身体状況に改善するだけでは肺炎を繰り返し、再入院となる方も多いです。そのうちに食べる物が制限され、食べる量が制限され、食べることまでも制限されてしまいます。
肺炎での入院を繰り返し、食事に何らかの制限が出てしまった状態で退院となることも少なくないのではないでしょうか?
食べる楽しみをこれからも継続できるように今回の記事は『訪問リハでの肺炎予防Part2〜咳嗽について〜』についてまとめていきます。
咳嗽とは
気道内の異物や粘液・分泌物などを除去するために起こる生理的防御反射の1つであり、気道内の空気が爆発的に駆出されることを指します。
誤嚥性肺炎の原因は様々ですが、咳嗽機能が低下して気道内の異物や粘液・分泌物をスムーズに除去できなければ、誤嚥性肺炎のリスクが高まってしまいます。
咳嗽のメカニズム
咳嗽のメカニズムは以下の4つの相に分けることができます。
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