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膝関節に対する評価やアプローチについて~変形性膝関節症から考えてみよう~

おはようございます。
本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。

378日目を担当するのは理学療法士のジュニアです。


★はじめに


最近臨床において変形性膝関節症の患者さんと遭遇する機会は非常に多くなってきているように感じています。

しかし、変形性膝関節症に対して評価・アプローチしていますか?確かに変形性膝関節症は長年培ってきた影響が強く、関節の変形・筋萎縮・疼痛などあらゆる症状を生じることがあると臨床では感じます。

臨床経験が長くなるとどうしても基礎的な部分が抜けがちになってしまい、経験値のみに頼ってしまいます。ぼく自身がそうでした。何となく変形性膝関節症は慢性化しているから治らないし、何も改善しないから仕方がないと考えている時期もありました。

しかし、実際は改善する余地はたくさんあると感じています。だからこそ、もう1度基礎から見直した上でアプローチしていくことが必要だと感じたので今回のタイトルとしました。

 

★変形性膝関節症とは


変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。 

Wikipediaより引用

上記あるように様々な要因によって変形性膝関節症は発症しています。

この時に何が原因かも大切であるが膝関節の機能においてどこの部分が機能低下してしまったのかが大事だとぼく自身は考えています。原因があって結果変形性膝関節症になってしまったのであって、原因に対してアプローチしないことには現状以上に痛みを伴うことは予想出来ます。

しかし、その原因が『加齢です』となった時にどのようにアプローチしますか?

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