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無料コラム:新人のときに勉強しておいたら良いこと

おはようございます(^ ^)
本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。
439日目を担当するのが理学療法士のゆーすけです。

今回は無料コラムとして「新人の時に勉強しておいたらよいこと」をテーマにお伝えしていきます。

新人の時って焦りが強くて、
「とにかく勉強しなきゃいけない」
「でも何から勉強したらいいかわからない」
「リスク管理しなきゃ」
「まずは疾患をちゃんと理解しないと」
みたいな状態に陥っていたことを覚えてます。

こんな感じでやるべきことが頭の中で散らばっていると勉強しても即、目の前の患者様に繋げることができず、いつもこれでいいのだろうか?という不安があったように思います。

新人の時って少なからずこれに似たようなことを経験をされたのではないでしょうか?

全ての知識が少ないので仕方のないことです。
少しでも明日、患者様で結果を残すためには?みたいな感じで考えていけたらと思います。

まず、リスク管理についてですがこれは急性期、回復期、地域という属性や疾患でも変わってきます。
これは完璧にできるに越したことはないですけど、それはハードルが高いです。
しかし、何も考えずに介入することは危険なので、自分自身が考えられる範囲でのリスクの想定とそれに対する対策を想起した上で先輩やプリセプターに相談してみましょう。

例えば、「急性期の脳梗塞患者様を担当した時、血圧をどのように管理したらいいか?」
血圧を下がるのがリスクで、ある程度高い状態でキープすることが必要となります。

疾患特性、合併症における知識が必要となりますが、色んな疾患を担当し、患者様によって持っている合併症も異なり、完璧に知識をつけてその患者様に合うリスク管理をしようとすると多く時間を要します。

リスク管理は患者様の安全面を考える上で絶対的に大事な部分ですが、完璧を求めず足らない部分は先輩やプリセプターに相談し、疾患特性や合併症における知識面については少しずつ継続的に勉強することをオススメします。

何と言っても大事なのが、目の前の患者様に変化を与えることで、技術の部分で不足していることに加え、新人の頃は主要な問題点にたどり着くまでに時間を要します。
自分自身が新人時代に陥った勉強方法として、とにかく解剖学の知識を入れる、操作の仕方や写真付きで載っている技術に特化した文献を読み込むことをしていました。
結果的に、次の日の治療で文献で読んだ治療法を何となく試してみることになりなかなか思うように変化を与えることができないことが多かったです。

知識を臨床で使える形に変えることが重要です。
そのためには参加・活動・運動の中で、今問題点となっていることを明確化させていく思考を毎日繰り返し、その中で必要となる知識を加え、明日の臨床で何をするか?まで落とし込んで行くと、臨床で変化があってもなくてもまたここ立ち返って次に何をすべきかを考えて行くことができます。

この思考を繰り返し行うことで1症例で経験できる濃さが変わってきます。

今回は新人の時に勉強しておけば良かったことについて、自分自身の経験を交えてお伝えさせて頂きました。
あれもこれもわからないとなり、何から手をつければいいかわからないのが新人の時にはあると思います。
今回の内容は一つの考え方であり、どんな方法でも少しずつ積み重ねると必ず身になってきますので継続して行きましょう。

以上で今回のコラムを終わります。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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