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片麻痺の階段昇降に向けた自主トレ
お疲れ様です。はらリハです。
本日は…
「片麻痺の階段昇降に向けた自主トレ」を題名にお話ししたいと思います!
はじめに
片脚立ちでも階段は登れますし、骨折して体重を乗せられなくても階段は登れるますし、極論言うと片脚を切断している人も登れちゃいます。
しかし、脳卒中後遺症になると、これが出来なくなります。
なぜかと言うと…
☑︎ 体幹機能が低下する
☑︎ 非麻痺側が病前のように使えない(左右の脳は脳梁と呼ばれる箇所で情報の相互関係を形成しているので、脳にダメージをおうと非麻痺側にも影響が必ずでます)
☑︎ 身体の図式が崩れる(これはその他で考えて下さい)
が起きているせいかもしれません。
随意的に動かせない麻痺則下肢を動かすのは、多大な努力と時間を要しますし、セラピストの腕次第なところもあります。
ただ、残存している機能である非麻痺側の使い方、体幹機能の部分は使い方の練習をすれば、獲得することは可能です。
自主トレの紹介
※安全な環境を整備して実施して下さい。
想定する課題は、杖を出して、非麻痺側を壁にもたれながら階段に乗せる動作です。
難易度1
□ 壁に背をつけ、杖を使って、非麻痺側を浮かせる。
※ 麻痺側に無理に体重をかける必要はありません。可能な範囲で体重をかけます。
※ どこに体重を預けると右足が浮きやすいかを考えながら行って下さい。その時、意識するのは杖を持ってる手と、背中です。
※慣れてきたら浮かす時間を10秒くらいを目指して下さい。
そこがクリアできたら⤵︎
難易度2
□ 壁に非麻痺側がわにもたれた状態で杖を持ち、麻痺側下肢を浮かす。
※ 体幹を意識して、どこに体重を乗せると安定するかを考えながら行って下さい。
※慣れてきたら浮かす時間を10秒くらいを目指して下さい。
そこがクリアできたら⤵︎
難易度3
□ 壁に非麻痺側がわにもたれた状態で杖を持ち、非麻痺側下肢を浮かす。
※ 体幹を意識して、どこに体重を乗せると安定するかを考えながら行って下さい。
※ 慣れてきたら浮かす時間を10秒くらいを目指して下さい。
そこがクリアできたら⤵︎
難易度4
□ 壁に非麻痺側がわにもたれた状態で杖を持ち、非麻痺側下肢を浮かす。
この状態から、非麻痺側を階段に乗せるイメージで前方に動かす。
※ 体幹を意識して、どこに体重を乗せると安定するかを考えながら行って下さい。
そこがクリアできたら⤵︎
難易度5
□ 実場面の練習(家族同伴が望ましいです)
↪︎ 階段前に車椅子を準備し、壁に非麻痺側がわにもたれた状態で、一段上につき、まずは非麻痺側を浮かせます。
※浮かすだけでいいです。これを5秒程度できれば、階段に非麻痺側を乗せることが出来ます。
ここまでくれば、実践練習あるのみです!
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございます。
はらリハでは、自費リハビリを受けたいが、金銭的に難しい方に向けて、有料の自主トレメニューを販売しています。
そもそもの話をすると脳卒中後遺症の根本的な問題を解決するためには筋肉トレーニングだけでは不十分です。
なぜなら…
根本的な問題は『脳』にあるからです。
脳の問題を解決するには「脳と手足を繋ぐ神経」を回復させる必要があり、そのためには「脳の可塑性」が重要になります。
ここでは…
『脳の可塑性を考慮した自主トレーニングメニュー』を作成しています。
回復を諦めていない方、身体の動きが伸び悩んでいる方、新しいリハビリを体験したい方に向けた記事です。
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