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反張膝を読み解く『リハビリ実践編②』

お疲れ様です。はらリハです。

本日は…
Back knee(反張膝)を改善させるリハビリ②』について説明します。

反張膝の体重移動

反張膝は下記の図のように、つま先に体重が移動しにくい姿勢になります。

反張膝の姿勢と重心位置

つまり、『つま先に体重を乗せるトレーニング』が必要ということです。

ただ、無理につま先へ体重を乗せると、反り腰を強めたり、麻痺手が曲がったり、ふくらはぎが突っ張りが強まる…など、全身の至る所に余計な力が入ることが多いです。

なぜかというと…

つま先に体重を乗せようとすると、支えが効かず、前に倒れそうな感覚に対して無意識に力が入ってしまうからです。

では、どのようなリハビリがいいのでしょうか⁇

反張膝を改善させるリハビリ

方法
① 低い台を準備
② 麻痺側下肢を台に乗せる
③ つま先の体重移動から床の圧力を感じる
④ これを繰り返す

台を使って体重移動を行えば、つま先への体重移動もやりやすく、無駄な力を入れずに体重移動の練習ができます。

意識したいポイント

ここでのポイントは…

つま先に体重を乗せるより「つま先で床からの圧力を感じる」ことが大切です。

「体重を乗せる」のと「圧力を感じる」では、少し意味合いが違ってきます。

なぜかと言うと…

つま先に「体重をかかけよう!」と、意識すると必要のない筋肉を使ってしまう場合があるからです。

このリハビリの目的は『つま先への体重移動』であり、つま先で床を踏み込む為のものではありません。

つま先の体重移動には『つま先で感じる床の圧が強くなっているのか?』を意識しながら練習できると成果が得られます。

ここが上手くなったら、非麻痺側も台にあげるリハビリに難易度を上げてみましょう。

おわりに

ここまで読んで頂きありがとうございます。

はらリハでは、自費リハビリを受けたいが、金銭的に難しい方に向けて、有料の自主トレメニューを販売しています。

そもそもの話をすると脳卒中後遺症の根本的な問題を解決するためには筋肉トレーニングだけでは不十分です。

なぜなら…

根本的な問題は『脳』にあるからです。

脳の問題を解決するには「脳と手足を繋ぐ神経」を回復させる必要があり、そのためには「脳の可塑性」が重要になります。

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