Kayoko Aoi

1981年生まれの金融関係企業に勤めている女性です。家事育児の合間に読書しています。(…

Kayoko Aoi

1981年生まれの金融関係企業に勤めている女性です。家事育児の合間に読書しています。(現在育休中)

マガジン

  • 読んだ本を友だちに紹介するなら

    読んだ本の感想を友だちに紹介する体で書き連ねていきます。

最近の記事

「花のさくら通り」を友だちに紹介するなら

1 本の情報 著者は荻原浩さん。私が読んだ文庫本は2015年9月25日に第一刷とありますが単行本は2012年6月に発行されたようです。 2 読んだきっかけ 荻原浩さんの作品を食傷気味になるまで読みまくるという目的のため手に取りました。 3 あらすじ 毎度おなじみユニバーサル広告社が都心のオシャレアドレスから東京都下のさびれた郊外の街に引っ越しするところから物語が始まります。理由はもちろん家賃の支払いが厳しくなってきたからです。 引越先は、ビルとは名ばかりの商店街の一角にあ

    • 「なかよし小鳩組」を友だちに紹介するなら

      1 本の情報 筆者は荻原浩さん。私が読んだ文庫は第一刷が2003年3月25日とあります。単行本は1998年10月に発行されたようです。「オロロ畑でつかまえて」で活躍(?)したユニバーサル広告社を舞台にした2作目です。 2 読んだきっかけ 荻原浩さんを食傷気味になるまで読む活動の一環で読みました。(私はおもしろい作品に出会ったら、その著者の有名どころの作品を片っ端から読むことにしているため。) 3 あらすじ 倒産寸前のユニバーサル広告社がいよいよヤバい!というタイミングで社

      • 「オロロ畑でつかまえて」を友だちに紹介するなら

        1 本の情報 著者は荻原浩さん(1956年生まれ)。私が読んだ文庫本の第1刷が2001年10月25日とありますが単行本は1998年1月に刊行されているようです。また、第十回小説すばる新人賞受賞作品です。 2 読んだきっかけ 先日読んだ「神様からひと言」が面白かったので、荻原さんの他の作品も読むことにしました。私はちょっと良いなと思うと、食傷気味になるまで同じ著者の本を読みます。有川浩さんを読みまくったときは、有川さんにとって、「スーパー等の肉のパックを2つ買ったときにラ

        • 「日本を前に進める」を友だちに紹介するなら

          何だかタイムリーな感じですけど、私がこの本を買ったのは菅総理が辞意を表明するより前ですので偶然です。言わずと知れたネット民に大人気の河野太郎さんの著書です。 河野太郎さんのことは最近まであまり認識していなかったのですが、御父上の河野洋平さんはさすがに存じ上げておりました。なぜかというと、河野洋平さんが過ごした家が小田原市にあるのですが、私の実家も小田原市にあり車で河野洋平さんの家の前を通るたびに父親から「ここは昔河野洋平が住んでいた家で、頼めば守衛さんが中を案内してくれるん

        「花のさくら通り」を友だちに紹介するなら

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        • 読んだ本を友だちに紹介するなら
          11本

        記事

          「自由と成長の経済学」を友だちに紹介するなら

          今回は、「自由と成長の経済学」を読みました。2021年8月24日第一版第一刷で、著者は柿埜真吾さん。新しめの本です。 ツイッターで音喜多駿さんが紹介していたので読んでみようかなと手にとりました。恥ずかしながら私が政治に興味を持ち始めたのは音喜多さんのツイッターとブログでした。情報を可能な限りオープンにする姿勢に共感してずっと応援しています。 さて、内容ですがざっくり言うと「成長をやめて社会主義にした方がみんな豊かで幸せになる、という意見が指示されつつあるが、みんな目を覚ま

          「自由と成長の経済学」を友だちに紹介するなら

          「海の見える理髪店」を友だちに紹介するなら

          先日の神様からひと言に続き、荻原浩さんの本を読みました。こちらは6つの短編の小説集です。 コメディタッチのお話というよりは家族をテーマにした、読後しんみりするようなお話が多かった印象です。短編集ってどういう風に紹介するのが良いのか分からないのですが私なりに伝えられることを伝えていこうと思います。 1つ目は、「海の見える理髪店」です。アマゾンの購入ページにて「主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れ

          「海の見える理髪店」を友だちに紹介するなら

          「神様からひと言」を友だちに紹介するなら

          ネットで売れ筋のランキングにあったのであらすじをチェックして購入しました。私は「考えさせられない」タイプの物語が好きでして、かつ自分が伝統的日本企業に勤めている会社員のせいか?昔ながらのサラリーマン小説が好きなのです。これが新進気鋭のITベンチャー勤務とかだったら、好んで読んだりはしなかったかもしれないですね。 なので、こちらの本は手に取りやすかったんです。 さて内容ですが、面白かったです! (最初は登場人物の名前を覚えるのが大変でしたが最初だけ。) 主人公は合コン相手に

          「神様からひと言」を友だちに紹介するなら

          「西の魔女が死んだ」を友だちに紹介するなら

          人が死ぬ本はあまり好きではないのですが、タイトルに「死」を入れちゃうあたり、「死」を無念!とかお涙ちょうだい、とかそういう使い方では使っていないんだろうなと思ったので読むことにしました。 「西の魔女が死んだ」というフレーズは何となく聞いたことがあったので知名度の高い作品なんだろうなと思って読み終わったあとに調べてみたら、日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、そして第44回小学館文学賞を受賞されたり2008年には映画化もされているので、人気の作品なんだな!ということが

          「西の魔女が死んだ」を友だちに紹介するなら

          「店長がバカすぎて」を友だちに紹介するなら

          前回の本がお堅いジャンルだったので今回はサラッと読めそうな本をチョイス。2020年の本屋大賞にノミネートされた作品ですね。読もうとしたきっかけは、タイトルが良かった。 この、どう転んでもシリアスにはならんだろうという安心感。今日はサクッと読みたい気分だったので確実そうなものを選びました。 主人公は谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。京子の目線で書店員の奮闘が描かれています。もちろん「バカすぎる」店長も登場するし、個性豊かなアルバイトや謎めいた常連さん、そして作家や出

          「店長がバカすぎて」を友だちに紹介するなら

          「現代の帝王学」を友だちに紹介するなら

          私の勤務先には協力会社の方が何人かいらっしゃいまして、その中で以前は同業他社大手のとある部門のトップだった方がいらっしゃいます。ここではYさんとします。Yさんは、同業大手から関連のシンクタンクへ移り、定年を迎えて更に他の関連企業へ移られた方なので、出会ったときは60代後半でした。 Yさん、仕事ができる上に人当たりが良い人格者でして、年配者にありがちな受身姿勢であったり、年齢を言い訳にした仕事拒否のようなことがなく、衰えを感じさせない素晴らしい方でした。我が社のプロパーで同じ

          「現代の帝王学」を友だちに紹介するなら

          「こう見えて元タカラジェンヌです」を友だちに紹介するなら

          ※まだ読んでいない友達に紹介するつもりで書いています。 私は特に宝塚ファンというわけではないのですが、アマゾンのお勧めに表示されて何だか面白そうだなあと思ったので衝動的に購入しました。エッセイを読むのが好きなのでその関連で表示されたのかもしれません。 内容としては、元タカラジェンヌの天満みちるさんが、宝塚時代のエピソードやら当時心に秘めていた思いをあれやこれやと面白おかしく、ときにはシリアスに綴っていらっしゃいます。 でもって「天満みちるさん」と気軽に書いてしまいました

          「こう見えて元タカラジェンヌです」を友だちに紹介するなら