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サブスク断捨離、しました。


NOTORI農鳥です。

旅行費用などの出費が嵩んだ結果、先月今月とクレジットカードの引き落とし額がえらいことになってしまいました。「これはいかん!」とばかりに今まで頭の片隅に置いていたことを実行する機会がやってきました。それが「サブスク断捨離」。たかだか数百円数千円のことですがこれからも家計に影響してくることなので、いい機会にいくつかサブスクを解約してみました。

代替サービスでも十分賄えるものだと感じることが多かったので、せっかくなので「サブスクリプション」と「断捨離」を織り交ぜながら感じたことを書いていきたいと思います。



断捨離

不要なものを断り
不要なものを捨て
モノへの執着から離れること。

元はヨガの思想であるものを、身の回りの片づけや整理整頓に応用したことがきっかけとなり、今や様々な書籍やコンテンツとしてちょっとしたブームになっています。

僕が断捨離という概念に出会ったのは、「こんまり」こと近藤麻理恵さんの大ベストセラー『人生がときめく片付けの魔法』を読んで片づけに目覚め、さらにネットで色々調べているときでした。

厳密にいうと、断捨離とこんまりメソッドはそのコンセプトが大きく異なるため「こんまりメソッド=断捨離」は正しくありません。詳しくは著書をお読みください。

その当時、断捨離についてきちんと理解していたかどうかと言われると正直怪しいところですが、モノを捨てる感覚や、「もったいない」という考えに縛られている自分に気づくことができたのは新鮮だったのを覚えています。


断捨離して、何がどう変わるのか?

では一体、断捨離と出会い、何か変化があったのか。大きく変化したのは「消費マインド」です。

「なんでこれが欲しいのか?」

「買わないといけない、無いと困るモノなのか?」

「同じようなモノを持っていないか?」

「これを買うとどんなメリットがあるのか?」


といったように、買う前に考えるクセがつく、モノが増えることを防ぐ、余計な支出を減らすことにつながりました。

また、環境配慮やサステナビリティ(=持続可能性)も気にするようになり、ひとつのモノを長く使うというマインドが身についたように思います。

断捨離は決して革新的な考え方ではありません。実践し始めると少しずつ行動変化をもたらします。そしてこれからの時代、この考え方が人びとの行動心理の基礎を構築するのだと実感しています。


サブスクの功罪

サブスクリプション。定期購読。
定期的に料金を支払うことでサービスやコンテンツを利用したり、商品などを所有することなく一定期間「利用」できるというビジネスモデルです。

Netflix、AmazonPrimeなどのデジタルコンテンツはもちろん、ビジネスソフトウェア(Office365、Adobeなど)や食品、家具、服、車など多種多様なサービスが展開されています。

月単位、年単位での登録で、支払いにもクレジットカードが利用でき、登録すればどれだけ利用しても定額以上に費用がかからないなど、とても利便性の高いサービス体系となっています。登録・解約の自由度が高く、気軽に利用できるのも特徴です。

ただし、便利すぎる反面、そこにかかっている費用が見えにくくなってしまう可能性があります。気軽に登録できてしまい、毎月の支払いもカード自動引落しだと、いつの間にかたくさんのサービスに登録してしまっているなんてことになりかねません。

・いくつのサービスに登録しているか。
・どれだけの月額費用がかかっているのか
をきちんと把握しておく必要があります。定期的に見直して、利用しないサービスはさっさと解約、無駄な支出を減らすことが重要になってきます。

捨てたらスッキリすることをみんなに知ってほしい!




やっと本題「サブスク断捨離」

さてみなさん、「サブスク断捨離」してますか?

使ってもいないものに毎月、数百円数千円支払っていると考えたらどうでしょう?
難しく考えないでください。自分に必要なものかどうか、これが全てです。きっと頭の片隅では(これじゃあダメだ)と気づいているはずです。いま一歩、踏み出してみてください!

いざ実践するにあたって、止めるかどうかの判断基準を設けるのは効果的です。

  1. 半年以上利用していない。

  2. 時々使うけど、内容に飽きてきた。

  3. 毎日使う。

  4. 【番外編】利用頻度は少ないけど、登録しておく理由がある。

順に見ていきましょう。


1.半年以上利用していない。

特段、残しておく理由がなければ、すぐ解約してOKです。今のあなたには必要ないモノだということです。また利用したくなったら再登録しましょう。

2.時々使うけど、内容に飽きてきた。

サービス内容のアップデートがなされていないのか、自身に対して必要性が減ってきたのか、しっかり吟味する必要があります。
サービス内容、金額、利便性などを総合的に判断してください。

3.毎日使う。

ニュースや音楽配信、SNSの有料サービスなど、仕事やプライベートに関わらず朝から晩まで何かしら利用しているのであればまったく止める必要はありません。ストイックに支出を減らしていきたいのであれば、今より一歩深く、QoL(Quality of Life「生活の質」)が向上しているかどうかを考えてみるのもいいかもしれません。

4.【番外編】利用頻度は少ないけど、登録しておく理由がある。

サービスを頻繁に使わずとも、登録しておくだけで何か他のメリットがある場合は残すのもありでしょう。例えば、カーシェアリング(会員間で特定の自動車を共同利用するサービス)が挙げられます。
僕の場合、毎日車を使うわけではないので、少し遠くに買い物に行く時や旅行先で短時間だけ使いたい時など、レンタカーよりも手軽で安価、短時間の利用できるよう設定されているため、会員登録さえしておけば好きな時に好きな分だけ利用できるのはメリットです。

このようにして利用頻度は少なくても、登録しておくメリットがある場合は、金銭面等で無理のない範囲で残しておくのもいいかもしれません。


農鳥は何を断捨離したのか?

僕は今回、「Spotify」「コンタクトレンズ」「SBIネオモバイル証券」の3つを停止・退会しました。

「Spotify」
「Podcastメイン・時々BGMを流す」ために使っていましたが、Apple純正のPodcastアプリで十分だと感じ、乗り換えることに。そもそも音楽聴く習慣がないからちょっと意味なかったかも。。

「コンタクトレンズ」
以前はコンタクトレンズ派だったこともあり日常的に使用していたので月額定額プランのメリットはありましたが、最近はメガネ派に鞍替えし、運動する時以外は使わなくなったため、より費用を抑えるために月額定額プランを退会しました。1dayのレンズを数ヶ月かけて使用して、無くなったら買い足していくようにすることで一年の合計支出額を抑えるようにしています。

「SBIネオモバイル証券」
2024年にSBI証券への統合が予定されており、日頃頻繁に取引するわけでもないため、統合が完了し口座が自動解約されるまで、サービスの利用の一時停止を依頼して月額費用がかからないようにしています(一時停止中は月額費用が発生しません。早々に解約手続きしてもいいのですが、手続きが煩雑なので自動解約を待ちます。

(ちなみに保有銘柄はLINE証券へ移管させたのですが、こちらもサービス終了という憂き目に会い、踏んだり蹴ったりな状態です。。)



サブスクの持つ、登録・解約の自由度の高さをうまく利用して、自分に必要なサービスとそうでないものを選別し、必要な分だけサブスクライブするのが良いと思います。


不要なモノを断る、

不要なモノを捨てる、

モノへの執着から離れる。

いきなりクローゼットをひっくり返して衣服の断捨離を始めるのもいいですが、まずはスマホ一つで今すぐできるサブスクサービスの状態を見直してみてはいかがでしょうか。


それではまた。

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