見出し画像

ぼくたまの『Aria~紫苑と木蓮』をヘビロテしてます【日記】

珍しく日記みたいなこと書くのだが。

最近youtubeを自動再生させてたら、昔好きだった漫画で、アニメ化もされた『ぼくの地球を守って』(ぼくたま)のサントラの一曲が流れて来た。『Aria~紫苑と木蓮』という曲らしいが、無性に気に入って一日百回くらい聴いている。誇張ではなくてたぶんほんとに百回は聴いてる。

『ぼくの地球を守って』挿入歌 
Aria~紫苑と木蓮

作詞・作曲 野見祐二

歌詞の完全な全文がWeb上では見付けられなかったので、聴き取ったものを書いておく。完全に非営利目的の私的利用で、しかも昔の楽曲を勝手に宣伝してくれているのだから、関係者も多めに見てくれるものと思う。

メロディも良いのだがこの詩がまた良い。作曲家が作詞もしたというのが、にわかには信じられなかった。素朴だが深い。

§ § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § §
Aria~紫苑と木蓮』 歌詞

季節のため 月は造られ
太陽 その沈むところを知る

青き月 主の森にそそぎ
朝露浴びて 輝きぬ

季節のため 月は造られ
太陽 その沈むところを知る

暗き夜 主の森眠り
朝の光吸い 満ち足りぬ

主の木々と 植えられたる香柏は
きんいろの 日の光をのせて
豊かなる恵みをもたらす
主の木々は 潤され
枝を揺らし 感謝の歌ささやく

なんじ みてを開かば 彼らよきもので満つ
なんじ おんかおを隠さば 彼らは死に おのれの塵に帰す

§ § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § § §

始めの「季節のため 月は造られ~朝の光吸い 満ち足りぬ」(00:20~01:30あたり)のメロディで、毎回涙出そうになる。

歌詞の一番好きなところは「彼らよきもので満つ」だ。
「良い」の一語で通じるのは、この言葉を発する者と受け取る者が同じ価値観をもっているからであり、彼らの背後には調和した平穏な社会が存在することが示唆される。

そして最後に、長音階の明るく晴れやかに盛り上がるメロディに乗せて、「おんかおを隠さば 彼らは死に おのれの塵に帰す」という一見残酷な歌詞でこの歌は終わる。この言葉が残酷なことではなく、単純で当然の自然の摂理であることを、このメロディが物語っている。


初めて『ぼくたま』の漫画を読んだ時も、アニメを見た時も、感動したのだが、この歌をこんなに好きになっていたかどうか、まるで覚えていない。
当時はスマホもyoutubeもなく、一般家庭にはパソコンすらなかった時代で、家で音楽を聴きたかったら、基本的にCDを買うしかなかった。



この記事が面白い、役に立った、と思った方はサポートをお願いします。