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フィンセント・ファン・ゴッホ / メトロポリタン美術館
揺らいで、もどる
自分の軸、譲れないものがある人が羨ましい。
そう考えるのは最近だ。
今、私はいきたい学校に行き、なりたい教員という職業に就いて、数年。
壁にぶつかっている。
この仕事をこれからも続けるのか。
今までのやり方が上手くいかず、新しい力が求められることに疲れを感じ、
これから先の目標は考えられないでいる。
今まではいくら自分を見失っても、22歳の時に考え抜いて決めた、
「大好きな教科に関することならどれだけ苦しんでもいい」
という軸があると思っていた。
今は、その軸がぶれて崩れている。
環境が変わり、立場が変わり、プレッシャーが増えた。
病気がわかり、苦手なことに立ち向かえなくなった。
行動できずに失望されるのが怖くなった。怖いとさらに動けなくなった。
いつでも褒められたくて認められたかった。
軸なんてどこにもなかった。あるのは他人からの評価だけだった。
今、私には「好きなことをやる」という行動指針しかない。
「やる」とは言ったが、「好きなことしか手につかない」から
という消極的な指針である。
揺らがない軸というものは、今は見つけられそうもない。
いつか、できれば近い未来に、揺らいでも崩れない軸を見つけたい。私にはこれがある、これだけは大事で、得意で、人と比べなくてもいいというもの。
揺らいだとしても、これが自分だと戻ってこられるもの。
今は模索しながら、食べて眠って、ただ書いている。
大丈夫、今は揺らいでいる時期だから。そう言い聞かせながら。
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