お金がいっぱいあった時
お金がいっぱいあったらどうですか?
嬉しいですか?
そりゃ嬉しいでしょうねぇ。
何でも買えますからねぇ。
そうなったことありますか?
そうなったらどうなるか知っていますか?
例えば5000万あったら、あなたはどうしますか?
そりゃ嬉しいですよね?
何でも買えますもん。
家も車もご飯も好きなものを何でも食べられますから。
ランチはいくらまででぇ〜なんて気にしなくていいんですから。(とは言っても金は早々に無くなりますがね)
でも買えると分かった途端、人はどう思うと思います?
買いたかったあの100万のテレビ、容易に買えるんです。
欲しかったあの高級車、今すぐ買えるんです。
躊躇していたレストランのランチ、何の気無しに食べられるんです。
そう分かった途端、興味がなくなるんです。
買えるとわかると興味が失せるんです。
背伸びして買えるかというところに醍醐味があるのであって、簡単に手に入ることがわかったものには興味を失うんです。
これは私の体験談です。
人によっては「いや、そんなことないよ。私は楽しくてしょうがない。」という方もいるでしょう。
私はそれで人生が虚しくなった時期があります。
車を頻繁に乗り換えていました。
昼ごはんは銀座で5000円のステーキを食べたこともあります。
寿司も気にせずバクバクと。
夜の遊びにも頻繁に行っていました。
(でも住まいだけには興味がありませんでした笑)
金の使い方を知らない阿呆の若造でした。
まさに死に金。
生き金とはなんぞや?
そんなことには全く無知などうしようもない若造でした。
自分の金じゃなかったからということも大きな理由です。
自分で汗水流して獲得した金じゃないから大事にしなかった。
まさに湯水の如く。
でも今考えるとそれらの金を失って良かった。
失うべくして失っただけのことですが、良かった。
馬鹿に付ける薬はない。
身の丈に合った人生に戻っただけのことです。
あぁ、ついでに店もやりました。
でも潰しました。
そんなだらしない人間に、まともに仕事が務まるわけがありません。
金に無頓着な奴はつまり計画にも無頓着。
仕事の打ち合わせだって、八方美人で愛想ばかり良くて、結局何一つけじめがない。
そんな人間に成功が務まると思いますか?
当時、周りの人間からは相当に馬鹿にされていたことでしょう。
さて、あなたはどちらのタイプでしょうか。
生き金にできる人か、死に金にしてしまう人か。
お金が本当に欲しいですか?
手に入った時を想像してみてください。
そして生き金とはなんぞや?の答えが明確な人。
そういう人だけがお金を持つ資格があるのではないかと思います。
おっさんになってようやく何だか気がついてきた今日この頃です。
これからならお金を持っても許されるかなぁ笑
ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。