焼き鳥

焼き鳥はうまい。
あのジューシーなもも肉、むちゅむちゅとしたボンジリ、ネギマもうまいし、砂肝もコリコリして最高だ。
軟骨だってコリコリしてて美味しいし、塩気のついた鶏皮だって最高だ。
焼き鳥はどれをとっても美味しい。
そしてあの美味しさにとって一番大切なこと、それは...そう、串なのだ。
焼き鳥は串に刺さっているから美味しいのだ。
串から食べるから美味いのだ。
でも最近じゃ串から肉を外して食べる輩もいるという。
複数人で行って注文をすれば確かに皆で食べやすいだろう。
でも俺はその食べ方に甚だ疑問だ。
それで美味いのか?
確かに味は変わらない。
でも雰囲気が違う。
以前、ドッキリ番組で見たことがあるが、高級レストランで出されるアイスを安いカップアイスに代えて客に食べさせても「あ〜これは違う、相当高いよ。」と客は言っていた。
結局は雰囲気なのだ。
雰囲気にやられちゃってるだけなのだ。
雰囲気イケメンという言葉もあるぐらいだし、結局は雰囲気なのだ。
バーベキューだってそうだ。
あれもスーパーの安い肉だって美味い。
それはあの大自然が美味しさの一部となってカウントされているからだ。
焼き鳥も一緒だ。
肉と串で初めて一つの食べ物なんだ。
肉だけならそれはただの肉でしかない。
串に肉が刺さっていることで、焼き鳥という逸品に昇華されるんだ。
焼き鳥が串に刺さって焼かれて提供されることには意味がある。
意味があるから焼き鳥は廃れずに今もあるんだ。
その意味とは「串に刺さってる鶏肉は美味い」だ。
ただそれだけだ。
理由は知らねぇ。
科学的理由なんて知らねぇ。  
知らねーけどとにかく美味いもんは美味いんだ。
いいから黙って串のまま食え。
屁理屈はいらねぇ。
ちなみに串に刺さっていない地鶏の炭火焼なんかも美味い。
結局、串がなくたって美味いもんは美味いんだ。
屁理屈はいらねぇ。

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