確認事項 まとめ
出版社から漫画の依頼があった際に、一番初めに確認しておく必要がある項目を調べて、まとめておこうと思います。足りない部分がありましたら、随時、追記していきます。
全て証拠として残るメールでやり取りすることが大切です。
↓お金について確認しなかった為に、途中で出版社さんとの取引が駄目になった経験を踏まえて記します。
https://note.com/notetora2525/n/naba58c19f884
★⒈【お金について】
何よりもまず、一番初めにお金について明確にやり取りする必要があります。
疑問に思ったことは遠慮無く、分かるまで確認してください。
①原稿料について
・白黒ページ、一枚につき税別でいくらか。
・カラーページ、一枚につき税別でいくらか。
②どういった販売形式をとるのか
・電子配信になるのか、紙媒体になるのか。
③電子配信の場合の売り上げについて
・電子配信の売り上げの内、どれだけの金額がこちらに入るのか。具体的な数字。
④印税について
・印税は貰えるのかどうか。具体的な数字。
⑤振り込みについて
・振り込み期日はいつになるか。
・振り込み手数料はどちらの負担になるか。
※税込みの価格だと、例えば消費税率が10%の状態で
一枚、税込みで4,000円
と言われた場合、実際の収入は3,600円になります。
税別で聞けば、消費税率が途中で変わったとしても、提示された金額が実際の収入と変わることがありません。
★2.漫画制作にあたって
絵や漫画を描くことは凄く大変なので、不明瞭な事柄があるとパニックになりました。最初にどういうことを聞いておけば良かったのか振り返って記してみます。
①どのジャンルの漫画なのか
・「描いてみませんか?」というお誘いのメールにはどのジャンルなのか具体的なことは何も書かれていませんでした。こちらから尋ねる必要があります。
②何ページの漫画なのか
・扉絵(カラーページ)を含めるのかどうか。カラーページは全部で何ページなのか。
・白黒ページは全部で何ページなのか。
③原稿のサイズ
・扉絵(カラーページ)のサイズ
・白黒ページのサイズ
用紙サイズ、 断切サイズ、内枠サイズの3つを聞く必要がありました。
デジタルで漫画を作成する場合は画像解像度数についても尋ねます。
④トーンの線数
・原稿用紙のサイズによって、使っても良いトーンの線数が決まっていました。これも決まりがあるのかどうか尋ねてみてください。
⑤見開きページを作っても良いか
・電子配信の漫画だった為、確認したところ、1ページずつ表示したい為、見開きページは禁止でした。
⑥扉絵のラフ画を作るにあたっての注意事項
・扉絵のラフ画をお願いされ、それを描いた後に
「Hな表現を含むので、それが扉絵から分かるように描いてください。
Hな表現を苦手とする方が間違えて読まない様にする為に必要です。」
と教えていただきました。
ラフ画を描く前に聞きたかったです。
こちらから、決まったルールがあるのなら教えて欲しい、具体的にどういう扉絵が望ましいかと、描く前にある程度は確認しておく必要があります。
★3.著作権について
・聞かないまま、取引が終わりました。
また機会がありましたら、著作権はどうなるのか聞いてみようと思います。
全ての出版社さんや編集さんがそうだとは全く思わないのですが、今回、ご縁のあった担当編集さんは
こちらから聞かない限りは教えて貰えないことが多かったです。
チェック項目を事前に準備しておくと良いと思いました。
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