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元創価学会員が思う「創価衰退の最大の要因」を聞いてほしい

要約:「選挙」は創価学会の活動で最重要レベルと意識されているが、その結果として行われてきた「政治」すなわち自民公明の連立政権が「失われた30年」のほとんどにおいて与党になるものの結果を出して来なかった。すると政治に対する不信感は若い世代に根強く浸透し、選挙活動を熱心に行う創価学会の姿に共感できないと思う若い2世、3世達が多数発生し、学会離れが進行したと思われる。

俺の母親は超熱狂的創価信者

 題目を唱えても幸せになんかならない。俺の母親は絶望的に頭が悪くて、創価学会の活動やってれば幸せになれると思い込んでる思考停止・批判的思考無しの馬鹿だから、ディストリビューターじゃないけどアムウェイの鍋買ってるし、悪徳業者に不安煽るような事言われて信じちゃって家の無駄な修理してるし、創価学会員のくせに他の宗教の勧誘のビラ受け取ってるし、馬鹿すぎてちゃんと騙されたり、ぼったくられたりしてる。俺含め子供全員が呆れてた。

創価学会にいる人達は基本的に真面目で善良な人達しかいない。本当に人格者しかほぼ見たことがない。1世は特にね。そういう場所に入り浸って良い人と会ってばかりいたら、騙されやすくなる。人を疑わなくなる。人の言葉を安易に信じてしまう。お題目に効果があると思い込むだけでも騙されやすいということであり、創価内部の環境がさらに疑う事を忘れさせて、人に騙される。

 ただ俺の母親は善意の押し付けが酷い。人が問題に直面して、精神的に弱ってる時に「題目だ、信心だ」とか言ってここぞとばかりに宗教勧誘する。多分純粋に人を助けようとしてるし、創価学会で奨励されてるからという理由もかなり大きい。

 Twitterで「ヤバい宗教にハマるのは他人を助けたがる人」っていうツイートを見たんだけど、まさしく本当にその通り。創価学会は純粋に人を助けたがる、本気で人の幸せを願って

「そういう時こそ、信心だよ?お題目あげてごらん?」

って言う人が混ざってる。代表例が俺の母親でマジでそんな感じ。しつこく勧誘する熱心な創価信者はたくさんいると思う。そうじゃなさそうな人もたくさんいるが。

 創価学会員は信仰して「この世を良くしたい」と純粋に思っている。実は勤行をするたびに世界平和を祈っている。勤行はお経を読んだり祈りを捧げるような儀式で、基本的に毎日やるものだ。勤行には決まった手順があって、最後の部分で「個人の祈りを捧げる部分」「先代の学会の指導者とか先祖の霊の供養を祈る部分」「世界平和を祈る部分」とかに分かれている。勤行するたびに毎回祈ってんだけど、祈り届かず、ロシアがウクライナに戦争を仕掛けて、ガザ地区が大変なことになっている。マジ意味あんの?

 創価学会では「折伏(しゃくぶく)」「広宣流布」が大事だと言われる。「折伏」は相手に仏法を説いて理解させること、みたいなイメージである。「広宣流布」は勿論広めることだ。これを組織が奨励してるから、熱心な人ほど「折伏だ、広宣流布だ」って言って勧誘してしまう。折伏しました、入信させましたって座談会で報告したら拍手喝采が起きる。信者は折伏に成功したら褒められるし入信した人は幸せになってくれると思い込んでいる。だから熱心な信者ほど勧誘のチャンスを探し続けてる。

 俺の母親はあまりにも宗教熱心過ぎて聖教新聞を一月に3部取る時があったよ。同じ新聞が毎日3部来ていた。座談会の時以外絶対読まないくせに。読まないくせに!!どうせ暇な時はスマホいじって動画見たりラインで話してたりしてるだけなのに、嬉しそうに無駄に金使って創価学会に貢献していた。意味分からん。ナンミョーナンミョー唱える勤行だけじゃなくて、こういうことも福運が付いて幸福に繋がることだと思っている。頭イカれている。

 俺の祖母の代から創価学会員だから俺は三世である。祖母は認知症になり、5分話をしただけでどんな人でも「この人は認知症だな」って絶対に分かるぐらい症状が進行していた。5分間に同じ話が30回くらいループする感じだったのだが、それ以前のそこまで症状酷くないかなと甘く見ていた時に祖母はまだ1人暮らししていて、ウォーターサーバーの訪問営業の人が来ていたらしくなぜかウォーターサーバー置いてあった。絶対によく分かってないボケ老人を言いくるめて、この書類書け、書けって騙して契約させたに決まっている。その業者はまだ存在しているからここに書きたいぐらい憎んでいるが確たる証拠は無い。それがきっかけで一人暮らしをやめさせた。

 普通に考えてナンミョー唱えてたら幸せになれるとか思うのはおかしいと思う。俺には姉が2人いるが、上の姉はまだバリバリ現役の創価学会員だけど、何回も流産・死産してるしね。下の姉は精神を病みやすくてアル中みたいになった時もあった。

 俺の母親はクソ熱心な狂信者だったけど、お布施は気持ちだけって言って毎年1,000円だった。お布施をたくさん払えなどと言われることは絶対に無いと思う。年会費は無いがその代わりになってると思われるのが、聖教新聞、公明新聞、大白蓮華(だいびゃくれんげ)の購読。大百蓮華は学会の歴史や「御書」と呼ばれる仏教の聖典を解説したものだった気がする。この3つは創価学会員ならみんな購読していると思う。

創価学会は信者からお金を搾り取るような組織ではない。統一教会とは違う。幸福の科学みたいな、お金払ったら祈願を受けられるみたいなものもない。題目を唱えるのにお金はかからない。でも聖教新聞を取らないって言うと「えっ」て反応はされると思う。

 俺からの意見として、創価学会自体が子供に信仰を強制する、無理やり勤行させる、無理やり座談会に連れて来させる、とかやったりは絶対しないと思う。俺の経験的にはそう言える。昭和じみてない、ブラックな体質が無い。非常に自主性を重んじているし、子供を大切にする組織だったと思う。そもそも対話で人を入信させようっていうのが根本の組織だった。矯正するとか、罰を与えるとかそう言う感じじゃない。だから統一教会の恋愛禁止とか、エホバの証人の鞭で叩いて罰を与えるみたいな話は、創価学会員はドン引きしている。すごい平和だった。

 創価学会の批判をするなら、仏教そのものを批判するのか?そもそも宗教そのものの存在に反対してるのか?と思う人がいるかもしれない。違う。仏教、キリスト教、ヒンドゥー教などの「古い時代に生まれた宗教」は否定できない。その一方で「新宗教」たとえば統一教会、幸福の科学、顕正会、こういうのは新しいものは否定できる。なぜか?決定的な違いがあるから。

 「古い時代に成立した宗教」は治安を維持して社会を安定させて国を統治するために便利だから流行らされ、定着させられた。その性質として一番大事なことが、死後の世界について言及してること。悪いことをしたら地獄に落ちる?誰が確認したんだ?死後の世界なんて人間は見に行けないんだから、科学的根拠に基づく肯定も否定もできない世界なんだから「死んだ後どうなる」ということを教義として定義している宗教は、人間には否定できない

 その一方で「新宗教」には、とんでもない大嘘が真実であるかのように語られている。その嘘というのが「こうすれば生きている間に幸せになれる、近づく」っていう話。現世の利益の手に入れる系の宗教だ。壺を買ったら幸せになれる、ナンミョウホンレゲキョウを唱えていたら幸せになれる。「これをしたら生きてる間に幸せになれる」って言ってる宗教は、科学的根拠が一切無いし、全部嘘だと思う。なぜなら、幸せになれない人間なんていくらでもいるから。

 今時は中央集権国家が成立して、軍隊も警察もいて、治安が守られていて混乱してないから宗教のルールで国を治める必要が無い。だから今の時代にキリスト教とか仏教とか生まれても流行らないと思うし、日本にキリスト教が持ち込まれた時に流行らなかったのは大名がちゃんと治安を守っていたからだと思う。今の時代に求められているのは目の前の幸福とか経済的な利益だ。「え、ナンミョウホンレンゲキョウを唱えるだけで、彼女もできた、突然会社の業績も上がって給料増えた、創価学会万歳!」みたいに、現代で求められている欲望を満たせると勘違いさせる宗教が流行るに決まっている。つまり「ルールを守ったら天国に行けるよ」系の宗教が昔流行って「こんなことをしたら幸せになれるよ」系の宗教が今流行ってる。

創価学会は「選挙のための組織」

俺の母親の選挙期間中の熱気は本当にすごい。めちゃめちゃ色んな家回って選挙で公明党に投票するようにお願いしに行っている。その選挙のエネルギーを何かビジネスに向けてたらうまくいって財を成したんじゃないかってくらいかなり頑張って来た。ろくに景気なんて良くならないのに。

 だから俺の母親は馬鹿である。学習能力が無い馬鹿。政治家に期待したって景気は絶対に良くならない。政治に期待するんじゃなくて、国が変わるのを待つんじゃなくて、自分で商売上の努力をした方が早いに決まっている。公明党に票入れたおかげで給料増えたなんて一度も母親から聞いたことないのにどうして頑張っているのだろうか。

 今の若者は選挙に行かないけど、それは失われた30年を生きて来て成功体験がないからだ。政治のおかげで景気が良くなったことなんて無いんだから当たり前だ。若者は賢いから選挙になんか行かない。意識が低いのではない。学習能力が低い、権力が絡み合う世の中の現実を知らないバカだけが投票に行く。政治家という詐欺師に騙されないために行かないんだよ。

 政治のおかげで景気なんて良くなる訳ないのに、選挙前の座談会は熱狂しまくり。何か普段とは空気が違っていた。やる気に満ち溢れてた。体育祭直前の緊張感みたいな。

 「日々勝利、勝利を積み重ねていきたいと思います」と言うとみんなが楽しそうに拍手する。「勝利」という言葉は創価学会に来たらめちゃくちゃ聞こえてくる。とりあえず、選挙で公明党と自民党が当選して与党になったら「勝利した」ってことらしい。

 創価学会員として生きて来て、自民公明が政治を担ってきたおかげで一向に景気は良くならず、両親の給料も上がらなかったし、俺の親父の会社は潰れて親父は無職になった。すばらしい「勝利」だなって感じ。これはどこの党が与党になってもどうせ同じだ。立憲民主党でも共産党でも同じ。政治のおかげで景気が良くなることなんてないって失われた30年を生きてきて学んだ。創価学会の中にいて他の子供よりも比較的政治に関心のあった人間だからこそ、政治ほど人を欺く悪意に満ちたものは他にないと思った。政治は「国民を騙して国民から搾取する責任を、政治家を選んだ有権者自身に負わせるための、既得権益を守るためのイベント」だとしか思わない。これは一生変わらない。

 役に立たたずの詐欺師を政治家として当選させて、景気は全く良くなってこなかったけど「選挙で当選させた」っていう結果だけを創価学会員は喜んでいる。公明党が議席を取れば、連立政権を担っていれば、日本の景気が悪化してもOK、勝利してる。それが創価学会。意味が分からない。役に立たない詐欺師=政治家に税金ジャバジャバ与えて、何が勝ったっていうの?実際景気が良くなったら「勝利した」って思っていいと思うけど。口だけの詐欺師達を当選させて大喜びして、失われた30年で全く結果を出さなかった。景気は良くならなかった。それが現実だよ?創価学会の皆さん?南妙法蓮華経唱えて何に勝利したっていうの?

 創価学会は失われた30年を振り返って何を思ってるんだ?民主党に政権取られた時以外「勝利した」って言うのか?自民公明のおかげで景気良くなったって感じてる国民はほとんど存在しないと思うよ?

 だから俺は

創価学会の衰退は、学会員としての活動の最重要部分である選挙活動に起因する「政治」が全く結果を出していない、日本の経済を改善してないから起きている

と思う。自民党・公明党に票入れたらすごく景気が良くなって「創価学会員として選挙活動を頑張った結果が出てる」と思ってたら、自然と学会員は増えると思う。人間とはそういう生き物ではないか。だから俺が学会員として活動してた時に景気が良くなってたら今も信仰してたかもしれない。

 俺の中では創価学会は宗教組織というより「政治的組織」にイメージが近い。俺は平成の失われた30年の中で生まれ育ってきた人間だから、政治に対する期待感が全く無くて政治家は詐欺師と同等の生き物だと思ってる。選挙の時だけ、野党の時だけ無茶苦茶熱心に国民に寄り添うようなこと言って、与党になったら税金増やして、多方面に垂れ流していく。そういう生き物だと思ってる。

 そんな詐欺師達、犯罪者集団を応援しろって言われても無理だ。だから自分にはカルト染みたイメージすらある。

 座談会に行くと時々テレビに出てる政治評論家みたいなのが公明党の素晴らしさを語るビデオみたいなの見せられていた。公明党に投票する人間を生み出し、維持していくための勉強だ。公明党と連立を組む自民党に投票する人間を生み出し、維持していくことにも繋がるから、自民党は創価学会にも公明党にも配慮するに決まっている

 振り返ってみると創価学会はとにかく「選挙で自民党と公明党に投票しようぜ」という雰囲気がすごい組織で、選挙の票を集めるための組織だと思う。

 だから学会員は公明党に票を入れること、周りの知人友人、親戚に頼んで票を入れてもらうことが福運が付くことだって多分思い込んでるんだと思う。選挙は信仰活動の一環ですらある、みたいな意識があるんじゃないか。公明党の議員が当選して喜んでも俺の親父の会社は潰れているがね!!!

いや〜、岸田。岸田文雄。お前の給料3800万円か。俺の父親無職だぞ。無職。年取ってから会社潰れて、正社員として再就職なんて無理無理。だから俺は予備校通えなくて、アルツハイマー型認知症のババアの介護しながら、家でずっと勉強してたよ。外で徘徊するたびに家に連れ戻してたな。金が無いから私立は無理って言われたから、必死に国立目指して勉強したよ。

公明党の言う「政教分離」って何?

 ここで政教分離について、公明党の市会議員である行田朝仁 (ぎょうた ともひと)氏の説明を見てみよう。

憲法第二十条に定められる「政教分離の原則」は「国家と宗教の分離」のことで、規制対象としているのは、「国家権力」の側。そもそも権力を縛るものであり、国民や団体を縛るものではありませんので、創価学会という支持団体(宗教法人)が公明党という政党を支援することは、それに抵触するものではありません。

https://www.komei.or.jp/km/gyota/2023/11/20/%E3%80%88%E5%86%8D%E6%8E%B2%E3%80%89%E3%80%8C%E6%94%BF%E6%95%99%E4%B8%80%E8%87%B4%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%8D%81%E6%9D%A1%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84/

「国家権力による特定の宗教の擁護」について考えてみたい。公明党が自民党と連立を組んで政権与党を形成しているとする。ならば

その政権与党が「創価学会やら統一教会やらの宗教組織について、無理やり信仰させられている2世3世信者が宗教的虐待を受けても問題を放置している」のであれば、それは組織票という形の政治的利益の供与に対する「特定の宗教の擁護」には当たらないのか?

 親から信仰を強制されてる?本人の意思とは無関係に?生まれた時点で勝手に信者にされた?

自民党、公明党としては大変ありがたい話。自分達に票を入れる人間として、生み育ててくれるなんてありがたい!だから国家権力は宗教的虐待に介入する必要ナシナシ!虐待してくれてありがとう!そのまま親の言いなりになって、俺たちに票を入れ続けてくれ!

 創価学会自体が信仰を強制してくることはない。絶対に無い。熱心な親が子供に強制してくるんだよ。分かってる?

 家庭の問題だから組織には問題無い?

2世3世が声を上げても無視し続けて「擁護」し続ければ、自分達の獲得票数は安定的に得られるもんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 俺は生まれてすぐに創価学会員にさせられた。生まれた時点で本人の意思とは無関係に入信させることは親の宗教的虐待だ。こども家庭庁が親の信仰で子供が虐待受けてることについて調査したみたいだが、全ての宗教組織の子供についてしっかり調べたほうがいい。

最後に

 創価学会で聞かされる「信仰体験」。これは、なぜか成功談だけしか聞かされない信者に信仰心を持ち続けさせるために。そんな訳が無い。創価学会員として信仰活動を長年頑張ってきたけど、ダメでした、人生うまく行きませんでした、そんな人絶対いるに決まっている。その素晴らしい例が俺の家庭だ。現役の創価学会員諸君、ぜひ俺の人生も聞いて欲しい。失敗としての「信仰体験」をね。うまく行った話もあると思うし、実際何回も聞かされて来たけど、自分みたいにうまくいかないことだってあるに決まってんだから。


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