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「ピンポン」その2

前回の続きです。


松本大洋さんの作品「ピンポン」は、「才能と努力」「天才と凡人」がテーマだと、個人的に感じています。

スポーツや芸術の世界など、努力はもちろん必要だと思いますが、「プロとして、その道で食べて行く」「世界で通用するレベルになる」とステージを上げて行くにつれて、やはり才能の壁が立ちはだかるのではないかと思います。


「ピンポン」の登場人物は、みんな最終的に魅力的に感じますが、それは、才能の有り無しに関わらず、全力で努力しているという共通点があるからだと思いました。


「ピンポン」には名ゼリフも多く、ライバルの1人「佐久間(通称:アクマ)」の「血反吐(ちへど)吐くまで走り込め、血便出るまで素振りしろ」というセリフが好きです。

また、改めて漫画を読み返してみて、今まであまり記憶に残っていなかったセリフが目に留まりました。

主人公たちの師匠の1人でもある、「オババ」の「技術叩き込むだけがコーチングと違うぜ、小泉よ。そんなもの本開きゃ書いてある」というセリフです。

やはり、スポーツでも仕事でも、スキルやテクニックだけではなく、メンタルが大切ですよね。


才能が影響する部分というのはどの世界にもあるにしても、結果を出すためにベースとなるのは「努力」だということに変わりはないと思いますので、僕も日々努力していきます。


森哲平

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