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カウンセリングで学んだこと

私が初めてカウンセリングというものにお世話になった時の話をします。

まず、カウンセリングというものに躊躇いがある人がもしいれば。あまり身構えず、頼ってみることをおすすめします。かくいう私も最初は少し抵抗がありました。自分の心が弱いことを認めてしまう気がしたからです。

でも、いざ初めてカウンセリングをした時、今までもっていたモヤモヤの感情よりも、前に進めるような気がして息がしやすくなったのを覚えています。

カウンセリング=見知らぬ人に身の上の相談をする、そして身近な人はなかなか言いにくいような事も言葉を選んで適切に伝えてくれる

見知らぬ人に相談をすることって、イチから相談しなきゃいけないので時間はかかりますが、何も隠さず話せることは利点です。例えば家族の問題を友人にしたくても、完璧な悪口って言えるでしょうか。私はやっぱりどこか気にしてしまいます。友人の家族の関係性とか自分へのイメージとか、少なからず気になるのです。その点、カウンセリングでは言いたい放題です。そして親身に聞いてくれます。何よりも、考えてもみなかった質問が飛んでくるのです。

カウンセリングでは神様からの言葉一覧みたいなのをベラベラ言われることはありません。どちらかというと、話している過程でいろんな質問をされて、自分で考えていく中で少しずつ問題点が見えてくるのです。

前置きがかなり長くなりましたが、私がカウンセリングにお世話になったタイミングは、大好きだった父を亡くしてしばらく経ったタイミングでした。昔から父は私の憧れで、社会人になってからは2人でご飯に行ったりするような仲でした。そんな父が亡くなってすぐではなく、少し全てが落ち着いてきたタイミングでみるみるうちに体調がついて行かなくなりました。私は家族を亡くした辛さからくるストレスと結論づけていたのですが、実は違うとカウンセリングに行って気付かされました。

それは、父が亡くなった事で1人になってしまった母に対して、全力で自分が父の代わりになろうとしていたことによるストレスでした。母は結婚してからずっと専業主婦で、父とすごい仲が良く、子供としても理想の夫婦像でした。家族関係が非常に密であった事もあり、どうにかそのポッカリ空いた穴を埋めたい、じゃないと母はどうなってしまうかわからない、その一心で過ごしていました。

頻繁に実家に顔を出す、LINEには即時返信、何かあったらすぐに対応、とりあえずは母を第一に。今考えてみると、母にそれを無理強いされてはいなかったものの、私が勝手にそのような行動をとっていました。

これをカウンセリングで気づき、「自分のために生きているか?」とカウンセラーに聞かれ、私の自分との向き合い方が変わってきた気がします。

もし同じように悩んでいられる方がいられましたら、是非見知らぬカウンセラーの人に頼ってみてください。彼らはプロです。


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