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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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#ビジネス

優秀なエンジニアと働いてわかった成長するための立ち回り

私は決して世界レベルで優秀なエンジニアではない。ただ、幸いなことにグローバルに活躍するエンジニアの方々と一緒に仕事をする機会には恵まれてきた。 エンジニアとしてだけでなくビジネスマンとしても、彼らからたくさんのことを学ばせてもらってた。 今日は彼らから学んだ成長するための立ち回りについて紹介しようと思う。 質問力が高い彼らと働いていて驚かされたことがある。 それは「これほど優秀な人がこんな基本的なことを質問するのか?」という場面に何度も出くわしたことだ。 知らないこ

AI受託開発 という起業が流行っている

流行っているAI受託開発起業  最近、AI受託開発で起業している会社をよく見る。ホームページを見るとどこもやっていることは似たり寄ったりではあるのだが、AI関連のプロダクト開発や業務改革プロジェクトを行っているクライアントに対して、コンサルティングや開発リソースの提供を行っている。  かくいう私も、生成AI開発向けのSaaSの提供で起業しつつAI受託開発で9割以上の売上を賄っており、初年度から1億円程度の売上の着地を見込んでい る。 なぜ流行ってる?シンプルに、需要があり、

ローコードとLLM 〜最適化と自己修復の未来〜

まとめプログラミングの未来では、最適化と自己修復がキーワードとなり、エンジニアは検品作業が主な役割になると考えられます。 ローコードツールは、否応なしにLLMとの共存を求められ、対応できなければかえって足かせとなってしまい淘汰されるでしょう。 そして、ローコードやノーコードの概念が意味を持たなくなるでしょう。 しかし、未来はシステムのチューニングに焦点を当てた業務になり、チューニングのための学習データを幅広に獲得できる現在のローコードプラットフォーマーは、きたる未来に備えて強

エンジニアとビジネスの距離感の難しさ

はじめにタイトルの通り最近「ソフトウェアエンジニアがビジネスの話をする」って極論かなり難しくねと思っており、まだまだ自分の中にも答えはないが書いてみる。 逆に読むと良い記事、書籍、論文があるなら教えて欲しい。 背景近年「エンジニアは事業貢献してこそ」「エンジニアもユーザファーストでビジネス貢献」といった言説がIT界隈で増えて来ている感じがしている。 これは本当に良いことだと思っていて、技術や業界全体の経験の積み重ね、研究活動によって、技術やノウハウがコモディティ化したこ

「アジャイル」という言葉や「変化」を苦手に感じる方にこそ知ってほしい、ゆるくはじめるアジャイル

今や、ソフトウェア開発シーンでは当たり前のように語られている「アジャイル」という開発手法。近年は、開発以外の文脈でも活用されるようになってきました。 リコーにおいても、アジャイルは開発者に限ったものではなく「新たな価値を創出するために必要な、基本的なスキル」と位置付けています。 その一方で、アジャイルに対して、よく目にする言葉だけれど「わかるようで、わからない」「開発手法だから私には関係ない」「なんだか苦手」という意識を持つビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。

DXコンサルが絶対に言わない後ろめたい真実

【お知らせ】200名以上の有名企業のCxO / 責任者クラスのトッププレイヤーを、月額定額でアサインできる「SHARE BOSS (シェアボス)」というサービスを運営しています。DXや事業開発に関するお困りごとや、お悩みがございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。 https://shareboss.net/about/ 2019年くらいから、デジタルトランスフォーメーション (DX) の相談を受けるようになって、今はアドバイザーみたいなのを含めて10社くらいお手

技術バカだった私の仕事観を180°変えた言葉

こんなことを言ってはなんですが、若い頃の私は、「お客様」や「顧客ニーズ」、もっと言えば、「製品が売れるかどうか」なんてどうでも良かったように思います。新しい技術を開発し、「製品に実装すること」が私の仕事のモチベーションのすべてでした。 私は、1989年に松下電器産業(現・パナソニック)に技術者として入社しました。 趣味のオーディオをやりたいと思っていたのですが、大学・大学院でデータアクセスに関する研究をやっていたこともあって、最初に配属されたのは情報通信関西研究所(当時)

メタマテリアルから考える今後10年の設計のゆくえ

本稿の概要 本稿では人類が新たに獲得しようとしている設計対象としてメタマテリアルを紹介し、メタマテリアルが新たに開拓する設計手法や製造業の進化を展望します。まずメタマテリアルとは何かについて述べ、その後メタマテリアルを産業に適用するための課題を述べます。その後、メタマテリアルを設計するためにはどのようなコンセプトや手法が必要なのかを述べ、今後の設計の在り方について展望します。 メタマテリアルとは何か? メタマテリアルという用語にはいくつかの定義が存在しますが、最も広い意味で

スキル0、知識0、人脈0から3ヶ月で開発したサービスが運営2年半で企業に買収されました

個人で初めて開発したお笑いライブの検索サービス「ワラリー!」をplayground株式会社に売却しました。 開設当初から「ゆくゆくは企業として安定的に運営したい」と思っていたので、ひとつ目標が叶ったかたちです。 このnoteでは個人開発サービス売却の経緯と理由をまとめました! 2023.03.19 大幅に加筆修正しました。 公開時より2倍のボリュームになっています! どんなサービスを売ったの?お笑いライブの検索サービスです。 日付や出演者の名前で全国のお笑いライブを横断

有料
1,000

さよならアーキテクチャ議論

ポエム。 つまり?予算やチームのリテラシーに合わせて最速で作れて、チーム内で「俺ら高凝集低結合だなー」と思えるなら、アーキテクチャはなんでもいいと思えてきました。 前提・まだ割と収益が安定してないプロジェクトでの話です。お金があるなら好きにやりましょう。Go Bold。 ・DDDやクリーンアーキテクチャがダメとは言ってないです。むしろ自分は直近そこまで厳格ではないクリーンアーキテクチャでAPI書いてます。 ・以前こういうポスト書くくらいにはアーキテクチャのこと試行錯誤

システム開発にテストは重要?やらなくてもいいのでは?

最近は料理のnoteばかり投稿していたので、久々にPMっぽい投稿をします。システム開発を行う中で、けっこうおざなりにされている工程があります。それが、テスト工程です。システム開発は、要件定義や設計からはじまって、製造、テストという流れで(大雑把に言っています)進んでいきます。テストは、製造経験の少ない若手が担当する工程ということもあり、軽く思われがちな工程ですが、バグを検出する工程なので、本番リリース後の障害発生を未然に防ぐ最終防衛工程です。ですので、本来は高価値な工程なので

ソフトウェアテストは「バグを見つけるため」に行うものではない。実施した範囲内で、これ以上「バグが見つけられない」ことを証明するために行うもの。

この業界の方々でも、けっこー間違えて認識している人がいますよね。 まず「モノ作り」の基本大原則に触れておきましょう。それは、 ということです。そのため、必ずバグ(不良、欠陥)は存在します。しないわけがないのです。もちろん運よく、たまたまバグが無いなんてこともありますが、少なくともその人が「今後も絶対にバグが無い」ことを100%保証するものにはなりえません。だって運よく、たまたまなんですから。再現性の欠片もありません。 そのため、JSTQB(ソフトウェアテスト技術者資格)

AIカンパニーCEO、LINE社執行役員就任にあたり

LINEにきて3年あまり、これまでMessaging APIの普及啓蒙にはじまりDeveloper Relations活動全般、その後LINE BRAIN事業を担当して参りましたが、2月15日付でAIカンパニーCEOを拝命することになりました。それに伴い、LINE株式会社のAI事業統括担当の執行役員に就任しております。 LINEではカンパニー制をとっており、各事業の意思決定スピードをより一層早めるとともに、該当領域でWOWなプロダクト・サービスを作り上げていくことを目指し、

なぜ機能を削るのが良いのか

基本忙しいな〜と思いつつ、幸いにも仲良く仕事ができてることが多い。その理由を考えてた時に気づいたことをまとめたのがこの文章になる。ここで言いたいことはつまり、「機能を削ることはユーザーと開発チーム双方にとって、恐らく各位が考えている以上に良いことだ」ということだ。 なお、サムネは「機能を削ぎ落としていく過程はまるで彫刻製作のようだ...」と一瞬考えた時に程よい画像をとってきたのだけれど、単純にキモいなと思ったのと、的を射ているようで射てない気がしたし、プロダクト開発も彫刻も