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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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2021年10月の記事一覧

エンジニアの目標設定って難しいよね、という話とOKRでなんとかできるのではという話

「目標設定、ニガテなんですよね」組織に属するメンバーを育成し、評価する。そのための材料として「目標設定」を活用している組織は多い。MBOか、それに類する形を採用しているところが多いのではないか。(観測範囲での判断なので今は違うかもしれない) そして、「目標設定」を行う組織は多いというのに、「私、目標設定得意なんですよ」というエンジニアの存在は寡聞にして存じ上げない。なぜなのだろう。 エンジニアの目標設定は難しい?組織のレベルでは、「売上○○円」「ユーザー数○○人」「平均D

数学における「自明」の意味

一昨日、数学における「自明」の意味について ツイート したところ一定の反響がありました。 数学の教科書において「自明」「明らか」といった言葉は頻出でありながら、本文でその意味がちゃんと説明されることは稀で、結果としてそれらの言葉を 誤解 している人や、それらの言葉が使われることに 圧力・反感 を感じる人も一定の割合でいるようです。 この記事では、その言葉の意味を説明すると共に、なぜそれらの言葉が数学において必要であるのかを解説してみたいと思います。 背景三日前、 数学系

ボーナス制とITエンジニアの相性

47歳さんの退職漫画が話題でしたが、フィクションとノンフィクションの狭間を行くこの漫画で主人公の47歳さんが退職を決意したキッカケはボーナスでした。ボーナスというのは過程ではなく、あくまでも成果を軸に評価した結果となります。 私もこれまでボーナス制の会社と年俸制の会社のそれぞれで中間管理職をしてきました。メリット・デメリット双方ありますが、圧倒的に年俸制のほうがピープルマネージメント上のリスクが少ないです。今回はそんなお話です。 99日目で実は本人以外はボーナスが出ていた

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小4プラグラマー|こどもがプログラミングに熱狂的にハマった3条件

これは、全然プログラミングにハマらなかった小3息子が、小4になってめちゃくちゃハマった話です。 3つの条件が揃うことで「強烈な作りたい」が最初に生まれ、勝手に覚えるようになりました。いい学びがあった話なので、ぜひ共有させてください。 (家庭によって、Scratchとか、プログラミングスクールとかいろいろ試していると思いますが、わが家は最終的に、toio Do(ロボット&ビジュアルプログラミング)で完璧にハマりました) 息子がプログラミングに熱狂的にハマった3つの条件結論

CTOに求められる3つの能力 ~EMやTLとの違いとは?~

今回は、ZOZOテクノロジーズ(現ZOZO)でCTOを務め、現在はバイセルテクノロジーズ 取締役CTOの今村さんの「CTO論」を伺いました。 今村さんは、12年間のCTO経験があり、その間「エンジニア組織づくり」「技術広報」「情報システムの整備」「技術戦略策定」「人事制度策定」など、様々なCTO経験をお持ちの方です。 それらの経験を元に「CTOに求められること」特に「CTOと、EM(エンジニアリングマネージャー)やTL(テックリード)との違いは何か」について伺いました。

ガバメントクラウドの調達公示への考察

10/4 に以下の URL に「デジタル庁におけるガバメント・クラウド整備のためのクラウドサービスの提供-令和 3 年度地方公共団体による先行事業及びデジタル庁 WEB サイト構築業務-」が公示されました。 まず、最初にこれだけの規模感・数のテナントを管理するであろうマルチクラウドは日本のどこでも運用されていない(と思われる)ため、考慮点を網羅することは難しいですが、ガバメントクラウドの運用に備えて先んじて検討して、先行事業の検証内容に生かしていくことが継続的に必要だと考え

技術バカだった私の仕事観を180°変えた言葉

こんなことを言ってはなんですが、若い頃の私は、「お客様」や「顧客ニーズ」、もっと言えば、「製品が売れるかどうか」なんてどうでも良かったように思います。新しい技術を開発し、「製品に実装すること」が私の仕事のモチベーションのすべてでした。 私は、1989年に松下電器産業(現・パナソニック)に技術者として入社しました。 趣味のオーディオをやりたいと思っていたのですが、大学・大学院でデータアクセスに関する研究をやっていたこともあって、最初に配属されたのは情報通信関西研究所(当時)

実録!ルビ機能開発の裏話

こんにちは!noteでPMをしているこにしです。 普段はカイゼンチームというところでnoteに関するあらゆる機能の改善を担当しています。 先日、noteでルビ表現をできるようにする機能をリリースしました。 ルビ機能自体も大変好評で面白いものなのですが、起案からファーストリリース、その後の改善など一連の流れもnoteらしく面白いものだったのでぜひお伝えしたいなと思いオープン社内報を書くことにしました。 ----- オープン社内報とは? 一般的には社員しか見ることので

サーバーサイドKotlinという技術選択、あるいはレガシーシステムとの闘いについて

こんにちは、@ar_tamaです。 株式会社Cake.jpに入社して3ヶ月とちょっとが経ちました。現在は開発本部にて、主にマネージャー・テックリードの役割を兼任しています。 この3ヶ月、色々な決断や仕分けを行ってきましたが、今日はその中でも影響の大きかった「メインシステムをPHPからサーバーサイドKotlinへリプレイスを行う」という技術選択について取り上げたいと思います。 技術投資をし続けるのは難しい アプリケーションを開発する上で一般に、OSSとして提供されている言語・

メタマテリアルから考える今後10年の設計のゆくえ

本稿の概要 本稿では人類が新たに獲得しようとしている設計対象としてメタマテリアルを紹介し、メタマテリアルが新たに開拓する設計手法や製造業の進化を展望します。まずメタマテリアルとは何かについて述べ、その後メタマテリアルを産業に適用するための課題を述べます。その後、メタマテリアルを設計するためにはどのようなコンセプトや手法が必要なのかを述べ、今後の設計の在り方について展望します。 メタマテリアルとは何か? メタマテリアルという用語にはいくつかの定義が存在しますが、最も広い意味で