マガジンのカバー画像

#お店 記事まとめ

2,465
思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

立地が店舗成功の9割!?

23年9月にMinimalが新業態となるパティスリーを小田急線祖師ヶ谷大蔵駅(東京世田谷区)に出店しました。「お店の場所はどうやって決めているのですか?」とよく聞かれますので、お店の立地戦略に関して考えてみたいと思います。僕は立地で失敗をしているので、それにも触れます。 立地は店舗成功の9割!?ちょっとおおげさに聞こえるかもしれませんが、これまで店舗や工房などを複数手掛けてきた僕自身の実感としては、決しておおげさではないかもしれないと思います。 それほど、立地は店舗の成功に

ギリギリになったので、【インボイス制度】は、ぶっちゃけ小さなお店にどう影響するのかまとめてみた

「インボイス制度って結局なにしたらいいんですか?」 お店を開けていると、訪れたお客さんからもそんな話を投げかけられることがある。 その頻度は、2023年10月を目前にした今になってめちゃくちゃ増えている。 これまでもインボイス制度の解説はしてきたのだけどな……と思いつつも、その理由はわかる。 人は! ギリギリにならないと! なんならギリギリを超えてないと! やらないといけないめんどくさいことに向き合えないのだ! X(ツイッター)のタイムラインを眺めていても、反対する人の

#260 面接結果と優しさの関係

 以前は面接結果を翌日に連絡しており、お昼までに連絡がない場合は不採用ですと伝えていました。しかし不採用でもお伝えする必要はあると反省し、1年前から電話かメールで合否を伝えることにしました。  面接時にどちらの連絡がよいか選んでもらうことにしたのですが、これが間違いでした。自分が弱い人間で不採用の連絡ができなかったのに、なぜいきなり電話での連絡まで選択肢に入れたのか。(まあ#188を読んで頂くと経緯はあるのですが)  結果どうなったかと言いますと、ほぼ全員が電話での連絡を

離島に残る若者たち、島の伝統食を後世に。

島根県の離島、海士町の伝統食「こじょうゆみそ」は知っていますか? 隠岐島前高校出身で、大人の島留学を卒業した井出さんと大人の島留学の卒業生空本さん、井上さんの3人は業務委託という形で、島の特産物を販売する有限会社海士物産海士支店(以下、海士物産)で働きながら、大学時代の友人たちが起業した合同会社FUngo(ファンゴ)の業務も担っています。 そんな海士物産で働く3名による、”こじょうゆみそ”の仕込みワークショップが行われました! 海士町のあそび場あまマーレにて開催された今

【カタリベ】家事問屋のアイテムをインテリアショップのスタッフに使ってもらうと~inZONE・The JOHNSON STORE店~

2023年9/30(土)~10/22(日)、inZONE・The JOHNSON STORE店にて、大日本市のパートナーブランド家事問屋がポップアップイベントを開催致します。 前回のinZONE with ACTUS宮の森 本店にひきつづき、The JOHNSON STORE店のスタッフ様にも商品を実際に使ってもらい、モノの良さやよりリアルな声などを届ける企画を今回も実施いたします。 家事問屋のアイテムはデザイン的な特徴というよりも「使いやすさ」「しまいやすさ」を考えて丁

「日本を旅する文具店」が九州を縦断して、「山下の山」を探してきた話

「山下の山って、具体的にどこの山を指すんだろう」 そんな疑問を日本全国におよそ40万人がいるという全山下さんが思ったことがあるのではないだろうか。 山中さんや山上さんも思ったことがあると思うし、山田さんだって気になってるはずだ。 とはいえ、全国でも学校に1人くらいはいた「山下」という名字から、どの山か探すことは難しい。 ただ、それは普通の山下さんであるケースだ。 九州の鹿児島県の西側には「甑島(コシキジマ)」と呼ばれる島があることをご存知だろうか。 Dr.コトー診療所と

#259 やらない作業も把握する大切さ

 パプアニューギニア海産には『嫌いな仕事はやってはいけない』というルールがあります。毎月のアンケートで、嫌いな(やりたくない)作業にチェック☑を入れるだけで、理由は一切聞きません。  そのチェックした作業に関しては、1か月間は一切手を触れてはいけません。もし、少しでも触れたら私にめちゃくちゃ怒られます。  「親切心からやっているかもしれませんが、あなたがルールを破ると、他の人も嫌いな作業をやる必要性がでてきます。みんなに迷惑をかけていますよ」と。  ここまでは問題なかっ

ワインがこの世に生まれる瞬間 ~マスカット・ベーリーA・スパークリング2022の話~

こんにちわ!東京都台東区にあるワイナリー『葡蔵人 ~Book Road~』で働く新人🔰マイコです。 2023年度の醸造がはじまって早速大忙しのブックロードワイナリーですが、はじまりの前には、終わりがあるもの。 2022年度の「最後に」リリースされたワイン、これが新人マイコ的にちょっと印象深かったので、みなさんにもぜひご紹介させてください👂 さて、2022年度最後のワインとしてリリースされたのはこちら、マスカット・ベーリーAのスパークリングワインです🥂 華やかな香りとチ

#258 リーダーが優秀なのは環境のせい

 私は自分のことを「一歩間違えれば危ない独裁者」とよく話しています。今はいい方向を向けているから、従業員の話を聞いて争いのない職場を目指しているのが救いです。  とは言え職場では決めたルールの中で細かくうるさく指示するわけですが、その時に『自分だったら』みたいな考え方をしないようにしており、今回はそのことについてお話ししたいと思います。  もし自分が組織のリーダーだったとして、自分がイメージしている動きができていない従業員がいたらどう感じるでしょうか。

【カタリベ】いつもの食卓に漆器を使用してもらいました~アクタス仙台店

2023年8月26日 ~9月24日、アクタス仙台店にて、大日本市のパートナーブランド「RIN&CO.(リンアンドコー)」がポップアップイベントを開催致します。 RIN&CO.(リンアンドコー)は、日本最古の漆器の産地、越前で長年漆器を作り続けてきた「漆琳堂」が展開する、北陸のものづくりの知恵を生かした器や生活雑貨のブランドです。 今回は、漆器を普段の生活でも楽しんで頂けるご提案をするために、アクタス仙台店のスタッフのみなさんにご使用いただきレビューを頂きました。 カタリ

親身になって部分に関わる(Benesseさんとプロダクトデザイン)

「何を作るか」「どうやって作るか」そして「どう伝えるか」まで、できるだけ全体に関わる。 僕たちTENTにはそんなお仕事が増えてきました。 (これまでもそんなお話をここnoteで数多くしてきました☟) 一方で、実は僕たちもプロダクトデザイナーとして部分に関わるお仕事もやっています。 今日は、その具体例として。Benesseさんとのプロジェクトについてお話していたいと思います。 1. 教え方を考える小学生 TENT アオキ わっしーさん、こんにちは。今日はよろしくお願いし

「スキ」を仕事にする楽しさと大変さを届けたい。

昨日の記事をたくさんの方に見て頂き、感動しているkassaです。本当にありがとうございます。 ▼昨日の記事はこちら 自分の気持ちを文字起こしして伝えるのは得意な方ではないので、うまく伝わっているのかわかりませんが、(ラジオもやっているのですが、そちらではペラペラと話すことができるんですがね。あ、でも内容もペラペラなんですがね。笑) ▼第一回目を終えた時の感想のラジオもよかったら聞いてください。笑 そんな本日はシマヲツナグ。2024で どんな作家さんに応募してもらいたい

灯された火を次につなぐ

2023年9月のある日 名古屋市立大学に行って「学生さんたちから質問される」という機会がありました。 その時の内容が、もしかすると他の方にも役に立つかも?と思ったので、走り書きになっちゃいますけど、書いてみますね。 アイデアを広げて具現化する Q. アイディエーションの視野を広げるためにしていることはありますか? A. アイディエーションってまた難しい言葉ですね。うーん、そうですね、アイデアを出したり実現したりするために重要なのは「家に帰って寝ろ」ってことだと僕は思っ

人口の1割を超える来場者のイベント?!

はじめまして! シマヲツナグ。実行委員会、委員長のkassaです。 今日からnoteを始めてみました。 来年の2月に開催するシマヲツナグ。2024に向けてのイベントの進捗状況や、委員長が考えてるイベントのあれこれなど赤裸々に話していけたらなぁーなんて思っております。 まず、 「シマヲツナグ。」 ってなに?!と思われているそこのあなた! 今日はシマヲツナグ。を企画した経緯を簡単にお話ししていこうと思います。 シマヲツナグ。通称、「シマツナ」は2023年2月4日、5日に