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#全文公開 記事まとめ

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自身の著書を、一部もしくはすべて公開しているnoteをまとめています。
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2019年1月の記事一覧

『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』全文公開⑧桜の花びらのアンパン

 女性ジャズ・シンガーのブロッサム・ディアリーが三十三歳の頃に録音したとても可愛いアルバムがある。その中で世界中のキュートを集めたようなルックスのブロッサムが『春の如く』という曲を歌っている。「この落ち着かない気持ちは春のような気分」という歌詞の通り、歌の間ずっと心が、春のような気分に支配されてしまう。  四月の最終日。その日は、バーの扉を開け放しておいても大丈夫なくらいの暖かい夜だった。私はブロッサムの歌う『春の如く』をかけ、ボトルを磨いていると常連の男性が来店した。

なめらかなお金がめぐる社会。 - あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 #全文公開

お待たせしました。家入全文公開、第二弾です。今度はこちらの作品、「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」…長いですね。 「お金がすべて」の社会のその先に。クラウドファンディング、恩送りの社会。資本主義のアップデートが始まる。今、家入一真が伝えたい、新しいお金、経済の姿。 Twitterなどでは「なめ金」なんて略されたりもしたこちら。行き過ぎた資本主義の中で、これからのお金はどうなっていくのか?社会はどうなるのか?僕

進む「売り方革命」中国は車も自販機で売る〜テクノロジーの地政学・全文公開#4

今、政治・経済で中国企業が話題に上る機会が増えています。背景にあるのは、中国のテクノロジー産業が急速に発展し、米国や日本の脅威になりつつあるという事実です。一方で、中国企業はシリコンバレーおよび米西海岸の企業群と密接に絡みながら(影響を受けて)進化を遂げてきたという側面もあります。 私シバタナオキと吉川欣也さんが出版した書籍『テクノロジーの地政学 シリコンバレーvs中国、新時代の覇者たち』は、このシリコンバレーと中国のテクノロジー動向を深掘りしてまとめた一冊です。全6章を毎

さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について #全文公開

著作の #全文公開チャレンジ 、流行っていますね。この流れに乗って、僕も過去の全ての作品を無料で全文公開していきたいと思います。まずはこの作品、「さよならインターネット」。こちらに関してはまずは3ヶ月限定で無料公開します。 およそ半世紀前に産声をあげたインターネット。その進化は社会、経済、文化、時間、人、あらゆるものを変化させた。しかし常時接続、無線接続、IoTのなかでその姿は見えなくなり、自由と可能性に満ちた「世界」は、むしろ閉ざされつつあると家入氏は警告する。パソコン

新著『最高の一枚を写し出す写真術』第五章、全文公開します!

二回目の「全文公開」をやります。前回は全体のテーマを語る序章の公開でしたが、今日は「都市夜景」に焦点をあてた、チャプター5の公開になります。他にも公開候補はいくつか考えたのですが、最近の僕の都市夜景写真には、僕自身が都市を、あるいは世界をどうとらえているのかが、写真の中に色濃く反映されているので、これが良いかなと。もし読んで気に入って頂けたら、ぜひとも新著ご購入ください! 前回の序章の全文公開をまだ未読の方がいらっしゃったら、ぜひともまずそちらから見ていただけるとハッピーで

#しょぼい起業で生きていく 全文を無料公開します。【4/20まで】

4/21 公開終了しました。 アマゾンリンクはこちら

数字を見ればわかるのに「若者の◯◯離れ」というレッテル張りが多くて泣けてくる

このノートは、2018年9月に刊行された『データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』の第7章「海外旅行、新聞、酒、タバコ…若者の○○離れは正しいのか」を【無償】で全文公開しています。 2019年早々に流行っている本と言えば「FACTFULNESS」ですね。めちゃくちゃ良い本で、もっともっと多くの人に読まれるべき名著だと思います。 思い込みというバイアスが、現実を歪ませている。数字に触れる前から勝手に妄想を膨らませるので、ついつい自分に都

新著『物語と画作りで人を魅了する 最高の一枚を写し出す写真術』の序章を全文公開します!

1月11日発売の新著『物語と画作りで人を魅了する 最高の一枚を写し出す写真術』の冒頭の序章を公開します。noteは、文章を読んでくれる方が多いと思って、一番文字数の多い、本の一番根幹にあたる前説部分を公開することにしました。 発売後にももう一度、本論のどこかのチャプターを公開しますが、その前にぜひともこの「序章」を読んでみてください。「写真」における「物語」の定位を目指して書いた文章で、この二年ほど考えてきたことをできるだけ短くまとめたものです。そして「おっ、なんか面白いぞ

【全文無料公開】 『会社を使い倒せ!』 〜転職でも起業でもない攻める働き方〜 #0

はじめまして。 そして、あけましておめでとうございます。 博報堂monom代表の小野です。 「monom」(モノム)というのは、博報堂の中でモノづくりを行うチームで、今から5年前に「博報堂でモノづくりがしたい」と役員に直談判して立ち上げました。博報堂は広告会社なので、自らモノづくりをするなんてことは前代未聞でした。 (monomについてはこちらをご覧ください) 立ち上げから1年後には、ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型スピーカー「Pechat」(ペチャット)を開発・発