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#全文公開 記事まとめ

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自身の著書を、一部もしくはすべて公開しているnoteをまとめています。
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2018年12月の記事一覧

寺田俊郎先生と考える「哲学する」ってどういうこと?(前編) 哲学カルチャーマガジン『ニューQ』発売中!

近頃「哲学」がブームになりつつあります。書店の話題本コーナーには、哲学関係の本が数多く並ぶようになってきました。この雑誌を手にとったあなたもきっと「哲学」に興味があるはず(ですよね?)。 ソクラテスの時代から2400年以上経ってもなお、「哲学」は私たちの心を離しません。しかし、そもそも「哲学」とは一体何なのでしょうか?「哲学的だね」なんて言ったりするけれど、「哲学的」ってどういうことなのでしょうか? Googleで検索してみても、答えはすぐに見つからないようです。そこ

西内 啓氏 推薦「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」まえがきと第1章#全文公開

【更新情報2024年5月26日】「その決定に根拠はありますか?」 確率思考でビジネスの成果を確実化するエビデンス・ベースド・マーケティング 戦略を導く為の「エビデンスの作り方」をテーマに、これまで体系化してきたノウハウを紹介したマーケティング・インテリジェンスの書籍を出版致しました。5問の調査でTVCM(施策)→コンビニで商品を見た(要因)→売上がいくら増えたか?→年間16.67億円(効果)の様に経路ごとに構造的に効果を把握する国際特許(PCT)を出願した分析法な

『おいしいものには理由がある』(KADOKAWA)を全文公開します[はじめに〜日本のおいしさ]

昨年、日本各地の生産者を巡った『おいしいものには理由がある』という本を書きました。すでに発売から一年以上経った本ですが、多くの方に読んでいただきたいと思い、版元であるKADOKAWAさんからの許可を頂いたので、僕のnoteで全文公開したいと思います。 全文公開はよく「立ち読み」に例えられますよね。でも、立ち読みしてもらって売上が伸びることが全文公開の本質ではなくて、いつでも読める状態にすることだと思います。本はストック、ネットはフローの情報とよく言われますが、今の本屋さんで

【文庫版11/5発売】君はもう読んだ? 発売即重版のSF童話「地球灰かぶり姫」全ページ無料公開

2018年の第6回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞した三方行成『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』。発売されるや各所からの絶賛も相次ぎ重版が決まった、2010年代SFの話題作のひとつですが、11月5日に待望の文庫版が発売します! 第1話の「地球灰かぶり姫」の全文をnoteでも全ページ無料公開。トランスヒューマンのお姫様のもとへガンマ線バーストの爆発が降り注ぐ、タイトルに偽りなしのおとぎ話をどうぞお楽しみください。 『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』 

ファーウェイ騒動は氷山の一角、6つの分野で「技術戦争」は始まっている~テクノロジーの地政学・全文公開#1

新着記事を(無料で)LINEへお届けします。以下のリンクからLINEで友達登録してください。 https://line.me/R/ti/p/%40pap3801g ---------------------------- 私シバタナオキと吉川欣也さんの共著書『テクノロジーの地政学 シリコンバレーvs中国、新時代の覇者たち』が、今年11月22日に発売されました。このnoteでは、これから毎週1章ずつ「まるごと」全文を公開していきます。 最近、政治・経済で米中の争いがニュー

アベノミクスで景気回復って言うけど、GDPって本当に実態に合った経済指標か?

このノートは、2018年9月に刊行された『データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』の第3章「結局、アベノミクスで景気は良くなったのか」を【無償】で全文公開しています。 2018年12月13日、内閣府は、2012年12月に始まった景気回復が2017年9月時点で4年10カ月に及び、高度成長期の「いざなぎ景気」を超える戦後2番目の長さになったと認定しました。 その報道に違和感を抱いた方は、ぜひご一読頂ければ幸いです。 第3章の要点3つ・ア

デザインと革新

2016年に「デザインと革新」という本を書きました。 この本は、僕が右も左も分からない学生時代にデザイン運動としてNOSIGNERを始め、デザインと発想を仕事にしていく中で気づいた、デザインによって価値を生むために本当に重要だと感じたエッセンスを、50のエッセイとしてまとめたものです。 この本を書いたのは、価値を生み出そうとしている人達を応援したかったから。ここには、もっと早く気づいていれば人生をショートカットできたかもしれない、僕にとっての宝物級の気づきが詰まっています

日本が人手不足なら、なぜ私たちの給料は増えないのか?

このノートは、2018年9月に刊行された『データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』の第6章「人手不足なのにどうして給料は増えないのか」を【無償】で全文公開しています。 編集者曰く、 「在庫から考えて、紙ベースであと1000冊売れたら増刷です」 という声を頂いたんで、ぜひぜひ手に取ってみて下さい。この無料公開を通じて、今まで本書の存在を知らなかった人に広まれば良いな、と思っております。 第6章の要点3つ・日本の失業率はOECD国際比