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#ゲーム 記事まとめ

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noteに公開されているゲーム系の記事をこのマガジンにストックしていきます。コンソール、PCなどのビデオゲーム、ソーシャルゲーム、ボードゲームなど。
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2024年1月の記事一覧

アはアーケードのア 第41回『レインボーアイランド』(1988年/タイトー)

ゲームバランスを壊すほどのパワーアップについて改めて考えてみる アーケードアーカイブス版『レインボーアイランド』が発売されました。同ゲームについて少し語ってみたいと思います。 『レインボーアイランド』は当時クリアもした大好きなゲームという大前提で、全要素を把握して後半へ進むとどんどん大味になってしまう(なり過ぎる)ところはどうなんだろうともずっと思ってたのですが(とくにウィングはゲームを壊してる)、今見ると近年のローグライト系ゲーム的なよさもあるなと改めて感じました。

陰陽BOXへの途・後

2022.3 背水の陣でシステム変更へ 3Dクーロン、初見的には文句なく面白い。テンションも爆上がりする。ユーザーも絶対に同じ見解のはず。このハロー効果で逃げ切るか──!  しかしこれでは所期の目的は果たせない。 3Dには3Dのゲーム性を与えるのが流儀だ。すると「ゲート」の伏線回収と設定強化という企画意図とはトレード・オフの関係が生じてしまう。 アタマではわかっていても──と言い訳しながら半年経過。そもそもゲーム性が破綻したシロモノをリリースするのは、ゲームコンテンツへの冒

大ヒットの「パルワールド」は盗作か? ゲームのパクりパクられ問題を整理する

1月19日、ポケットペアから発売されたゲーム『パルワールド』。発売から4日で販売本数500万本を突破するなど、インディーゲームの規模としては前代未聞のヒットを記録しており、ソーシャルメディアや動画配信サイトなどでも多数シェアされている。 もっとも、『パルワールド』のヒットは必ずしも歓迎されていない。その理由はゲームの参考画像を見れば一発でわかる。そう、明らかに「ポケットモンスター」シリーズに登場する「ポケモン」を意識したデザインの「パル」と呼ばれるモンスターが世界を闊歩して

3日後に命運が決まる、パルワールドという偶然の物語

1. 金さえあれば、面白いゲームが作れる訳ではないクラフトピアを開発してから3年間、パルワールドというゲームを作り続けてきた。 それがようやく3日後、リリースされる。 ここまでの道のりは長かった。 振り返ってみると、凄く回り道をしてきた気がする。 する必要のない失敗の連続だ。 知っていれば、躓く必要のない場所で、何度も躓いた。 業界の専門家なら、知ってて当たり前の事を、知らなかった。 私たちは素人の集団だったからだ。 「これ、どうやるんだろう?」 全てが分からない事か

ファミコン『デビルワールド』を久しぶりに遊んでみました

当時からそのアイデアが好きだった『デビルワールド』。Nintendo Switch Onlineで久々に遊んでみました。 改めて見ても、強制スクロールを「進行(進攻)」に使うのではなく「フィールドの揺らぎ」に使うという捻り方がユニーク。やりたかったことがすごくわかる。 当時、あまり遊びこんでなくて、恥ずかしながら今回プレイし直して気づいたのですが、これって『パックマン』のようなオート移動型だったんですね。スティックの入力ON時のみ移動するタイプではなく、ニュートラルポジシ

ドラクエ4のAI戦闘と作戦、完全に理解した

30年ぶりにファミコン版ドラクエ4をプレイしたので、AI戦闘の仕様についてまとめます。ソースは主に下の記事と自分でプレイした検証結果です。 本件に関しては下の記事以上に詳しい情報はないと思われますが、仕様解析というコンセプトで非常に詳細に記載してくださっているため、この記事では自分なりに実プレイ上有用かなと思えるレベルでまとめました。 ご一読いただければ「なぜブライやミネアがいまいち使えなかったのか」といった疑問も解消すると思います。 なお、以下に記載の内容は100%正確