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#ゲーム 記事まとめ

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noteに公開されているゲーム系の記事をこのマガジンにストックしていきます。コンソール、PCなどのビデオゲーム、ソーシャルゲーム、ボードゲームなど。
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2019年9月の記事一覧

Nintendo Switch Liteの登場によって何が変わるか

先日、任天堂から新ハード「Nintendo Switch Lite」が発売された。このハードを単なるNintendo Switchの廉価版だと認識してる人も多いだろうけど、自分はこの互換機にはもうちょっと大きな意味があると思っている。このハードの発売によって任天堂は“据置機と携帯機の統合”を本当の意味で実現させることができるのではないか。1989年のゲームボーイ誕生以来ずっと続いてきて、誰もが当たり前だと思っていた据置機と携帯機の区別がなくなる歴史的転換点が今なんです。 そ

Apple Arcadeは世界を変えない

Appleの定額遊び放題のゲームサービスApple Arcadeがついに始まった。 ・Apple Arcadeのゲームは月額600円で遊び放題 ・Apple Arcadeの新作は未発売のものに限る ・Apple Arcadeの作品はスマホ上ではApple独占(SwitchやPCには出して良い) ・Apple Arcadeの作品は、広告なし、追加課金なし ・iOS端末、Mac、Apple TVで遊べる これらの条件を満たしたゲームが、70本以上も遊べてしまうから驚きだ。よう

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Googleの定額アプリ使い放題サービス『Google Play Pass』は、ゲーム墓場にしか見えない

100以上の新作・独占ゲームが、iPhone / iPad / Apple TV / Macで遊び放題となる定額ゲームサービスApple Arcade。 これが話題になって対抗しなければいけなくなったのか、Google側も同じく定額のアプリ使い放題のサービス『Google Play Pass』を発表し、Apple Arcadeに合わせるように米国でのサービスが始まった。 Apple Arcadeも『Google Play Pass』も、広告なし、追加課金なしで、サービス内で

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ゼルダの伝説 夢をみる島 音楽徹底評論 リメイク版ではどう変わったのか?

こんにちは、クレスウェアの奥野賢太郎です。今回は、2019年9月20日に発売されたNintendo Switch用ゲーム作品『ゼルダの伝説 夢をみる島』をプレイし、ひと通りエンドロールを見終わったため、感想をしたためます。特にゲーム音楽の観点から考察していきます。 本記事は当該タイトル『ゼルダの伝説 夢をみる島』(以下『夢をみる島』)をクリアした前提で、一部のシナリオや、エンディングの音楽演出についても触れるため、そういったネタバレを嫌う方はご遠慮ください。 『ゼルダの伝

Steamゲーム紹介「メトロイドヴァニア」23選(2021/5/15更新)

アクションゲームの中で、俗に「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルがある。 Steamでも、「メトロイドヴァニア」タグで検索すれば、数多くのタイトルを見つけることができるので、これらを含め、私が面白いと思うメトロイドヴァニアのタイトルを紹介していきたいと思う。 また、これは私のブログ『Blog – 19XX』で掲載した記事をnoteに転載したもので、タイトルの多くは、私がSteam上で作成したキュレーター『Game-19XX』でも紹介している。 ⇒Steamゲーム紹介

初作品で即完売→全国のドンキで販売中!『フリマアプリのボードゲーム』の作り方を公開! -着想から販売までの全て-

ボードゲームって素人でも作れちゃうんですね…! 「自分たちでも作れた」ということに今でも驚いています! はじめまして! @daicche といいます。 今年(2019年)、友人と一緒にボードゲームを作り、量産・完売しました。今では全国のドン・キホーテやAmazonなどで販売しています。これらは全て初めての経験なのですが、この経験が「老後になってもずっと覚えているだろうな」と思えるほど楽しかったのです。この楽しさを多くの人に知ってもらいたい!ということで、制作過程を公開するこ

企画開始から1ヶ月でゲームを製作、コンテストに応募した話【かなりあは唄わず】

先日、「かなりあは唄わず」というフリーゲームをリリースしました。 そんでもって、ティラノゲームフェスにエントリーしました。 今回はこのゲーム制作にまつわるよもやま話をしていきます。 コンセプトティラノスクリプトで絵本を作れないか、というのが最初に考えたことです。 ビジュアル的なイメージとしては、レオ・レオニやエリック・カールのような、かわいらしいキャラクターを鮮やかな色彩で描いたもの。 システム的なイメージは、飛び出す絵本、仕掛け絵本のような、ただ文字を追うだけでな

レポート:東京ゲームショウ2019でのVR/VTuber

9月13日(金)に、東京ゲームショウ2019に行ってきました。VRとVTuber関係のブースについてレポートします。ただしビジネスデーなので、一般公開日には無いものもあるかもしれません。 TGSフォーラムのVTuber関係のセッションも聴講したのですが、そちらは長くなるので別記事にします。 VR関係 VR関係は、去年と同様にホール9にほぼまとまっていて、以下に紹介したものは特記したもの以外はホール9です。写真はホール9のエントランス付近から見た全景ですが、「VRカレシ」

『雷電II』基板 〜旦那との会話覚え書き〜

『雷電II』基板がTL流れてたので、旦那(セイブ開発『雷電II』にテストプレイで参加、『ライデンファイターズ』シリーズのプログラマー)に聞いてみた。古い記憶によるため間違いもあるかもですが、何かのお役に立てば幸いです。「それ違うよ、こうだよ」といった他の関係者のお声も頂戴できれば有り難く存じます。 ■ 『雷電II』基板のバージョンいろいろ― 『雷電II』っていろんな国向けバージョンがあったんですか? 旦那 アメリカ版、韓国版、中国版、ヨーロッパもいくつか(イタリア、ドイツ

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「ゲームのうまいやつが評価される世の中」が「下手な奴には人権がない世の中」の裏返しになりませんように

お疲れ様です、pontaです。eスポーツライターです。 eスポーツが盛んになった世界はのぞましい。 ゲームプレイヤーたちのゲーセンに費やした時間が、あるいはスマホゲームに熱中した思いが無駄になり、「あれなんだったの」となるのは寂しい。 またその持って生まれた才能にふさわしい評価を与えないのは不当だとすら思う。 ビジネス的に考えても、ゲーム開発費が高騰していき広告宣伝費が削減されている昨今、一度人気が出たゲームタイトルを競技化させることで長生きさせるのは理にかなっている

どれも一緒に見えるゲーミングPC、OMENが新たに取り組むリブランディングの狙いとは

日本の家電メーカーが隆盛を誇った輝かしい時代を覚えている人はもう少ないかもしれない。SONYを始めいくつかの企業は持ち直して成長し、はたまたいくつかの企業は長らく低迷が続いている。 Appleを旗手とする海外メーカーが世界中の市場をかっさらっていったのは、そのブランド力によってだと言われている。スタイリッシュで、クールで、先進的で、革新的なブランドの前に国内メーカーは太刀打ちできなかった。 では、なぜ国内メーカーはかつて世界を席巻できたのか? 強みとしていたのは高品質な技

近年最も成功したと言われるゲーム「オートチェス 」とは?

最終更新日:2019/10/07 こんにちは! 最近オートチェス にハマりすぎて、気づいたら3駅くらい乗り過ごしてるのが当たり前になってきたエガオヲミセテ(@autochess9)です。 よく聞かれる名前の由来は「笑顔を見せて」と書くとスラッと直感的に読めますが「エガオヲミセテ」と書いてあるとエ・ガ・オ・ヲ・ミ・セ・テと読んでしまい、読み終わった後「あ、笑顔を見せてか!」となるのがツボなのでこれにしてます。 実際呼ばれると何か恥ずかしいので変えようかなとも思いつつ。。。

メギドDSについて語る

 メギド72の前身となった作品についてしばしば語られるが、メギド72の元となったといえる作品は複数ある上、タイトルが似通っている。そのため各作品がごっちゃに語られ、話が混線したり、かみ合わないことが少なくない。数あるメギド系ゲームの中で本編に一番近い作品は何かといわれると、メギドDSだろう。 DSバブル期 メギドDSはDSバブル期(2007~2008年)に生まれたゲームの一つである。この頃は脳トレの影響を受けた知育ゲームが雨後の筍のように湧いていた。一方でタッチと二画面を活