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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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2021年12月の記事一覧

グロースの逆説 : メルカリで分析とサービスグロースをやる前に知りたかったこと

この記事ではメルカリという会社で4年ほどプロダクトやマーケティングの分析、グロースなどをやっていた僕( hik0107 / hikaru )がそこで得た学びをまとめておこうと思います。 特に「こうやったらうまく行った」というよくある成功談ではなく、 「これをわかってなかったために時間を浪費した」 「結局の所、これが一番大事という当たり前の結論に達した」 などという"知っていれば手間をショートカットできたこと"をメインテーマに書いていこうと思います。 そういう知見は一見

連載開始!IPOまでの道のりと手引き

第1  はじめに(自己紹介) こんにちは!スペースマーケットで取締役監査等委員をしています、石原遥平(@IshiharaYohei)と申します。普段は弁護士法人淀屋橋・山上合同という法律事務所で弁護士をしつつ、スタートアップを中心にリーガルに限らず、様々なお手伝いをしております。スペースマーケット以外にも、RECEPTIONISTやdelyの社外監査役もさせていただいています。 ちょっと古いですが、杏莉さん(@Anri__Okamoto)と対談させていただいた動画があるので

僕がライブコマースアプリを作った理由

2021/12/29にパック開封配信アプリ「ミニッツ」の資金調達及びリリースの発表をさせていただき、取材記事も公開いただきました。 これを機に株式会社ミニッツの紹介とプロダクト開発への思いをまとめました。 PR TIMES BRIDGE DIAMOND SIGNAL ちなみに本タイトルは前職の上司であり株主でもあるFablic(フリル・ラクマ)、現スマートバンクCEOの堀井翔太さんのブログタイトルから引用させてもらいました。 僕がフリマアプリを創った理由 本ラウンド

スタートアップでWebライティングをはじめるときに、まず取り組んだこと【令和トラベル / NEWT】

こんにちは、令和トラベルでCRMを担当しています向井愛美です! 今回は、令和トラベルのアドベントカレンダーの1つとして、プロダクトのUXライティングとその他のライティング(SNSやLP)を、ゼロからはじめるタイミングで取り組んだことをご紹介します。 アドベントカレンダー、前回はCSのみっつさんでした! NEWT(ニュート)についてと、自己紹介まず、NEWTについて紹介させてください!NEWTは、スマートに海外旅行を予約できるアプリです。今までの旅行体験を、デジタルの力で

誰に「支援」してもらうかを突き詰める。キュレーターが描く細やかなSNS施策

クラウドファンディングの実行者に伴走し、プロジェクトの立案から終了までをサポートするREADYFORの「キュレーター」。ムーブメントを起こしプロジェクトを成功に導くため、戦略を立て実行していきます。 小さな命を守りたいから。1人でも多くの命を救いたいから。 子どもの福祉や病院・医療分野に関わるクラウドファンディングに込められた実行者さんの切なる想い。その想いは、支援者さんに届いたとき、はじめてかたちになります。 想いと想いをつなぐため、プロジェクトを届ける先にいる支援者

会社忘年会用のバーチャルテーマパークつくってみた【VR・メタバースイベント】

概要2021年12月17日、弊社ではVRデバイスを用いた仮想空間での忘年会が行われました。 これは新卒の私が会社独自のファンタジーワールドを開発し、参加する社員全員にVRデバイスを配布してイベントを開催するまでをまとめたお話です。 今後VRでイベントを開催したい方にどんな準備が必要かをご紹介します。 まずは忘年会のTeaser動画をご覧ください。 弊社ABEJAの忘年会会場ということで、ABEJAPIAという架空のテーマパーク型ワールドを作りました。その各地でVRなら

支援してくれる人と継続的な関係を育む。コミュニティの基盤となる「READYFOR 継続寄付」の可能性

「持続可能な組織体制をきずくためにも、支援をいただく方と継続的に関係を育んでいきたい」 そんな声にお応えすべく、2021年11月、READYFORは、「READYFOR 継続寄付」β版をリリースしました。NPO・医療機関などの社会的活動団体が、継続的に毎月寄付を募り、負担なく支援者情報を管理できるサービスです。 目的に合わせて、募集期間を区切らずにいつでも新しい継続寄付者を集める「常設 継続寄付」と、期間を決めて月額の継続寄付者を募る「マンスリーサポーターキャンペーン」の

価値提供できるプロダクトをつくるまでにやったこと

こんにちは。エピックベースという会社でPdMをやってます、marioです。 現在『スマート書記』という「音声と文字起こしを活用して議事録作成の支援するサービス」を作っています。2021年の6月にフルリニューアルし無償提供でβ版の検証、10月から有償化を開始しました。せっかくなので、ふりかえりをしたいと思います!やっていることは当たり前のことかもしれませんが、プロダクトやチーム・プロセスに興味を持ってくださった方、いま全方位で採用強化中なので是非お話しましょう〜! なぜフル

クローズ・凋落した モバイルアプリ 10事例に学ぶ サービス成長の必要条件

■ はじめに こんにちは!Reproの稲田宙人(@HirotoInada)です! 今回は、クローズ・凋落したモバイルアプリ・モバイルサービスの10の事例を取り上げ、サービスを成長させる上で避けるべきポイント・成功の必要条件を分析・考察していきます。 このnoteは「モバイルアプリマーケティングアドベントカレンダー2021」の1日目の投稿です 面白かったら是非ハッシュタグ「#アプリマーケアドベント 」を付けてシェアをお願いします! 本noteの執筆目的来年2022年は初

3年で10倍に拡大したスタートアップで考え続けた、アジャイル開発をスケールするために大事な5つのこと

atama plusでスクラムマスターをしている河口です。 2018年7月に、当時社員数が15、16人だったatama plusにジョインしました。2021年12月現在で社員数は170人になり、10倍以上に成長する過程をatama plusで過ごしました。 入社後8ヶ月間はカスタマーサクセスをしていましたが、2019年からはプロダクトオーナーとして小さなチームで開発をしていました。仲間が増えていく中で、開発組織のスケール方法に会社として向き合い始めたタイミングの2020年

寄付は継続的に「社会に必要な仕組み」。1年の終わりに、未来を想い、寄付をしよう!

今年も残すところあとわずか。2021年、READYFORではたくさんのクラウドファンディングプロジェクトが公開されました。みなさんのご支援を通じて、新しいつながりが生まれ、想いがかたちになり、そして未来への希望が生まれていく。一つ一つのご寄付が実行者さんの挑戦を大きく後押しし続けてくれました。 12月は寄付月間。1年を振り返りながら、現在READYFORで行われているイベントやおすすめのプロジェクトを紹介します。1年の終わりに、ほしい未来を思いながら、寄付について考えてみま

DAO:分散自立型組織の革命とその全貌に迫る

今回もテックメディア「The Generalist」から、DAOをこれ以上ない密度で解説した記事をお届けします。 今回はなんと4万文字強という恐ろしい長さになってしまいました。 長すぎて前・後半に分けてもわかりづらいので、見出しを細かく設定することで検索性を上げた記事になっています。 DAOを全く知らない人からDAOをある程度知っている人まで楽しめる記事だと思いますので、下の目次から見たい部分に飛んでいただくのが良いと思います。 ーーーーー 分散自立型組織「DAO」

再使用ロケットの経済性

最近、世界中で再使用ロケット開発の機運が高まっている。再使用ロケット、つまり打ち上げた後に着陸・回収して繰り返し使うロケットのことだ。 これはSDGsの文脈が強くなってきたことに加え、SpaceXやBlue Originのロケットの派手な演出のためだろう。SpaceXのロケットの着陸する姿は多くの人を興奮させた。 ちなみに、スペースシャトルも1980年代には開発された再使用ロケットなのだが、色々あって再使用しても全く経済的で無かったので、最近では再使用ロケット枠に入れられ

8億円資金調達(シリーズA)の舞台裏:VC数社/VC1社のどちらが良いか

2021年10月、グロービス・キャピタル・パートナーズ社(以下GCP)を引受先とした第三者割当増資を実施し、8億円のシリーズAラウンドを完了しました。 一般的に、シリーズAでは3~5社程度のVCから調達します。特に8億円という規模でVC1社からの調達はとても珍しいディールで、GCP側が弊社を評価してくれたから実現したわけですが、今回の記事ではなぜこのようなスキームを選択したのか起業家目線で解説します。 ※GCP側にもインタビューしてるこちらの記事を併せて読んで頂くとよりわ