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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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2019年10月の記事一覧

写真の「見せ方」を考える

(横長いのは見開きページをイメージしてください) 小さい余白強い没入感、鑑賞者を引き込んでいく。 大きい余白すこし後ろに下がる感覚、傍観。 似てるものを並べる色が似てる。形が似てる。できごとが似てる。 違ってるのを比べる黄色と、青。たくさんと、ひとつ。直線と、曲線。 リズムを保つ淡々と、ドキュメンタリーに。 リズムを崩す画面に動きをつけよう。 時系列に並べる映画をみてるような気分で。 視線を振り回す心がざわつくように。 抽象的なカットを入れる主題からの離脱、

写真家 Luigi Ghirri -フィクションと現実の狭間

ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri 1943 – 1992 イタリア) イタリアの芸術家であり、現代のカラー写真のロジックの先駆者の1人、また、写真家以外に、キュレーター、ライター、出版として多彩な活動を行った。ギッリは1970 - 80年代にかけて、フィクションと現実の関係に関するプロジェクトを推進した、それは、何の制約もない自由な展開だ。 そのイメージには、時代の変化に翻弄されていた時代の日常生活の空間への共感・共存を感じる。写真家としての活動期間は短いが、重要で多

写真家 Stephen Shore - それはコンテンポラリーアート

スティーブン・ショア(Stephen Shore 1947年- US,NY) コンテンポラリーアートとしての写真のパイオニアといわれる。 1965年から3年間の、アンディ・ウォーホルのファクトリー”The Velvet Years: Warhol's Factory 1965–67”における体験が貴重だ。それは、モノクロのドキュメンタリーだが、その意味論が異なる、スナップ写真が、差異や反復を伴うと、記録とは異なる意味づけとなる。 ウォーホルから学んだものもあるだろう。 19

誰でも簡単!!「5才若返り」人物レタッチテクニック!!(動画解説編)

このテクニックは書籍「Photoshopレタッチ[伝わる]写真補正&加工を学ぶ現場の教本」にも同じようなテクニックが書かれています。 書籍とは使用している素材が違いますが、まずは書籍をチェックすると良いかもしれません。 こんにちは。 札幌を拠点とし活動中のレタッチャーの大谷キミトです。 今回は以前テキスト版でご紹介しましたこちらの記事の動画解説版です。 使用している素材が少し違うので、作業内容も若干の違いはありますが、メインの作業に関しては同じです。 実際に作業し

¥4,400

NikonZ6 撮って出し(作例)

GENICさん主催の「伊佐友美さんとGENICとNikonZ6でフォトウォーク」に参加させていただいた。 NikonZ6を1日無料レンタルし、恵比寿周辺をおさんぽ。 正直、今までNikonはノーマークだった。 ピクチャーコントロールで調整し、以下1枚目のモザイク加工以外すべて撮って出し。 ーーーーーーーーーーーーー フォトウォークはほぼ全員初対面でしたが、お会いしたかった伊佐さんとお話できたり、同じメーカーを愛用している方とお話できたり。たくさんステキな出会いがあっ

モノクロを撮るだけでエモちらかった写真になるのか

僕が白黒フィルムの写真を撮り始めたのは、写真の練習がしたかったから。ぜんぶオートで撮ってればそれなりになるんだけど、もう少し思うように撮りたい。フルマニュアルのフィルムカメラで撮ると、感度、F値、シャッタースピードのバランスや、被写界深度などが体感的に理解できるようになる。 さらに白黒だと色に頼れないから、構図を強く意識するようになる。具体的には、被写体に対して頭の中でバババってアウトラインが引かれて、そのバランスで構図を作るようになる。これ感覚的にやってるけど普通なのかな

「すごい写真」と「いい写真」|heyでカメラマンをやっています

幕張メッセ17時入り、久しぶりの撮影だ。LUNA SEAの写真を撮って、ライブレポートを書く。閃光と爆音で一気にスイッチが入るあの感覚を思い出す。この仕事をしていると、時々「なんでそういう写真の仕事ばかりにしないの?」と聞かれる。私の仕事はこれ以外にも数々あって、そのうちのひとつとして去年の夏から、heyという会社で写真を撮ったり文章を書いたりしてるのだ。家を出るまでの間に、heyでの写真を撮っていることについて書いてみる。 heyはCoineyという電子決済のサービスと、

Kodak Signet35 - フィルムカメラレビュー

35mm レンジファインダーカメラ 1951年発売 レンズ:コダックエクター 44mm F3.5(3群4枚) シャッター:B、1~1/300 シンクロ300 焦点調節:レンジファインダー(0.6m~∞無限遠) 露出計:なし! サイズ:W145 x H94.5 x D47.5 重さ:510g 3つめに手に入れたフィルムカメラ、シグネット35です。 選んだ基準としては ・わりかしちいさい、コンパクト ・見た目キュート ・フィルムメーカーの作るカメラは写りも素晴らしいという神話を

ゼロから始める星空撮影~準備編~

1. はじめに こんにちは!Ryota と申します。 趣味で ↓ のような星空の写真を撮影しています。(Twitterはこちら) ありがたいことにTwitterのDMにて撮影のコツについて質問を受けることが増えました。 そこで、この note では自分なりの星空撮影の方法について、まとめていこうと思います! 星空撮影といっても、色々ありますがこの note では、星景写真・星野写真の撮影を前提に執筆していきます。 淡い星雲や派手な星団の撮影は、ここでは触れないのでご注意く

+レンズ1本で始める、野生動物撮影  <レンズ編> #08

今日はめずらしく、撮影機材のお話です。 「野生動物写真って、撮ったことないけど始めてみたい」という方に、是非読んでいただきたい記事です。特に、普段一眼で撮影を楽しんでいる方。レンズ一本あれば世界は変わる。動物撮影の世界って、実は、そんなに遠い世界じゃないんです。 大砲のような大口径レンズを手に、自然を求めて遠い撮影地へ…。 野生動物の撮影って、そういうイメージがあるのかもしれません。 でも、このマガジン"自然写真家のnote"でお伝えしてきた通り、 実はあなたが暮らす街中で

夜のソウル ソウルへの旅

ソウルの夜の街をふらりふらりと歩くのが、好きだ。 もしくは、バスに揺られて眺めるのが。 初めてソウルを訪れたとき、着いたのは夜で、タクシーの車窓から赤く光る十字架(それも、たくさんの)を見たことが忘れられない。 そのときから、わたしにとってのソウルは、あの十字架のイメージになった。 東京も夜のネオンは明るいけれど、なんとなく素っ気なく思える。ソウルのそれに比べると。 ソウルの夜は長い。遅くまで開けている店も多いし、夜中にふらりと歩いていると、バスを待つ人が何人もいたり

今の生活をまるごと記録する。絶対に躊躇するな

最近はこのタイトルの言葉を意識して写真を撮っています。 写真には「二度と戻らない過去」が詰まっている。 たとえ撮ったときは何でもなくても、時間が経って愛おしく感じることがきっとある。 だから、今の生活をまるごと撮る。絶対に躊躇してはいけない。 写真のない日の記憶はあっという間に薄れてしまうから、少しでも心が動いたらまずは撮る。写真さえあればいつでもあの日を思い出せる。 カメラはデジタルでもフィルムでもどっちでもいい。とにかく残ることが大事だ。もちろんお気に入りのカメ