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東北楽天ゴールデンイーグルス 記事まとめ

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20回目のセ・パ交流戦、見所満載

 球界再編から20年ということは、すなわち交流戦も20回目ということだ。毎年青葉美しき季節に、セ・パの両雄が対決するのはおなじみになった。今回は、そんな交流戦の見どころを独断で選定したので、是非皆様と共有させて頂きたく思う。 【Bs-S】奥川恭伸、涙の5回79球 奥川という男のプロデビューは鮮烈だった。北陸の古豪・星稜高の天才エースがドラフト1位で鳴り物入りの入団しそのまま9勝を挙げる活躍。特に巨人戦にはめっぽう強く、日本シリーズ進出を競ったクライマックスシリーズでは巨人打

短期決戦の勝ち方、教えます。楽天が創設20年目で交流戦初V。18試合でわずか6失策。堅守のチームは「サイレントキラー」。最終戦もセリーグ首位の広島に守り勝った

このチームは短期決戦の勝ち方を知っている。楽天が球団創設20周年の節目にセパ交流戦で初の優勝を果たした。全18試合でエラーがたった6個と堅守が光った。それは最終戦でも変わらなかった。セリーグ首位を走る広島に守り勝ち。交流戦で13勝5敗と8つの貯金を積み重ねた。クライマックスシリーズ(CS)に進出したら、恐ろしい存在となりそうだ。 17日にホーム仙台で行われた楽天の交流戦ラストゲーム。セリーグトップの広島との戦いは初回から楽天の持ち味が出た。 それは守備からリズムを作ること

【PL】交流戦で目立ったパのサードユニフォーム

 交流戦の名物といえば、イニング間に演奏されるパシフィック・リーグの連盟歌だ。落ち着いた雰囲気のこの歌は、まさにパを象徴する歌に相応しいと言えるのではないか。今回は、その歌い出しにも登場するフィールドに浮かぶユニフォームに主眼を置き、交流戦で着用されたサードユニフォームを振り返ろう。 楽天・20thアニバーサリーユニフォーム まずは新生・今江敏晃監督一下セ・リーグをケチョンケチョンにした楽天から。今季20周年ということは、感動の日本一を達成した時点ではまだ創設9年目だったと

【試合観戦記】 6/12巨人4-5楽天: 2位の鷹・オリと2.0差!交流戦初Vへ大きく前進した巨人戦2連勝!

約2週間で借金完済この2日間は交流戦初Vへ向けて大きな弾みになる2連勝となった。 巨人を迎えた3連戦。その初戦を小郷による逆転サヨナラ2点二塁打で劇勝を飾ったイーグルスは、この日もその余勢を駆って初回一挙5得点。序盤に戦況を決定づけた。同夜、交流戦2位のソフトバンクがヤクルトに3-9の大敗。これでゲーム差は1.0から2.0へと広がり、残るは4試合だ。 前回6/8試合評も言及したが、昨年も今年も5/28時点で借金は9あった。昨年は2009年を彷彿とさせる真夏の反攻と期待され

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仲間を信じて、つなぐ。つなぐ。その先にあった大逆転劇。楽天が八回、九回に5得点で逆転サヨナラ。チーム一丸。四球でチャンス広げる

仲間を信じて、つなぐ。また、つなぐ。その先に大逆転勝利があった。楽天が終盤に驚異の粘りで八、九回に計5得点。四球で着実に走者をためて、チャンスを拡大した。それが最後の最後で逆転サヨナラ劇となった。「仲間を信じる」。チーム一丸となってつかんだ勝利。楽天は交流戦10勝一番乗りだ。 11日にホームの仙台で行われた交流戦の巨人戦。前半は完全な巨人ペースだった。二回に2者連続ホームラン、四回には3ラン。ホームラン攻勢。巨人の6得点はすべてホームランによるものだった。 楽天は三回に2

オールスター、僕の投票内容とその理由

※文中の成績は全て令和6年6月8日時点のものです。  今夏のオールスター開催地はセパで好対照。セ・リーグは戦前から野球のメッカとして多くの名試合を繰り広げてきた神宮球場で、パ・リーグは会場2年目のエスコンフィールドと新旧の名球場の共演である。今回は、そんなオールスターにふさわしいと思った25人を選定したので、その選手たちと選定した理由を拙文でお伝えすることとしよう。 先発投手才木浩人(T)、山﨑福也(F)  まずセ・リーグの先発投手は阪神の才木に投票した。右肘靭帯損傷の

この男、勝ち上がり方を知っています。楽天・小郷選手が昨年の日本一相手に逆転アーチ。球団20年目の節目にAクラス入りめざす号砲。高校、大学ともにチームの躍進に貢献

この男は勝ち上がり方を知っている。楽天の小郷裕哉選手だ。プロ入り6年目の27歳。昨季日本一の阪神相手に逆転ホームランを放った。楽天は球団20年目の節目。Aクラス入りに向けた号砲のように思われた。小郷選手は学生時代にもチームの急成長に貢献した。この選手のバットには希望がぎっしり詰まっている。 5日に甲子園で行われたセパ交流戦。楽天は昨季日本一の阪神に挑んだ。序盤と中盤に1点ずつ許す苦しい展開。楽天は八回に1点を返して、九回に攻撃に臨む。 この回先頭の小深田大翔選手がレフトへ

~プロ野球観戦記6/4(阪神VS楽天)~

続いて、6/4(火)に楽天戦に行った観戦記です。 この日で、オープン戦と二軍戦含めて8試合目でした。 これまでの公式戦観戦の戦績は3勝2敗でした。 この試合の前々日に5連敗を止めて迎えた甲子園での楽天戦の初戦。 仕事帰りの為、球場に着いたのは18時30分頃。 21号門へ急いで向かいます。 この日もライト外野指定席で、2回裏の攻撃が始まるところでした。 打線が停滞のタイガース、昨年の開幕オーダーのクリーンナップはこの日の時点で二軍落ちとスタメン落ちで4番は近本選手でした。

【試合観戦記】 6/1ヤクルト2-8楽天:交流戦5戦4勝1敗は2017年以来!

今季初4連勝で交流戦2位浮上!楽天は連勝街道を今季初の4へと伸ばした。 2カード連続の勝ち越しも今季初めて。交流戦順位も2位へと浮上した。 投げては今季初先発の松井友飛が好投。 イニング先頭打者の出塁を許したのは1度だけと、合計4イニングを三者凡退で締め、6回2安打1失点。 打線は序盤3回に幸先よく3点先制した。村林一輝による2カード連続のホームランが3号3ランは、「今の現状を考えると、非常に大きな一発だった」とヤクルト高津監督もそのダメージを認める大きな一振りになった。

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春季関東大会ベストナイン2024

関東の高校野球を彩る今夏注目の9人投手 山口幸大(白鷗大足利:右右) 捕手 小野寺応助(白鷗大足利:右右) 一塁 武田勇哉(常総学院:右右) 二塁 梅景大地(帝京2年:右右) 三塁 奈良飛雄馬(帝京:右右) 遊撃 田中陽翔(健大高崎:右左) 左翼 安部育規(帝京:右右) 中堅 生田目奏(花咲徳栄:右左) 右翼 松浦舜(白鷗大足利:右左) ※関東大会での活躍や成績を基にドラ穴独自の選出 大会総評&ベストナイン選出についてざっくり打高投低 特に序盤戦はホーム

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【試合観戦記】 5/25日本ハム5-0楽天:大入り楽天モバイルパーク。鷲ファンを失望させた今季8度目零敗

新人左腕を援護できず。満員御礼0勝4敗「情けない・・・」の一言に尽きる。 空は雲1つない快晴。本拠地は今季4度目の大入り。ドラ1ルーキーのデビュー戦にふさわしい晴れ舞台がそろった。 プロ初登板・初先発の土を踏んだ新人左腕は3回までパーフェクト。6回5安打2失点に抑える生きの良さを披露した。 それなのに、平均年齢29.2歳&プロ在籍平均8.9年の味方打線が、古謝樹をまるで援護できない。 結果は散発4単打だった。 ファイターズ先発・加藤貴之の前にマダックスを回避するのが

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京セラドーム大阪「同一カード3連戦観戦」2024年4月9日10日11日その1

2024年4月9日10日11日 京セラドーム大阪にてオリックスvs楽天の試合を観戦しました。 今までに一番プロ野球を観戦していて 自転車で行ける球場なので 今回は一度も経験したことのない 「同一カード3連戦観戦」をテーマにしました。 京セラドーム大阪 ・1997年3月開場 ・2006年に大阪ドームから京セラドーム大阪に呼称を変更 本拠地球場 ・大阪近鉄バファローズ本拠地(開場-2004年) ・オリックス・バファローズ本拠地(2005年-) ・阪神タイガース準本拠地(開

【試合観戦記】 5/22楽天0-12ソフトバンク:試合前に結果は決まっていた・・・

投壊、打壊、守壊2戦合計33失点。チーム防御率はこの2試合で3.49から4.13まで一気に下げた。ちなみに昨年の開幕42試合時は3.35だった。 昨年チームのほぼあらゆる投手スタッツを悪化させていた田中将大が今年は2軍調整で1軍未登板。さらにNPBは超・投高打低に突入したというのに、4.13という数字は、異常事態としか言いようがない。 打線は3戦合計19安打を放ったが、全てシングルヒットで長打Nothing。 ただいま19イニング連続無得点だ。 某所で日々確認しているチ

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3年目の新庄ファイターズの躍動を見ながら、これからのイーグルスの快進撃を想像する

 「それ、ファイターズですか?」  ある日の夕方。私が作業服の上に羽織ったウィンドブレーカーにプリントされたロゴマークを見て、野球好きの同僚が言った。  日中は暑さを感じるほどの好天だったが、海に近い現場は日暮れが近づくにつれ冷たい風が吹き始めていた。  「そうなんですよ、もう何年も前のなんですけど」  「すげぇ、オフィシャルって書いてある!」  仕事の車にいつも置いてある黒いウィンドブレーカーは、私が北海道にいた頃に会員になっていた北海道日本ハムファイターズのオフィシャルフ