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広島東洋カープ 記事まとめ

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2024年2月の記事一覧

カープダイアリー第8537話「6年ぶりのリーグ優勝、40年ぶりの日本一を必ず勝ち取りましょう!僕たちなら必ずやれます!」(2024年2月27日)

2月1日、日南・天福球場から始まった新井カープ2年目の“挑戦”は、あっという間にキャンプ最終日を迎えた。野手・早出組は午前9時には練習開始。そのあとは野手組のアップを挟んで打撃ローテという流れになった。投手陣は九里、矢崎、トーマス・ハッチがブルペンへ入り、残りのメンバーはコンディショニングに時間を割いた。 この日を待たずに二軍再調整が発表された常廣羽也斗は、ひとりだけ“色”が違って見えた。「赤」に「アミ30パーセント」がかかっているような…。朝イチの全体練習でみんなと一緒に

カープダイアリー第8538話「マツダスタジアム公式戦チケット狂騒曲にピリオド?サンフレッチェ広島ナイスアシスト!」(2024年2月28日)

カープ球団は2月27日、公式サイトで次のような告知をした。 <オンラインチケット購入> 2024年度公式戦入場券は3月1日(金)午前8時よりホームページにて販売開始いたします。マツダ スタジアム窓口は3月7日(木)午前10時より販売開始を予定しております。 ※サイトには、3月1日(金)7時45分よりアクセスいただけます。 今シーズンより導入いたしました「仮想待合室」ページにてお待ちください。 2024年度 JERAセントラル・リーグ公式戦入場券オンライン発売時の「仮

カープダイアリー第8535話「若手起用の首脳陣に応えるべく、名護湾に向かって打て!(2024年2月25日)

カープファンにも馴染み深い、名護湾の風景。光る海原は見る側の気持ちを大きくしてくれる。 タピックススタジアム名護に乗り込んでのオープン戦、沖縄キャンプ最終戦に田中広輔、菊池らは帯同せず、若手メンバーで春季キャンプ総仕上げ… 1年前のキャンプ最終戦は2月26日、Agreスタジアム北谷であった中日戦だった。 スタメンは… センター秋山 ライト野間 ファーストライアン レフト龍馬 DHマック キャッチャー坂倉 セカンド韮澤 サード田中広輔 ショート矢野 先発はアンダーソ

もう一度始めよう、最初から。広島の大瀬良投手が右ひじ手術後初のシート打撃に登板。打者4人に無安打投球。エースが再起に賭ける

もう一度始めよう、最初からの気持ちで。広島のエース大瀬良大地投手(32)が再起を賭けている。昨秋に右ひじ出術を行った後、初のシート打撃に登板。実戦形式に近いマウンドで4人の打者に対して、無安打とピシャリと抑え込んだ。手術後は不安がつきまとうもの。打者を抑えられるか。気分は新人投手と同じだったかも。しかし不安を一掃する投球だった。 今季プロ11年目の大瀬良投手。沖縄で行われている春季キャンプで26日に、シート打撃に登板した。昨年10月に右ひじのスクリーニング手術を受けてから、

広島カープ、ポスト西川について

オーブン戦、まだ序盤ですが広島打線が低調です。 23日の中日戦こそ14安打10得点しましたが、押し並べて若手のアピールが足りず得点力が上がりません。 新外国人次第ですが、ポスト西川の穴が際立つシーズンになりそうな予感がします。

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カープダイアリー第8536話「キャンプ大詰め、最後のシート打撃から見えてきたもの」(2024年2月26日)

雨上がりのコザしんきんスタジアムではグラウンド整備が急ピッチで進められ、午前11時から文字通りキャンプ総仕上げのシート打撃があった。 登板したのは九里、大瀬良、床田。開幕投手を争った3人がこの時点で揃い踏みした。 中日、巨人、日本ハムとのオープン戦が続き、沖縄キャンプも大詰め、あすで打ち上げ。この時期、選手たちは加速組と失速組、そのどちらかに自分がいることを自覚しているはずだ。もちろん加速してキャンプを終えた方が、より気持ちは乗ってくる。 前年秋の右肘手術から開幕を逆算

カープダイアリー第8533話「オープン戦開幕で“いっそう高い目標を持って球場に行き、達成して球場から帰るように”が試される」(2024年2月23日)

先頭、田中広輔の打球はいい角度で伸びてライトフェンスを直撃した。風がなければそのまま柵越えだっただろう。Agreスタジアム北谷の右中間方向に広がる海原がキラキラと輝いて見えた。 中日のキャンプ地に乗り込んでのオープン戦初戦は、結果的には10対0の圧勝に終わった。安打数も14本と4本。中村健人がチーム1号ソロを左翼越えに叩き込んだ。 スタメン サード田中広輔 ライト田村俊介 ショート小園 DHジェイク・シャイナー キャッチャー坂倉 ファースト堂林 レフト中村健人 センター

カープダイアリー第8534話「斉藤優汰の剛速球、巨人打線だれ一人空振りせず…で新井監督の“親心”もここまで」(2024年2月24日)

コザしんきんスタジアムのスタンドの空気が、どんどん微妙になっていった。大きな期待とともに拍手で迎えた斉藤優汰が、いきなり延々30分もマウンドに立つことになったからだ。 先発のトーマス・ハッチは2回51球、セカンド菊池のエラー絡みで3安打2失点。だが二番手でマウンドに上がった19歳右腕は、1イニング目だけで打者11人に6安打され四球も2つで球数実に51。途中でタオルが投げ込まれてもおかしくないほどの惨状となった。 前回、阪神戦先発から中5日。日本一の打線を相手に先発した右腕

カープダイアリー第8532話「気温上昇、背番号90番台の戦いヒートアップⅡ」(2024年2月22日)

休日練習にコーチ陣はいない。自分でテーマを決めてバットを振る。 午後からコザしんきんスタジアムに姿を見せた中村奨成はマシン相手に1時間弱打ち込んだ。 当り前の話だがマシンは同じタイミングで投げてくる。コースや高さも一定範囲。だから打つ側でタイミングを変えたり、バットを入れる角度を変えたりして調整する。この一連の作業を真っすぐに対する引っ張りの印象のみが強い96番がどう考えているか? 前日のDeNA戦ではスタメン起用されながら3の0。最終打席ではバットとボールの高さが天と

球春ですな

野球好きな方にとって、2/1は年の初め。そしてオープン戦が始まり出して春を感じるってところかな。いよいよオープン戦ですね。 我らが広島東洋カープは、去年2位(個人的には上出来な気がするけど)からさらに上を目指すべく戦力補強。外国人の多くが入れ替え。ドラフトでも競合の上で常廣を獲得など補強してます。西川?ん?なんのこと?ですw 去年の阪神の強さを見る限り、正直こりゃ強いわ・・・と思わざるをえなかったし、今年も強いのは確実。それに対抗するには補強がイマイチと言えなくもないけど

カープダイアリー第8530話「九里と大瀬良、ふたりの特別な関係は続く、これからもずっと…」(2024年2月20日)

曇り空から一瞬、強い陽射しがマウンドに降り注ぐ。そこにゆっくりと足を運んだのは九里だった。午前11時から予定のシート打撃直前のことだった。 打席には田村俊介が入った。防球ネットが置かれてはいるものの真剣勝負!4球目でセンターフライ。続く初球は快音を残して低い弾道でライト前に弾き返された。 どうやら真っすぐオンリー。続く菊池はいきなり初球打ちでこれはセンターフライ。さらに初球打ちでレフトフライ。3スイング目はレフト前ヒットになった。 3人目はジェイク・シャイナー。結果は初

カープダイアリー第8531話「気温上昇、背番号90番台の戦いヒートアップ」(2024年2月21日)

沖縄入りして一番の、強い陽射しが3時間ゲームのあと少し弱まった。午後4時、DeNAとの練習試合終了。規則ではその時間には退出することが求められている両チームのファンが、大勢残ってゲームの余韻を楽しんでいた。 しばらくして新井監督のテレビ用共同会見が一塁ベンチ前で始まった。それが終わると、指揮官は番記者らをちらりと見てそのまま立ち去ろうとした。いつ、何時も、新井さんは新井さん…だ。 試合結果は1対2。相手の7安打に対して8安打を放った。 -先発はアドゥワ。 「ストライク

モノクロ写真とヒューマニズム

鬼海弘雄さんという写真家がいた。 近年亡くなられた方だが、その方の写真を見ると、 私はとても心動かされる。 例えばインドでのもの。 「生の只中にいる」といった写真群。 いかに我々は普段「無機的な」写真をほめそやしているかと思う。 香り立つような人間臭。生き物臭。 そして被写体との関係性が写真に滲み出る。 撮影者もまた、生き物、人間むき出しで 挑まなければいけないと強く思う。 この写真家は、 写真を続けるためにマグロ漁船に乗って フィルム代を稼いでいた、という話がある。

カープダイアリー第8528話「斉藤優汰の剛速球、村上頌樹の快速球…」(2024年2月18日)

ミットの音が腹の底に響くような剛速球だった。バックネット裏に陣取る両球団スコアラーや他球団の関係者も大きく頷いたことだろう。 斉藤優汰の第1投は、明らかに一級品だった。 前日は田村俊介の初回ホームランに沸いたコザしんきんスタジアム。対外試合2試合目のこの日は午後からどんどん気温が上昇した。 いつもなら宜野座村野球場に押し掛ける虎ファンが三塁側を埋めた。スタンドには1万人超えの大観衆。新井監督は様々な“事情”を勘案して、高卒2年目のドラ1右腕を沖縄第1クール最終日の先発マ