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広島東洋カープ 記事まとめ

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2022年2月の記事一覧

四球を減らすアプローチの考察~島内颯太郎を例に~

ルーキー投手の躍進が光った2021年の広島において、既存の投手で最も成長を見せたのが島内颯太郎ではないでしょうか。 平均150㎞超で質の良いストレートを持ちながら、投球の7割以上をストレートに頼る投球構成であったり制球難が災いして、入団から2年はこれといった結果を残せずにいました。 ところが、昨年はチェンジアップをレパートリーに加えたためか課題が解消され、シーズン終盤にはセットアッパーに定着しました。 ここでの課題が解消されたとは主に制球難の部分を指し、BB%は16.9%

マエケンに学ぶ創作術

マエケンをご存じですか?前田健太投手。 プロ野球選手ですね。ポジションは、ピッチャー。 ヘイヨーさん、野球結構好きで、プロ野球は長年見続けています。特に応援してるのは、広島カープですよ。 で、最初に登場した前田健太投手は、カープの選手だったんです(今は、メジャー行っちゃいましたけど) 今回は、そんな前田健太ことマエケンに創作の基本を学びたいと思います。          * ここまで読んできて、「え?野球と創作と、どう関係あるの?」と思った読者の方は多いのではないか

2016~2018年、広島三連覇を辿る 後編

1,2017年~捕手ツープラトンシステム完成。それによる若手の台頭と中継ぎ陣勢ぞろい~ タナキクマルと四番による快足を中心としたパワフルな打線が強みであった2016年であったが投手の精神的リーダーであった黒田博樹が引退。投手陣の再編が重要課題となっていた。  また、エクトル・ルナを自由契約、新井貴浩、ブラッド・エルドレッドの衰えは深刻なものになっており、どこまで彼らを四番に添えるのかという疑問も残る。8月より活躍した神ってる男、鈴木誠也は年越し後の実力はどれほどか未知数。そう

「バケモノが来た!」田村俊介の打撃が衝撃すぎる件

11日、翌日の紅白戦に田村俊介が出場する事がスポニチから報道された。高卒ルーキーがキャンプインから2週間しか経っていないこの時期に1軍に帯同することは異例中の異例のことだ。 甲子園で一気に評価を上げ、話題性、注目度のあった(?)智弁学園の前川右京など有望な選手が残っている状況下で田村俊介を指名したカープ球団。我らがカープスカウト陣による指名ということもあって、期待度は高かった。しかし、まさかこんなに早く1軍レベルで勇姿を見ることができるとは思っていなかったものだ。 肝心の

2016~2018年、広島三連覇を辿る 前編

 誰かが書いていたか覚えていないのだが、面白い記事を見つけた。  2016~2018年の広島カープはなぜ強かったのか、という記事であった。  その記事自体はタナキクマルが活躍したから、バックの選手に厚みがあったから、という野球ファンなら誰でも知っているようなことが書かれていたので割愛するが、もうそろそろ5年は経つであろう広島カープの三連覇。選手層も変わりつつある今だからこそ語れるのではなかろうか、と思い、個人的に調査する事にした。  確かにタナキクマル、いわゆる田中広輔、菊池

如月の広島東洋カープファン

私は広島東洋カープが好きだ。 プロ野球が好きというよりカープが好きだという方がしっくりくる。 カープ以外のチームのプロ野球選手のことも知ってはいるが、それはカープの対戦相手としての興味があるためだ。 10年ちょっと前からカープファンになった。 そのころ遊んでいた二人の友達がどちらもカープファンで、その二人に付き合わされてカープの試合を見に行った。 その日以来カープのファンである。 はじめてカープを見たのは、横浜スタジアムである。 よく分からないうちに背番号1のレプリカ