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浦和レッズ 記事まとめ

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2023年6月の記事一覧

『ひっくり返す』ことの有効性

4-1 ミッドウィークに行われた浦和対湘南の試合は浦和のゴールラッシュで幕を閉じた。 この試合で率直に感じたことは浦和と湘南の実力差だった。湘南が浦和対策として用意したプランを浦和が対策を上回り、試合全体を見た時にほとんどの時間帯で優位に試合を進めていた。特に湘南のプレスの意図と浦和の湘南のプレスに対する攻略法は興味深かった。 罠を仕掛ける湘南は5-3-2の守備陣形から片方のサイドへと誘導して、ボールサイドへ圧縮する狙いがあった。IHのプレスをトリガーに罠を仕掛けたのだが

6/24 第18節 浦和レッズvs川崎フロンターレ レビュー

こんにちは!切り返して左足です。今回は6/24に行われたJ1リーグ第18節浦和レッズvs川崎フロンターレ戦をレビューしていきたいと思います。 敬称は省略させていただきます。 対戦前のチーム状況浦和レッズ  浦和は前節アウェイ横浜に乗り込みましたが、浦和の攻撃は相手の5枚のブロックに阻まれ、0-0。得点という面でまた課題が残る結果となってしまいました。今節の前にルヴァンカップ清水戦を挟みましたが、またも勝ちきれず1-1。しかし、他会場の結果もありグループステージを1位突破

【雑感】2023/6/28 J1-第12節 浦和vs湘南

湘南はチームとしての大枠自体は決して悪くないものの、直近の試合で0-6で敗戦しているだけでなくなかなか勝ち点が取れていないという状況がなぜ起きてしまうのかというのが見えるような試合になりました。 湘南は5-3-2から非保持ではIH、WBを押し出して疑似的に4-4-2のような形に変化する前向きなアクションを標榜してきていてこの試合でもそれを目論んだアクションがありましたが、浦和の方はそのアクションを手前と奥の両方を使いながらいなす場面が多かったと思います。 浦和は明本、荻原

J1第12節 vs湘南(H)

2023/6/28 19:30  IN埼玉スタジアム2002 前の試合は川崎相手に1-1と勝ち切れるはずだったゲームを自分たちのミス、得点力不足で勝利できなかったレッズ。今節はACLの未消化分のゲームである湘南ベルマーレとの対戦だ。 湘南の前節はホームで0-6の大敗を喫しており、対戦相手鳥栖の決定機をモノにする力と湘南の失点後でも引きずる脆さが出てしまい、これで11試合勝ち無しとなり現在最下位だ。 この試合浦和が勝てば4位浮上。湘南が勝てば最下位脱出で、引き分けでも得失

アタッキングサードの人員整理

1-1 両チームともに意外な形から得点が生まれた試合は引き分けに終わった。個人的な目線で言えばどちらも煮え切らないフラストレーションの溜まる試合だったのではないだろうか。 このフラストレーションはアタッキングサードに入ってからのプレーの解像度の低さからくるもののような気がしている。なぜ攻撃での解像度が低かったのかまとめていく。 ビルドアップ時の安全策浦和も川崎もビルドアップでは不安定な場面がいくつかあった。両者ともに特に相手のプレスとビルドアップの陣形が噛み合った時にボー

「雨上がりの虹のように」(リーグ第18節・浦和レッズ戦:1-1)

「その時は決めた相手に拍手すればいい」  53分、ペナルティボックスを飛び出してヘディングしたGK上福元直人のクリアボールを綺麗に決められた失点場面。記者席で見ていた自分の頭の中に浮かんだのが、ヨハン・クライフのこの言葉でした。  1980年代後半、FCバルセロナを指揮していたクライフ監督は、GKにペナルティボックスの外でもプレーするスタイルを求めていました。  当時の時代背景を説明しておくと、ポジションによって攻撃と守備の役割が明確に区別されていた時代です。味方からの

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サウジアラビアへ行った話【Part4/4】2023サウジ遠征

「人間の身体はエコノミークラスでの10時間フライトに耐えられる構造をしていない」。私はそう声高に主張したい。 東京~マニラ~リヤド東京からサウジアラビア国内への直行便は運行されていないため、私たちはマニラのニノイ・アキノ国際空港で乗り継ぐプランを選択した。 ところが!人間の身体はエコノミークラスでの10時間フライトに耐えられる構造をしていないのだ。 マニラからリヤドまで10時間、隣は延々と貧乏ゆすりに勤しむ外国人という状態は、夜行バスでの移動に慣れた私でもさすがに音を上

90分間応援し続けたら何カロリー消費するのか?【浦和レポVol.27】

こんにちは。 浦和レッズレポート担当者です😆 今回も前回に引き続き、当社の浦和レッズファンの社員に登場頂きます❗️ (前回とは異なる社員です) それではどうぞ💁‍♀️ 観戦中の声出し応援も解禁となった5月24日開催のルヴァンカップ第5戦の川崎フロンターレ戦を北ゴール裏で観戦。チャントに乗って声出し応援してきました✊ まだゴール裏経験が少ないわたしですが、「まあゴール裏行けば楽しく歌えるし、より試合に参加できるだろう」という考えのもと、YouTubeでのチャント復習を

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第18節・浦和レッズ戦)

6月24日は埼玉スタジアム2002で浦和レッズ戦です。  今節からリーグ戦の後半戦となります。 その後半戦最初の相手が浦和レッズなわけですが、浦和とは今季すでに3度を対戦しています。まだ6月の時点で4度目の対戦ですから、「毎月、浦和を対戦していない?」と思うサポーターも多いかもしませんね。 実際には4月5日、4月23日、5月24日という日程なので、毎月の対戦ではないのですが、3ヶ月で4度目はかなりのハイペースです。僕もしかりで、リーグ戦だけではなく、ルヴァンカップのプレビ

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【雑感】2023/6/24 J1-第18節 浦和vs川崎

思えば昨年もこの時期は引き分けばかりでなかなか勝ち点を伸ばせずにいて、まるでそれがフラッシュバックするようですね。この6月も今のところ結果的に勝ったのは天皇杯の関西大学戦のみで、それも90分では決着を付けられなかったので、実質全試合引き分けという状況です。 浦和の方はスタメンで髙橋が左SHに入ったことが大きなトピックとして挙げられると思います。ここのところリンセンが同じように左SHで起用されて、鹿島戦も関西大学戦も前半途中で結局中央に移らざるを得ないような非保持の対応があり

J1第18節 vs川崎(H)

2023/6/24 19:30  IN埼玉スタジアム2002 前節は当時最下位に沈んでいた横浜FC相手にまさかのスコマレスドローでまさに泥を塗ってしまったレッズ。今節は出だしの開幕から不調でありながらもこのところ強さが戻ってきた川崎フロンターレとの対戦。 川崎は直近の公式戦5試合は4勝1敗で現在4連勝中、うち1敗は我々浦和レッズとのルヴァンカップでの逆転負けだ。ちなみにリーグは3連勝中で勝ち癖が戻って来た印象を抱く。 この試合前はインターナショナルウィークで浦和は各国に

サウジアラビアへ行った話【Part1/4】2023サウジ遠征

サウジアラビアをご存知だろうか。私はご存知である。常識ある日本人の多くもご存知だろう。知らない人は勉強してください。 2023年4月27日木曜日、現地時間午後5時過ぎ。私(と今にも破裂しそうなほどパンパンな私のスーツケース)は、サウジアラビアの首都リヤド郊外にあるキング・ハーリド国際空港へ降り立った。 旅の目的は、私が愛してやまないサッカークラブ、浦和レッズを応援すること。浦和レッズは、アジアNo.1クラブを決めるアジア・チャンピオンズリーグの決勝へ進出し、サウジアラビア

サウジアラビアへ行った話【Part2/4】2023サウジ遠征

サウジアラビアは暑い。日本の夏よりも湿度が低いため意外と快適に過ごせるものの、お天道様が大空で輝いている日中からアクティブに活動するのは厳しい気候だ。 したがって、サウジアラビア人はちょっと夜行性である。 ブルバード・リヤド・シティリヤドへ到着したその日の夜。私と愉快な仲間たちは、「なんか面白そう」というだけの理由で「ブルバード・リヤド・シティ」なる複合レクリエーション施設へ向かった。そして、度肝を抜かれたのだ。 時刻はもう0時過ぎなのに、こんなに人が! 子ども連れの家

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第6節 浦和レッズ戦

J.LEAGUE YBC LEVAIN CUP · MATCHWEEK 6SUNDAY, 18 JUNE 2023 · KICK-OFF 18:03 JST in IAI Stadium Nihondaira 1.まずは スカパー、SPOOX、サッカーLIVEライトの解約はお済みですか?w 混戦必至のグループステージのグループB。最下位川崎にも次に進める可能性があるので、勝ったクラブが次に進めるという点では分かりやすいです。逆にグループ全体で勝ち点が伸びていないので、2位