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浦和レッズ 記事まとめ

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2021年8月の記事一覧

厳しい中でも上積みを【Jリーグ】湘南ベルマーレvs浦和レッズ

前節広島に勝利し3連勝としたレッズはアウェイで湘南ベルマーレと対戦しました。 湘南はここまで残留争いに巻き込まれていますが、前節のセレッソ大阪との試合では5-1と快勝しています。また湘南との前回対戦では2-3(公式記録では0-3)で逆転負けを喫している相手だけにリベンジといきたいとところです。 スタメン 湘南は前節のセレッソ戦からメンバーを2人変更。左WBに高橋が入り、シャドーは古巣対戦となる山田が茨田とコンビを組みました。 一方のレッズは前節の広島戦からメンバーを3

縛りプレイの難しさ(2021/8/29 湘南vs浦和)

五輪による中断明けから続く連戦もこれが6試合目。しかも前半の途中から強い雨が降ってきたり、湘南がプレッシングを受けそうになったらシンプルに前線のロングフィードを入れることで前に出て行く勢いをそがれたりと、体力的にも精神的にもしんどさのある試合になったのかなと思います。 それでも、前半と後半に1つずつ決定機がありましたし、これは浦和の方が狙いたいスペースを使えた場面だったと思います。 湘南は5-3-2で構えたところから2トップ脇はIH、外のレーンはWBが積極的に前に出て行き

[湘南戦]押し込まれた時にどうするか

この試合は中々評価が別れるかもしれない難しい展開になった。結果0-0はポジティブな要素と課題が浮き彫りになる両面があったので確認していこう。 ディフェンスラインの強度 湘南は前節5得点をあげている勢いのあるチームだ。 まず、0に抑えた事は改めて浦和のディフェンス強度があがってる証拠だろう。 ディフェンスラインには選択肢が豊富で、今は酒井槙野ショルツが固定されてきたようにみえる。 岩波もパフォーマンス自体は悪くなく、スピードタイプのサイドバックを置かない4バックもできそうだ

3バックの対処法【Jリーグ】浦和レッズvsサンフレッチェ広島

前節徳島に勝利し勢いに乗るレッズは聖地浦和駒場スタジアムでサンフレッチェ広島と対戦しました。 広島はここ4試合勝ちがないものの、前節の川崎戦で引き分けていて確かな実力があることを示しています。前回対戦でも広島の3バック(5バック)に手を焼き、引き分けに終わりました。 スタメン レッズは前節から先発を3人変更。槙野が先発に戻り、ショルツが左SBに入りました。平野と伊藤がコンビを組み、江坂と関根がSH、明本とユンカーの2トップでした。フォーメーションは4-4-2にしています

浦和レッズが近づく理想と1年目の現実

8月にJリーグが再開して4試合を終え浦和レッズは3勝1敗とまずまずのスタートを切った。夏の大型補強を終え、戦力が固まってきた中で広島戦でリカルド監督の理想的な形が見えてきた。 サンフレッチェ広島戦のスタートの選手を今までの形で話せば4-4-2(4-4-1-1)で予想されただろう。 試合の中でもこのようなシーンになる時間帯はあったが、この形で留まらなかった。 3-4-3の形で試合を進める広島に対して、4-4-2ではカバーしきれない大外のレーンをケアするために守備時には5-

数字では表記しにくいタスク割り(2021/8/25 浦和vs広島)

京都、徳島での連戦から帰ってきて、さらに中3日、そして蒸し暑い気候と、現場の厳しさは想像するに難くない状況でした。リカルドも試合前の段階から十分なトレーニング時間が取れないので試合の中でいろいろ探っている状況と吐露しています。 そんな中でスタメンが出た段階で3バックなのか4バックなのか、だれがどのポジションなのか、と色々な意見がありました。これについては、どの場面を切り取るのかで数字の表記の仕方が違うのかなと思います。 ボール保持で言えば、ショルツ、槙野、岩波が最終ライン

[広島戦]チームの歯車が噛み合い始めている

スタメン発表を見て、3バックの声もあったが試合が始まるとやや可変的な形になった。 3バックの陣形の時は左にショルツ真ん中に槙野と右に岩波、酒井と関根がワイドに入る形となり、ショルツが左サイドバックの位置でプレーする時は酒井が右サイドバックの位置でやや下がり気味にバランスをとっていた。 個人的には4バックの形になる事が多かった印象だ。守備時は広島にハメる形になるのでやや流動的に見えた。 全体的なバランスを見れば可変的によく機能されていた。 ショルツがややかわされるシーンもあった

論理を補修しながら物理で勝つ(2021/8/21 徳島vs浦和)

五輪の中断開けからここまでまだ一度もリアルタイムで試合が観られず、今節も2日遅れの月曜夜に観て、火曜に感想をまとめています。リアルタイムで観るのと結果を知ってから観るのとでは感じた印象も違うとは思いますし、レビューとして考えたときには鮮度が落ちている話なので興味が薄い方も多いかもしれませんね。 ただ、自分の今のスタンスとしてはレビューというよりは自分が試合を観て感じたことを整理しておくことで後から振り返るときに役に立つかなというものなので、出すのが遅くなったことは気にしない

課題の残る大きな1勝【Jリーグ】徳島ヴォルティスvs浦和レッズ

前節駒場で鳥栖に勝利し大きな勝点3を手に入れたレッズはアウェイで徳島と対戦しました。レッズはミッドウィークに天皇杯があり中2日と厳しい日程で迎えた一戦でした。 徳島は前節鹿島に敗れ残留争いに巻き込まれている状況で残留のために勝利が欲しいところです。 前回対戦では徳島の監督ダニエルポヤトス監督が不在だったため、ポヤトス監督が直接指揮する徳島とは初めての対戦となりました。 スタメン 徳島は前節の鹿島戦からメンバーを5人変更。出場停止から岸本が復帰。1トップに垣田が入りトッ

[徳島戦]内容よりも結果の素晴らしい勝利

遠征続きの中で更に悪天候も相まって厳しい試合になると予想した中で最高の結果をもたらした。 前半の厳しい展開 前半はほぼ相手にポゼッションを許し、自陣に押し込まれた苦しい展開になった。 試合前の分析からどのようなゲームプランで望んだかは真意はわからないが、ブロックを敷いてサイドにフラれたらスライドをしながら粘り強く守る展開が続いたが、徳島の完成度は素晴らしかった。 ワイドを意識させられながらバイタルエリアやラインの間をうまく使われ、いくつも危ないシーンを作られた。運も味方し

天敵【Jリーグ】北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズ

オリンピックも閉幕しいよいよリーグ戦が再開です。再開後の初戦はアウェイで札幌との対戦でした。 札幌は中断期間にガンバ大阪との試合があり1-2で敗れています。上位進出のために負けられない一戦でした。 一方のレッズは前節の大分戦から約1ヶ月公式戦がなく試合感という意味では難しい状態でした。また中断期間にコロナ感染者が出てしまいチーム練習が中止になった時期もあり不安材料の多い中での試合となりました。 スタメン 札幌はトップに大卒2年目の小柏が入り、ボランチに古巣対戦となる駒

浦和レッズvsサガン鳥栖~ビルドアップを詳しく学べる試合~[Jリーグ]

12年ぶりに浦和駒場スタジアムで行われたJリーグ第24節、8位浦和レッズ対3位サガン鳥栖の一戦は2-1で浦和レッズが勝利しました。 試合のペースを握ったのは鳥栖の方でした。ですが多くのチャンスを決めきれずに84分に浦和の新加入江坂にPKを決められて5試合ぶりの黒星となりました。これだからサッカーは面白いですね。 この記事では両チームのビルドアップの構造について解説していきます。ぜひ最後までご覧下さい! 試合概要メンバー 得点 浦和レッズ  36'(1ー0)明本 考浩

新しい力と改善された動き(2021/8/14 浦和vs鳥栖)

五倫による中断があったので感覚がぼやけていましたが、直近の4試合(6月末の湘南、7月の仙台、大分、再開後の札幌)は1分3敗で得失点差が5点もマイナスしてしまっていて、ACL出場権を争う上位チームが似たように躓いていることであまり差がついていないことは幸いしつつ、チーム状態としてどうなの?というところではありました。 特に7月の仙台戦以降に表出していたのはビルドアップで上手く前進できない点で、仙台と大分には最終ラインは持たせてもらえるが中盤でコンパクトにセットされたところに入

雨の中でも熱く勝つ!ソースかつむすび

【765むすび】おにぎり本舗(土呂)ソースかつ オリンピックが終わって、中断していたJリーグも再開。昨日は、浦和レッズの再開後初のホームゲーム。 場所は思い出のたくさん詰まった、駒場スタジアム。 なんとリーグ戦でこのスタジアムが使われるのは12年ぶりらしい。 浦和レッズの相手はサガン鳥栖。 現在、リーグ3位と好調なチームで、浦和レッズにとって来年のACL(アジアチャンピオンズリーグ)の出場権を狙うためにも、絶対に負けられない相手になる。 腹が減っては戦はできないって、