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いわきFC 記事まとめ

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#コラム

【レビュー】『土壇場で逃した勝点3』~第2節いわきFCvsファジアーノ岡山~

試合結果スタメンマッチレポートアウェイで先制した岡山。 だが、退場と風が響き勝ち切れず。 古巣戦に燃える岡山の岩渕が、勢いよくゴールに向かった。4分、藤田が相手陣内でボールを奪うと、グレイソンのスルーパスに抜け出した岩渕がシュート。これはGK立川の左足に防がれる。8分には鈴木のロングフィードをグレイソンが頭でフリックし、またも岩渕が抜け出す。しかし、全速力で戻ってきた生駒のカバーに遭い、足を振り抜くことができない。背番号19は立ち上がりに迎えた2つの決定機を仕留めることが

【プレビュー】『持続したい開幕戦の勢い』~第2節いわきFCvsファジアーノ岡山~

マッチプレビュー開幕戦の勢いを持続できるか。 問われる3バックの迎撃能力 岡山は木山体制3年目も最高のスタートを切った。Cスタに栃木を迎えた前節は、“攻守の切り替え”と“前への意識”を存分に発揮。プレシーズンに準備してきたことを全員が体現し、3-0と快勝を収めた。 昨年も一昨年も開幕戦に勝って勢いよくシーズンをスタートさせている。しかし、第2節以降は思うような結果を得られず、序盤戦は足踏みが続いた。2024シーズンは監督や選手だけでなく、クラブからも「今年こそはJ1昇格

MESSAGE 01 「UNLEASH 〜本能を解き放つ」いわきスポーツクラブ代表取締役 大倉智

いよいよ2月24日、2024明治安田J2リーグが開幕。今シーズンも販売予定の「2024 IWAKI FC OFFICIAL HANDBOOK」に掲載するいわきスポーツクラブ代表取締役 大倉智のMESSAGE全文を先行公開。一部有料でお届けします。 ■「君達は、本当にもっと上手くなりたいのか?」 いわきFCへの温かいご声援ありがとうございます。J2昇格1年目の昨年、戦績は12勝11分け19敗、勝ち点47。関わるすべての方々とともに勝ち取った47ポイントです。ファンの皆様やスポ

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MESSAGE 02「もう一度、1からすべてを積み上げる」いわきFC監督 田村雄三

いよいよ2月24日、2024明治安田J2リーグが開幕。今シーズンも販売予定の「2024 IWAKI FC OFFICIAL HANDBOOK」に掲載するいわきFC監督 田村雄三のMESSAGE全文を先行公開。一部有料でお届けします。 ■J2クラブの攻撃のクオリティを実感 昨シーズン、J2残留という最低限の結果を残すことはできました。ファンの皆さんの熱いご声援と選手達の頑張りの賜物です。ありがとうございました。  6月に監督に再就任した時は「らしさ」を取り戻そうと考えました

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グリーンフィールドを満員にしたい【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

いわきFCを運営する株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役・大倉智のコラム。今回は2023年シーズンのここまでをレビューし、残り4試合のホームゲームについて語ります。 ■J2は簡単ではない。2023年シーズンもいよいよ残り7試合となった。今、試合を重ねるごとに、お客様の熱量の高まりを感じる。選手達はそれに応じるように、必死で戦っている。 あらためてシーズンを振り返ると、今年は本当にいろいろなことがあった。 負傷者の多さから、チームは開幕から春にかけて思うように勝てず「ら

【レビュー】『執念で掴んだ3連勝』~第33節いわきFC VS ファジアーノ岡山~

試合結果スタメンマッチレポート『ムークが土壇場で決勝点。競り勝った岡山が今季初の3連勝を達成』 岡山は初めて乗り込んだいわきグリーンフィールドで、いきなり仕掛けた。5分、仙波のスルーパスに反応した坂本が倒されてPKを獲得する。得点を渇望してキッカーを志願した坂本のシュートは左ポストに当たり、同コースに飛んだGK高木和にも当たって先制とはならなかった。ただ、岡山は気落ちすることなく相手陣内でのプレーを増やしてゴールに迫っていく。17分のFKではチアゴ・アウベスの地を這うシュー

開幕から7試合を戦って【ゼネラルマネージャー・田村雄三ここだけの話②】

田村雄三ゼネラルマネージャーがクラブ運営にまつわること、チームのアレコレなどを語る直筆コラム。第2回は、第7節を終えて感じるJ3とJ2のレベル差、そしてここまでのホームゲーム運営について。 ■とても「J2らしい」ゲーム。毎週書こうと思っていましたが、更新遅くなりました。 J2第6節・FC町田ゼルビア戦。雨の中、たくさんのご声援ありがとうございました。勝利をお届けすることはできませんでしたが、とても「J2らしい」ゲームだったと思います。そして、第7節ファジアーノ岡山戦も、ア

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【プレビュー】『現状打破』~第7節ファジアーノ岡山VSいわきFC~

マッチプレビュー 難しい時を過ごす岡山。現状を打破できるか 岡山は難しい時間を過ごしている。 前節の千葉戦は1-1で引き分けた。リーグ戦で未勝利の“鬼門”フクアリと言え、終始、苦しい時間を強いられる。攻守両面で自分たちの意図したプレーをうまく出せず、相手コートでサッカーをすることを標榜するチームは、自陣でのプレーを余儀なくされた。 それでも、システムを[4-4-2]から[3-4-3(5-4-1)]に変更することで流れを引き寄せた。相手を捕まえることで1対1の局面を意図

新年のご挨拶 〜今後10年を見据えた基盤作りの年に【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

謹んで新春のお慶びを申し上げます。 昨年は弊クラブに対するご支援、ご声援、誠にありがとうございました。 株式会社いわきスポーツクラブは2015年12月11日に設立され、チームは2016年に福島県2部リーグに参戦いたしました。 スポーツで社会価値を創造したい。 人づくり、まちづくりに貢献したい。 そんな想いが少しずつ地域に浸透し、チームビルディングのノウハウが蓄積されるにつれ、チームはカテゴリーを上げ、応援してくださる方が少しずつ増えていきました。 この数字の増加は、ク

ストレングストレーニングという立ち返る場所と、スタッフの献身~2022年シーズン総括その②【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

いわきFCを運営する株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役・大倉智のコラム。2022年シーズンを振り返る第2回目です。 ■アウェーの開幕戦で、臆することなくプレーした選手達。包み隠さずに話すと、シーズン開幕前の練習を見た時「今年はそれなりに勝てるだろう」と思っていた。 昨年、JFLを勝ち抜いてJ3に昇格した。その経験から「JFLとJ3とのレベル差は少ない。チームはJ3でも十分通用する」という感触を持っていた。これは私の主観というより、強化部の分析結果でもあった。 それで

成長と勝利の相関~2022年シーズン総括その①【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

いわきFCを運営する株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役・大倉智のコラム。ここから3回にわたって、2022年シーズンを振り返ります。 ■地域に応援されるから、チームが強くなる。J3で優勝することができました。 ファンの皆様、おめでとうございます。 そして、いわきFCに関わるすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。 11月6日の鹿児島ユナイテッドFC戦。Jヴィレッジスタジアムには4419名のお客様が集まってくださった。 本当に素晴らしい光景だった。 強

いわきFCは、みんなの夢が入った宝箱【ドームCEO 安田秀一】

東日本大震災から11年。いわきスポーツクラブの親会社である株式会社ドームの安田秀一CEOに、いわきFCへの思いを綴っていただきました。 ▼プロフィール やすだ・しゅういち 1969年、東京都大田区生まれ。法政大学文学部卒。同大学のアメリカンフットボール部で主将を務めてチームを関東上位に押し上げ、学生全日本選抜でも主将を務めた。 96年に株式会社ドームを創業。その後、米国アンダーアーマーの日本総代理店となり、事業を拡大した。大学スポーツの産業化と選手の環境改善にも積極的に取り

「いわきFCのJリーグ」が始まる【平澤俊輔営業日記】

2020年限りで現役を引退し、昨年からフロントスタッフとして奮闘中の平澤俊輔が、今の気持ちを綴ります。 ▼プロフィール ひらさわ・しゅんすけ 1994年生まれ。JFAアカデミー福島→早稲田大 2017年いわきFC入団 2021年現役を引退し、フロントスタッフに転身 ■「映画の世界の出来事」が現実に起こってしまった。皆さん、大変ごぶさたしております。 恥ずかしながら、このような日記がはるか昔にあったことを、覚えておられますでしょうか…? 多くの皆さんにいわきFCのことを

クラブとファンの新しい関係~2022年のいわきFC②【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

いわきFCを運営する株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役・大倉智のコラム。2022年最初のコラムでは、2回にわたって今年のクラブ運営を語ります。今回は他競技に学ぶファンとの関係性について。 ▼第1回はこちら ■ファンの皆様との「ふさわしい関係性」とは?前回お伝えした通り、今年は「Hospitality Spirit」とともにお客様をスタジアムにお迎えし、最大限のおもてなしをしていく。 その中で、ファンの皆様とも新たな関係を築いていきたい。 いわきFCはいよいよ今年か