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新年のご挨拶 〜今後10年を見据えた基盤作りの年に【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は弊クラブに対するご支援、ご声援、誠にありがとうございました。

株式会社いわきスポーツクラブは2015年12月11日に設立され、チームは2016年に福島県2部リーグに参戦いたしました。

スポーツで社会価値を創造したい。
人づくり、まちづくりに貢献したい。

そんな想いが少しずつ地域に浸透し、チームビルディングのノウハウが蓄積されるにつれ、チームはカテゴリーを上げ、応援してくださる方が少しずつ増えていきました。

■公式戦の平均観客者数:
2016年(200人)、2017年(400人)、2018年(564人)、2019年(1,053人)、2020年1,286人)、2021年(1,333人)、2022年(2,121人)
※昨年11月6日に行われた第32節鹿児島戦では過去最高の4,419人を記録

この数字の増加は、クラブが地域の皆様に愛され始めていることの証。私達はそう考えています。並行して、スポンサー企業様の数も350社を超えました。この7年でクラブの基盤が強固なものになりつつあることを、強く感じています。

来季はホームスタジアムを、いわき市内にあるいわきグリーンフィールドに移します。相手チームのファンも含め、より多くのお客様がスタジアムに来場し、地域はより多くの経済効果を実感するフェーズに入ることでしょう。クラブとしてこのチャンスを見逃さず、スポーツビジネスの本丸である「集客」に注力していきます。

スタジアムに多くの人が集まることで、スポンサードする価値が生まれ、グッズが売れ、飲食店がにぎわう。この正しいサイクルを、今一度構築します。そのためのすべてがマーケティングであり、すべてのスタッフはマーケッター。その意識のもと、フロントスタッフを14名から20名に増員しました。新たに地域推進部もつくり、地域の声を拾える体制を整えていくつもりです。20名全員が一丸となり「すべてはお客様のため」という姿勢で、業務に取り組んでまいります。

2023年は、今後10年を見据えた大事な基盤作りの年となるでしょう。この1年で、いわき市と双葉郡、そして浜通り、福島県において、最も人を呼び込むことのできるエンターテイメントコンテンツを目指します。

そして、チームはいよいよJ2リーグで戦います。

今年のJ2には、J1在籍経験のある11のクラブが参戦します。さらなる激闘が、我々を待ち受けていることでしょう。

ただしお伝えしておきます。これは、決して特別な挑戦ではありません。

なぜならいわきFCは、絶え間なく厳しい挑戦を続けてきたからです。あらゆる困難に屈することなく、喜々として挑む。我々はチームが発足した瞬間から今に至るまで、このスタンスを貫いてきました。

2023年も、どんなに強い相手であろうと当たり前のように全力で立ち向かっていきます。ご期待ください。

本年もいわきFCに変わらぬご支援をいただけますこと、よろしくお願い申し上げます。


令和5年1月1日
株式会社いわきスポーツクラブ
代表取締役 大倉智

▼プロフィール
おおくら・さとし

1969 年、神奈川県川崎市出身。東京・暁星高で全国高校選手権に出場、早稲田大で全日本大学選手権優勝。日立製作所(柏レイソル)、ジュビロ磐田、ブランメル仙台、米国ジャクソンビルでプレーし、1998 年に現役引退。引退後はスペインのヨハン・クライフ国際大学でスポーツマーケティングを学び、セレッソ大阪でチーム統括ディレクター、湘南ベルマーレで社長を務めた。2015 年 12 月、株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役就任。

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