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オリックス・バファローズ 記事まとめ

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2022年7月の記事一覧

『山本由伸の102球』オリックスフィルターが外れた日

目の前でテレビに見入る彼が泣いていた。タオルに顔をうずめ、声を押し殺している。 背中にはFUSHIMIの文字。 大の大人が、勝ち試合を見て泣いているのを生で見たのは、多分初めてだ。 彼は、オリックスファンだ。 といっても、近年再整備された感のある若いチームの、いわゆる「にわか」ファンではない。阪急ブレーブスからオリックス・ブルーウェーブ、その後の合併分割を通じて38年。強い時代も弱い時代もずっと見守ってきた、いわゆる古参ファンだ。 俊足巧打の選手が好きな彼が、初めてブレーブ

オリックスの奇策に対し、視点を変えた言葉選びが絶妙すぎた。

新聞記事の見出しを見て、思わず「IPPON!」と膝を打ちました。 きのう、ロッテとオリックスの試合でこんな場面があったんです。 延長11回裏、オリックスは二死一二塁と、一打サヨナラの危機を迎えていました。 ここで中嶋監督が奇策。センターの福田選手を極端に前進させ、二塁ベースのすぐ後ろを守るよう指示したのです。 そう、いわゆる〝内野5人シフト〟! 内野への打球は何が何でもアウトにする。その代わり、外野に飛んだらあきらめる。そんな一か八かの戦術であります。 さあ、結果

近鉄バッファローズ

野球を好きになった頃は阪神ファンで今現在はオリックスファンとなんかごちゃごちゃした私ですが何故オリックスファンなのか?とファンになったきっかけを聞かれることが何度かありました。 関西では阪神ファンが多くを占めており関西ローカルの朝の情報番組や新聞等のメディアは勝っても負けても阪神タイガースの話題ばかりなのでこの手の質問は慣れっこです。 オリックスファンになったきっかけを記事にしていこうかと思います。 ↑こちらに阪神ファンおよび野球が好きになったきっかけを書いています。 野

これぞ理想のユニフォーム!(オリックス篇)

 色々なことが忙しくて、このコーナーをずっと後回しにしていたことを申し訳なく思っているが、今回は仕切り直しでオリックス篇と行きたいと思う。この球団は変遷が非常に複雑であり、近鉄、オリックス・ブルーウェーブの2つの球団の流れを汲むためにユニフォームも非常に丁寧に扱わねばならないと思っている。今回はそんなオリックスのユニフォームを考えていく。 現行版の感想 金色と紺色という、前述の2球団とほとんど関係の無い色を使っており、オリックス・バファローズとしての伝統を作ろうとしているこ

山の風に吹かれてリフレッシュ

昨日、思い立って野球を観に行った。 〈ほっともっとフィールド神戸〉(神戸総合運動公園野球場)だ。 以前はオリックスが神戸の球団だったから、いつでも観に行けたはずだが、ちょうどその頃僕は神戸から遠く離れていた。 そして神戸に帰ってきたら、すでに球団は大阪に移ってしまっていた。 複雑な球団の歴史、神戸と大阪の綱引き、そして確執。 でも今日はそこには触れないでおこう。 今となっては数少ない、神戸でのプロ野球の公式戦。 年間わずか8試合だけだから、神戸やその近隣からファンが詰め

今月も記録がズラリ!【オリックス・バファローズ】6月のニュース

オリックス・バファローズの6月のニュースをお届けします! 平野佳寿投手がNPB通算200セーブを達成6月2日、平野佳寿投手がNPB通算200セーブを達成!史上7人目の快挙になりました。今シーズンも安定した守護神の活躍に期待したいです。 山本由伸選手がノーヒットノーランを達成6月18日、今シーズン4人目となるノーヒットノーランを達成した山本由伸投手!!日本球界を代表するエースが歴史に名を刻みました。おめでとうございます! 達成翌日のオリックス独自インタビューがこちら👇

オンリーワンなドラフト1位 椋木投手のプロ初勝利

みなさんこんにちは。いっちです。 久しぶりの更新になります。 今回は今日の試合でプロ初登板にして初勝利をあげた椋木蓮投手について、現地で見た感想を書いていこうと思います。 椋木投手について 東北福祉大学のエースとして注目を集め、オリックスからドラフトで一位指名を受け入団します。先発も中継ぎもこなせる即戦力投手として本人も「100勝100ホールド」を目標に掲げていました。ルーキーイヤーの今季はキャンプで左脇腹を故障し、対外試合の初登板は5月になりました。当初はプロの壁にぶ

ファン感から始める推し活〜エンタメから野球好きになってもええやん?〜

球場に行くとよく流れてる 「野球場へ行こう」 あなたが初めて野球を見に球場に行ったのはいつですか? 仲間に誘われて? それとも気になる選手が出るから? 自分はファン感謝祭でした。 初めて行った生オリックスは「オリックスファンフェスタ2012」。 京セラドーム初めて行ったのは確かファン感謝祭だったなぁ…いつ行ったかなって過去のTwitterの呟きを遡っていったのだけど(昔の記憶を呼び起こすという意味でもSNSって本当に便利)まさかの2012年、おめでとうオリックスファン

オリックスの今の状況はそんなに絶望的ではない

みなさん、日ハムに連敗してストレス溜め込んでいませんか? 特に野手陣の不甲斐ない攻撃、不甲斐ない守備にストレスを溜め込んでいませんか? 先発投手陣の頑張りを無に帰す野手陣をみていると普通の負け以上にストレスが溜まりますよね。 私はオリックスを応援すると同時に内容をみながら今後を展望していっているんですけども、内容的にはそんなに悲観すべき状況ではないと思っています。 試合自体は毎度毎度野手陣が足を引っ張るストレス溜まる展開が多いですが、おそらく明日か週明けからはオーダーを変え

比嘉幹貴選手(オリックス・バファローズ)のスポーツセンシング【後編:プロで活躍し続けるには】

皆様こんにちは。日本才能学研究所の所長をしております七條正(しちじょう・ただし)です。元千葉ロッテ・マリーンズ投手荻野忠寛(おぎの・ただひろ)さんのオンラインサロンのゲストトークショーで伺ったオリックス・バファローズの現役ピッチャーである比嘉幹貴(ひが・もとき)選手のお話を才能学視座で解説していこうという企画で執筆させていただきました。前編のテーマは「どうすればプロ野球の選手になれるのか」についてでしたが、今回の後編は「どうすればプロで活躍し続けられるのか」についての考察です