お店がnoteを活用するために。先輩クリエイターが語る活用のコツとは?
「noteをはじめてみたいけど、どう使えばいいのかわからない」
「noteを書くことでどんな効果があるのかイメージできない」
など、興味はあるけれど活用できるかどうか不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、noteではショッピングカテゴリページのリリースを記念してお店がnoteを活用するためのポイントを解説する配信イベントを実施しました。
▼動画全編はこちらから視聴可能です
この記事では、配信イベントの内容をダイジェスト形式でご紹介していきます。動画本編は下記の3つのセクションに分かれています。
1. noteの活用方法(noteプロデューサー 最所あさみ)
─noteとは?
─読まれるnoteとは?
─ショッピングカテゴリページとは?
2. noteとショップのつなげ方(ゲスト:山下義弘さん)(31:25〜)
─noteとショップをつなげる考え方
─商品紹介noteを書くときに意識していること
─noteを書きたいお店にアドバイスしていること
3. ブランドに興味をもってもらうための伝え方(ゲスト:瀬戸望さん)(48:45〜)
─「知識のお土産」とは?
─商品紹介noteを書く上で意識していること
─これからnoteをはじめる人にアドバイスをするなら?
noteをうまく活用するには?
まずは、「noteとは何か?」の説明から。
noteは、クリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。noteといえば「記事を書く」イメージを持っている人も多いかと思いますが、実は画像や音声、動画などテキスト以外のコンテンツをアップする機能も充実しています。
また、noteの特徴はSNSなどの埋め込み対応の幅広さにもあります。note for shoppingに対応しているECプラットフォームを活用していれば、商品情報もURLをいれるだけでカード形式で表示されます。
noteを投稿する際にはぜひSNSや商品のURLを挿入し、より多くの人に見てもらうきっかけを作りましょう。
InstagramやYouTubeのコンテンツをnote上でまとめることでSEOに強いストック型コンテンツを作り、新しい流入経路を作ることもできるので、「書く」が苦手な人も「まとめる」機能を使ってnoteを活用していただくのがおすすめです。
詳細はnoteプロデューサー・最所のnoteでも説明しています。
他にもnoteの特徴的な機能として「マガジン」があります。
マガジンではお気に入りの投稿をまとめ、ブックマークがわりにしたり、自分の投稿をテーマに沿って分類したりできます。自分の投稿だけでなく、他のクリエイターのnoteもマガジンにまとめることができるため、キュレーションマガジンとして活用することもできます。
たとえばnoteでは、お店まとめやマーケティングまとめなどジャンルごとのまとめマガジンを運営しています。マガジンごとでもフォローできるため、キュレーション力でファンを増やしていくこともできます。共同編集者も招待できるため、仲間と一緒にマガジン運営をすることも可能です。
先日新しく生まれたショッピングカテゴリページでもマガジンをそのまま挿入するかたちでメディア運営をしており、法人クリエイターのマガジン活用も増えています。
▼ショッピングカテゴリページで取り上げているマガジン
素敵なマガジンはショッピングカテゴリページでもどんどん取り上げていく予定なので、自薦・他薦問わず下記の記事よりぜひおすすめのマガジンを教えてください。
noteの機能3つ目は、定期購読マガジンやサークルなどのファンとのコミュニケーション機能。
有料マガジンやサークルを通してお店のファンクラブを簡単に作ることができるので、noteに慣れてきたらぜひ活用してみてください。
どんなnoteが読まれやすい?
読まれるnoteを考える前に、まずはnoteの特徴を整理しておきます。
【noteの特徴】
・長い文章も読まれやすいため、1万字を超えるnoteが人気になることも
・「書く」だけでなく「まとめる」ことでコンテンツを作ることができる
・TwitterやInstagramなど他のSNSとの相乗効果が高い
・発見してもらう仕組みがあるため一記事目から人気がでる人も
・検索流入も見込める
noteは人気が出るコンテンツの文字量が多く、3,000〜5,000字のボリュームでも読まれやすいのが特徴。人気コンテンツの中には、1万字を超えるものもたくさんあります。
Web記事のセオリーとしては2,000字ほどで記事を分割した方がよいとされる場合もありますが、noteの場合は同じテーマであれば分割せず1本にまとめてしまうのもおすすめです。
またSNSとの相乗効果も高いため、更新を各SNSで告知し、シェアしてくれた人のツイートをRTすることでより多くの人に読んでもらいやすくなります。
さらに、noteの特徴はおすすめピックアップや公式まとめマガジンなど「見つけてもらう」ための機能が充実していること。
素敵な投稿を発見するための経路が複数あるため、一本めの記事でも人気がでるケースもあり、そのままマスメディアの取材につながることも。
お店関連のnoteは、公式マガジンに加えてショッピングカテゴリページでもキュレーションして紹介しています。
ショッピングカテゴリページでは季節ごとにお題募集を行い、ハッシュタグをつけて投稿された中から素敵なnoteをピックアップしています。
現在公式では #お気に入りと暮らす 、 #食べて応援 の2つを募集していますが、ページ上で紹介しているマガジンのハッシュタグ(#花のある暮らし 、#伝統と暮らす など)もつけて投稿するとそれぞれのクリエイターがピックしてくれる可能性が高まります。
季節ごとのお題募集やピックするマガジンは随時入れ替わっていくので、ぜひこまめにチェックしてみてください。
おすすめピックをされるかどうかに関わらず、読まれるnoteは下記の3つの条件を満たしているものが多いです。
1. 共感できる体験が入っている
2. 見出し画像と1行目にこだわる
3. 内輪ノリにならない表現を使う
とくにお店のオーナーがnoteを書く際は商品紹介がメインになると思いますが、突然商品の情報を書き出すのではなく、「何に困ってこの商品を作ったのか」「自分自身はどこが気になっているのか」といった共感できるポイントが入っているとより読まれやすいnoteになるはずです。
その他のポイントやnoteをはじめる前に知っておいてほしいことは、下記のnoteにもまとめています。
そして意外と忘れがちなのが、次のアクションにつなげるための工夫。
お店であればnoteの末尾に必ずURLやお店情報を記載し、商品について書いたnoteであれば商品URLもいれましょう。
またnoteではプロフィール上に商品一覧を表示できる「ストア」機能も提供しています。
ECのURLを入れるだけで商品一覧がプロフィール上のタブに表示され、はじめてプロフィールページにきた人がお店について知るきっかけになるため、対応プラットフォームを使っている方はぜひ試してみてください。
SNSとの相乗効果を最大化させるnoteの使い方
ここからは普段noteを使っているゲストのお二人に、具体的なnoteの活用方法を伺っていきます。
1人目のゲストはドケットストアの山下義弘さん。山下さんは年末に書いたブックエンドの商品紹介がバズり、1,000近くのスキをもらうヒット作に。
このnoteを書いたことで初日は100個近くの商品が売れたとのこと。さらにその後もヒット作を重ね、力をいれて書き始めてから半年ほどでフォロワーを4,000人まで増やしています。
そんな山下さんに商品紹介noteのコツを伺ってみると、「岸田奈美さんのこのnoteを参考にしています!との回答が。
岸田さんが以前「はじめからジェットコースターのようなスピードで文章に引き込む」というお話をされていたそうで、商品紹介noteでもはじめから読み手をトップスピードに乗せることを意識しているそうです。
また、こちらも以前バズっていた「noteとBASEの繋げ方」。
Twitterとの相性がよいnoteと、Instagramから直接飛ばせるECの商品ページを活用し、あらゆるSNSから知ってもらう・読んでもらうための経路を確立することで、それぞれのフォロワーも増え、顧客数も増えていったそう。
Twitterで見かけてnoteを読んだことから商品ページに飛ぶ人もいれば、Instagramから商品ページに飛び、そこに貼ってあったnoteを読んで購入に至るケースもあり、一つのコンテンツを使い尽くしていることがわかります。
また途中からnoteの文末にSNSアカウントも掲載するようにしたことで、Instagramのフォロワーも増える相乗効果も。短期間でフォロワーが増えたためか、Instagramからヒアリングの電話もかかってきたそうです。
さらにnoteのネタ出しとしてTwitterを活用し、新商品にまつわるツイートの中で反響が大きかったものをnoteに書くというサイクルも出来上がっているのだとか。
noteをはじめる際は新しくコンテンツを作ることを重荷に感じる方も多いと思いますが、山下さんのようにSNSをフル活用することで、より少ない労力でSNS同士の相乗効果を生んでいけそうです。
読まれるnoteには「知識のお土産」がある
2人目のゲストは、アクセサリーブランドを運営する瀬戸望さん。
瀬戸さんは商品紹介だけではなく、おすすめのアンティークショップやアクセサリーから選ぶファッションブランドなど、自分の商品以外の発信もされています。
その理由を伺ってみたところ、「知識のお土産」という考え方を教えてくれました。
自分の作ったアクセサリーを好きになってくれる人なら、きっとこんなお店やブランドの情報も気に入ってくれるはず。瀬戸さん自身のセンスや世界観に興味を持ってくれた方がアクセサリーのファンにもなってくれたらいい。
そのために「知識のお土産」としてnoteを書いているとのことでした。
また瀬戸さんもnote内にInstagramの投稿をいれるようにしたところ、フォロワーが増えるなど相乗効果を感じたそう。アカウントのURLだけでなく投稿のURLをnoteの文中に挟むことで、以前よりもフォロワー数が増えたとのことでした。
商品の情報はInstagramから得たい人もいるため、noteでは商品以外のことも書きながら、商品にまつわる投稿はInstagramを見てもらえるように誘導するのもひとつの使い方だと思います。
イベント後に瀬戸さんが書いてくださった活用法noteもまなびが詰まっているので、ぜひあわせて読んでみてください。
配信イベントの全編はYouTubeでも配信しているので、あわせてどうぞ。
約1時間の配信です。
▼動画の全編視聴はこちらから
6月に新しく生まれたショッピングカテゴリでは、お店のnote活用を盛り上げていくべく素敵な投稿を日々ピックアップしています。
ぜひ募集中のハッシュタグ投稿や、マガジン活用にもチャレンジしてみてくださいね。
▼「ショッピングカテゴリ」ページはこちら
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