#5 読書で世界一周 |エストニア語で書くからこそ、伝わるものがある 〜エストニア編〜
「読書で世界一周」は、様々な国の文学作品を読み繋いでいくことで、世界一周を成し遂げようという試みである。
5カ国目の今回から、北欧のバルト三国に入る。
初めはエストニアだ。メヒス・ヘインサーさんの『蝶男 エストニア短編小説集』を取り上げる。
メヒス・ヘインサー|蝶男 エストニア短編小説集
どこか手作り感を感じさせるペーパーバックの本作は、「葉っぱの坑夫」という団体から発行されている。
葉っぱの坑夫は、2000年に発足した非営利のウェブパブリッシャーだ。様々な国籍・ジ