米個人消費の現状と展望
2度目の下方修正米小売大手からさらなるネガティブ材料が出た。同社通期見通しの下方修正は今年2度目であり、発表によると、インフレで消費者が大型商品の購入を手控えていること、利益率の低い食品雑貨を優先的に買っていることが背景とされた。否が応でもスタグフレーションシナリオが脳裏をよぎるところである。
業種差が大きいとはいえ米国におけるGMS(スーパーマーケット)の苦戦は以前から公式統計でも確認されてきた。米小売統計では、GMSの売上が昨年後半から足下まで、伸びていないどころかマイ