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PM 記事まとめ

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PM(プロダクトマネジャー、プロジェクトマネジャー)の記事をピックアップする公式マガジンです。#PM、#PdM、#プロジェクトマネジャー、#プロダクトマネジャーのハッシュタグをつ… もっと読む
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記事一覧

「アクセシビリティをプロダクト開発の共通認識」へ。アクセシビリティを考慮したプロダクト開発のポイント

昨今、障がい者への差別の解消や情報取得を推進するための法整備が進み、社会的な責任としてSDGsへの取り組みが求められるなかで、デジタルプロダクトにおけるアクセシビリティの重要性が高まっています。アクセシビリティは、障がい者や高齢者のみならず、あらゆる人に恩恵をもたらす可能性を秘めており、プロダクト開発に関わるすべての人にとって、正しく理解し向き合う必要があります。 本記事では、LINE社内でアクセシビリティを広めるための活動をしている「UIT Accessibility T

プロトタイプ検証したのに使われない機能が生まれるパターンの振り返り

「どんな機能なら使われるのか」という問いは、プロダクトの体験・機能をデザインするとき、本当に恐ろしく本質的な悩みになると感じます。 どんな価値を提供するアプリだったとしても、使われなければ無価値です。 そして、「提供した機能の64%は使われない」とも言われています。 これは、アプリの機能を提案することを仕事にしている人間には、本当に大問題です。 上のグラフは、あまり高い信憑性はあるとは言われておらず、2002年の研究で社内向けのプロダクトを対象にデータを出しているよう

事業立ち上げを成功させるコツは「ギリギリまで開発しない」こと

僕は「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 この2年弱で20ほどの事業に取り組んできました。そのうち3つの事業は法人化し、軌道に乗っています。 事業を立ち上げまくるなかで、気づいたことがあります。 それは「ギリギリまでプロダクト開発をしないこと」が、事業を成功させるいちばんのポイントだということ。 「まあそうだよね」と思うかもしれません。だけどいざ当事者になると、思いつきのアイデアでいきなりプロダクトを作ってしまったりするんです。結局、ニーズを掴めていない

必要な薬を届けたい、新しい体験を。LINEドクターUX設計の舞台裏

こんにちは、LINEヘルスケアサービス企画室 室長兼プロダクトマネージャー(以下、PM)を担当しているikekoです。2019年に中途入社し、LINE Financialで金融系事業のPMを経て、ヘルスケアサービス企画室の室長として、プロダクト戦略の策定に携わっています。 本記事では、私がPMとして携わったオンライン診療サービス「LINEドクター」について、ユーザーの診療体験にフォーカスし、価値向上にこだわったUX設計の変遷とトライ&エラーについてお話します。 LINEド

もがきながら新規プロダクトを立ち上げる中で僕が学んだこと

こんにちは。「調達のスタンダードを刷新し続ける」をミッションに掲げるリーナーテクノロジーズで営業責任者と新プロダクトの事業開発をやっている高橋です。 この度、私が立ち上げを行った3つ目のプロダクト「Leaner購買」を正式にローンチいたしました。 今回のLeaner購買の立ち上げにあたってはこれまでの反省を活かしながら取り組んできたこともあり、かなり良いスタートを切れている感覚があります。 あくまで1stローンチはスタートですので、”Leaner購買を通じて世の中をどの

海外事例もインプットしたい!プロダクトマネージャーにおすすめの海外ニュースレター7選(+国内ニュースレター1選)

日本国内でもプロダクトマネジメントという役割や重要度の認知は大きく拡がり、カンファレンス・コミュニティ・各社のPMのみなさんの日々の発信などをとおして、ナレッジや事例などが共有されるようになっています。 ただ、役割としての成熟度やプロダクトの大きさ、市場規模など影響もあり、先進的な事例や学習リソースは海外から来るものが多いのも事実です。 翻訳本や解説ツイートを待つのもいいけど、そろそろ自分でも英語で情報収集したい!という方向けに、僕が半年間購読してみて役に立ったニュースレ

PMMの組織設計における論点整理

弁護士ドットコムの小林です(@yuki_koba8) クラウドサインは2022年3月にPMM (Product Marketing Management) 組織を立ち上げ、その役割や位置づけを変えながら1年が経過しました。1年悩み続けながら今の姿にようやく落ち着いたのですが、この間にSaaS各社の方々と意見交換をさせていただくと、PMM組織は各社各様であり統一見解は存在していないことに気づきました。 そこでPMMの役割や位置づけに関する論点を整理し、実際にクラウドサインがど

グローバルチームのデザイナーが、freee人事労務 iOSアプリの英語対応をリリースした話

グローバルデザインチームでマネージャーをしているHalです。普段はグローバル開発チームと一緒に英語で税理士さん向けの新規プロダクト開発を担当しています。今日は最近リリースしたfreee人事労務アプリの英語対応について話します。 この記事では、僕がなぜfreee人事労務という別チームのモバイルアプリの多言語対応機能を企画し、自ら実装し、リリースするまで至ったか、その道のりについて紹介していこうと思います。 記事のサマリfreeeのミッション実現とグローバル開発チームの未来の

エンジニアからプロダクトマネージャーに転職するので、やったことや評価されたことを振り返る

どうも、そろそろ実名で活動しようか本気で検討したい壮(@sew_sou19)です。 僕は2020年11月にエンジニアにジョブチェンジして、バックエンドエンジニアとして約2年半ほど働いてきました。エンジニアになってからしばらくは「これだ!エンジニアだ!もうこれ以外の職種なんて考えられない!」と楽しく働いていたのですが、1年半ほど経つと違和感を覚え始めました(ここの詳細は別途書きます)。 そこで、キャリアについて内省したり、勝手にメンターと思っている方に壁打ちしていただいたり

エンジニアが推進するプロダクトマネジメント | Qiita Conference 2023

Qiita Conference 2023で登壇の機会をいただきましたので、登壇内容を一部noteにもしておきます。登壇資料は最後に貼ってあります。 前提プロダクトマネジメントはUX、Tech、Businessの交差領域であり、各々の専門性が重なるというのが基本概念のはずです。(左)しかし、プロダクトマネージャーという職種が増えてきた結果、分業したままなんとかプロダクトマネージャーがその糊となって繋げている組織をみることがあります。(右) プロダクトマネージャーではなく、

PdM必須のスキル?!統計検定2級合格までの歩み

こんにちは。ファインディ株式会社の山下です。 開発組織の生産性を改善するFindy Team+のプロダクトマネージャー(以下PdM)をしています。 今回はタイトルにもある通り統計についての話です。つい先ほど統計検定2級に合格したので、記憶が新しいうちに振り返っていきたいと思います。 なぜいま、統計が重要なのか? どうやって学習したのか の2本立てでお送りします。しばしお付き合いいただけると嬉しいです。 なぜいま、統計が重要なのか?PdMの必須科目 PdMはプロダク

akippaのドライバープロダクトチームの歩み|2023年1月~4月

こんにちは。akippaでプロダクトマネージャー(PdM)をやっている熊谷です。 2023年1月からドライバープロダクトチームを結成し、UIUX改善を進めています。これまで毎週のようにリリースを繰り返してきました。 ユーザーさんへのインタビューもやらせていただきながら、仮説が的外れじゃないかとか確認しながら改善施策を企画してます。 今回は1月から5月までにリリースされたおもな改善施策をまとめて紹介してみます。 「現在地から探す」機能をWEBにもakippaのユーザーさ

未経験からFindyでプロダクトマネージャーになって最初の3ヶ月でやったことと学び

こんにちは! エンジニア採用支援・組織支援を行うファインディで、フリーランスエンジニアと企業の業務委託案件をマッチングするFindy Freelanceのプロダクトマネージャーをしている下畠 隆志(しもはた たかし)(@t_shimo2)といいます。 今年2月頃から本格的にプロダクトマネージャー業務をメインとして取り組み出して、早くも3ヶ月ほどが経過しました。 簡単に私のバックグラウンドは以下となります。 ご覧いただくと、「非エンジニア、未経験からプロダクトマネージャー

プロダクトを成長させるための指標を考える。PMのためのProduct KPIラボ

こんにちは、LINE広告でプロダクトマネージャー(以下、PM)をやっています。大岩と申します。 私は、LINEに広告を出稿するための広告配信プラットフォーム「LINE広告」の中で、主にメディア向けプラットフォームの企画、運営を行う部署にて、PMおよび副室長として携わっています。 LINEに入る前は、EC系の会社でエンジニアとして配属となり、海外向けECプラットフォームの特定領域におけるテックリードを経験した後、転職しビッグデータを利用したプロダクトの企画や、サービスグロー