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記事のテーマをさがそう

更新を続けていると、何を書きたいのか、何を読者に伝えたいのか、わからなくなることもあると思います。そんな悩みをもったときに、少しでも突破口になりそうな考え方を集めてみました。

何を書けばいいか思い浮かばないとき

noteの「お題」に参加してみる
note編集部が、常日頃から世の中の流れや話題を注視し、「こんな題目で記事を書いてみませんか?」と定期的に提案しているのが「お題」です。

弊社のCEO加藤曰く、たくさん本を出している作家さんは、たくさん依頼がきているからこそ色々書けているのだそうです。なぜなら、作家さん自身では思ってもいなかったことを編集者に提案されるから。そこから発想を膨らませることによって、新しいことを書けたりするのです。そんな風に、書くきっかけを、「お題」を通して見つけてみてはいかがでしょうか。

自分について説明する「#自己紹介」や、好きな街を紹介する「#この街がすき」、季節にちなんだ投稿をする「#寒い日のおすすめ」などのお題や、企業とコラボしたコンテスト企画などがあります。

実施中のお題やコンテストは、このページからみることができます。

お題に「#(ハッシュタグ)」をつけて検索すると、他のクリエイターが投稿した記事をみることもできます。1つのお題について、さまざまなクリエイターの記事を読むことで、さまざまな視点からの解釈を知って自分の考察が深まったり、自分の考えがありきたりではなく、独自の切り口であることに気づけたりと、新たな創作の扉が開くきっかけになるかもしれません。

興味のあるお題・コンテストを、ぜひのぞいてみてください。

書きたいことはあるが、漠然としていて書き出せないとき

自分なりの切り口をみつけてみましょう
書きたいことが思いついても、ほかのひとが書いた同テーマの記事を読むと、「自分が記事を出す意味があるか悩んでしまう」という声も聞きます。そんなときは、一度自分の考えや立場を俯瞰して捉えてみることで、ほかのひとは書くことのできない、独自の切り口が見つかるかもしれません。ここでは、自分らしい切り口を見出すヒントをいくつかお伝えします。

1. 書きたいテーマについて、自分がどうやって知見を深めてきたかを振り返ってみる
自分がそのテーマについて、どの程度知識を持っているのか、またその知識を得るまでにどんな道程を経たのかをあらためて整理してみることが、記事の独自性につながるかもしれません。たとえば初心者とベテランでは物事の見えかたが違いますが、あなたが初心者なら、「初心者だからこそ」何がわからず、どう学ぼうと努力したか、あなたなりの方法があります。他人とくらべてどれくらい博識/浅薄かという点ではなく、自分なりに学んできた今までの軌跡に焦点を当ててみましょう。

2. 過去の自分に向けて書く
かつての自分にとって役立つことを書くと、ほかの誰かに役立つ記事になるかもしれません。たとえば、数年間続けてきたスポーツについての知識を書く場合。初心者だった頃の自分に伝えたい、「買ってよかった道具」や「効果のあったトレーニング」など、当時知りたかった内容を書くと、過去の自分と同じように悩みながら成長しようと頑張っている誰かの背中を押せることもあります。

3. 分野を掛け合わせる
書きたいテーマを、一見無関係の分野と組み合わせられないか、考えてみるのもいいかもしれません。そうすることで、読者の理解の手助けになったり、1ジャンルに限定されず多くのひとに読んでもらえたり、あなたの個性が表現できたりと、記事の可能性が広がっていきます。たとえばデザインについて書くなら、自分の考える効果的なデザインについて、過去の恋愛に喩えて説明してみると、複雑な理論もわかりやすく伝えられ、かつあなたならではの面白い記事になるかもしれません。

記事の切り口は、note創作の手引きでも紹介していますので、参考にしてみてください。

多くのひとに読んでもらえるテーマが見つからないとき

幅広いひとが自分ごととして受け取れるテーマを考えてみましょう
多くのひとに読んでもらえる記事を書きたい! ということは、誰しも少なからず思っているかもしれませんが、いきなり世間で話題になる記事を生み出すことはなかなか難しいものです。たとえば、働き方や人間関係、恋愛やお金など、世代や居住地域を問わず多くのひとが関心を持つテーマは、多くの関心を集めますが、だからといって、なんの戦略もなく記事を書いても、多くの読者は得られません。

そんなときは、「自分の記事を、最大何人に読んで気に入ってほしいか」というゴールを具体的に考えることをおすすめします。

そして、そのゴールを達成するための要素を整理しましょう。「自分が継続的にかけるテーマは何か」「ゴール到達までにどのくらい時間をかけるか」「書いた記事を読者に届ける方法は何があるか」は最低限考えておくとよさそうです。

また、一気にゴールを目指すのではなく、小さなステップを自分の中に用意しながら、コツコツ記事をためていきましょう。noteは、コンテンツをストックできる場所。書き続けていれば、過去の記事に気づいて読んでくれるひとが現れることもあります。一記事一記事を丁寧につくっていくことで、少しづつ読者からの信頼と愛着が積みあがり、ゴールに近づくことでしょう。

法人が記事のテーマに迷ったときの考え方

法人の場合は、より体系的に、記事の「テーマ」と「タネ」を分けて考えるといいかもしれません。テーマは記事のジャンル、タネは個別の記事の内容です。考える順番としては、アカウントの目的からテーマを考え、それにあうタネを探すという流れになります。

1. アカウントの目的を振り返る
まず最初に、アカウントの目的をしっかり整理しましょう。「誰に」「何を」「なぜnoteで」「読んだらどうなってほしいか」に分けて整理するのがおすすめです。(詳しくは「まずは自己紹介記事を書いてみよう」の記事で説明しています。)

2. テーマを立てる
整理した目的を達成するための、効果的なテーマをいくつか洗い出してみましょう。コツは、「自分が伝えたいこと」「想定読者が知りたいこと」の双方向から考えてみることです。読者が知りたいことが何か分からなかったら、可能な範囲でアンケートやヒアリングを実施するといいでしょう。

3. テーマごとに、具体的に記事にするタネを集める
それぞれのテーマごとに、記事のタネを継続的に集めましょう。自分だけでは思いつかないときは、周囲の社員のみなさんや、自社を好きでいてくれるお客さまに、ストレートに聞いてみるとよさそうです。自分にとっては当たり前で着目していなかったことでも、他人や組織外から見たら実はユニークだった、ということは多いものです。

記事のタネを集めるための編集会議を、週1回程度実施してもいいかもしれません。タネはみなさんの日常業務に潜んでいるもの。それを見つけるには、常に「これは記事にできるかな」と意識し、メモを残しておいて、定期的に並べて取捨選択するルーティンをつくっておくのがポイントです。

最後に

自分にとっては当たり前のことでも、ほかのひとにとっては驚きやおもしろさがあるテーマになるかもしれません。ぜひ、テーマを考えることを、たのしんでみてくださいね。


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