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2019観劇「できなかった」記録

観劇したくても、できないことがある。年末に大掃除していると、どうしてもその作品のチラシを捨てられない。だからせめて記事にして、観たかった理由(と観なかった言い訳)を書き残してみようと思った。※公開後も思い出したらひっそり書き足しているかもしれません。

2、3月「世界は一人」(東京芸術劇場プレイハウス)

役者陣・クリエイティブ陣ともに、良いに決まってる、と。かつて観た新国の「かがみのかなたはたなかのなかに」の松たか子さんに惚れ惚れしてしまい、また劇場で観たいと思っていたことが大きい。チラシも透け感のある紙なんかを使ってシンプルにおしゃれで好みだった。気づいたらチケット完売だったのと、転職バイト旅と大忙しの時期で当日券チャレンジし損ね、気づいたら終わっていた。泣いた。

4月「笑う男」(日生劇場)

とりあえずユゴー作品だし観たいな・・・と。ただ、同時期はレミゼの誘惑に負け続けた。

7月「骨と十字架」(新国立劇場 小劇場)

チラシと「信仰か」「新考か」のキャッチコピーだけで観に行くべき作品だったのに、なぜ観なかったのよ私。このチラシがどうしても捨てられないので何かのブックカバーにします。

7月「朝のライラック」(さいたま芸術劇場 大稽古場)

一度は観ようと思っていた「世界最前線の演劇」シリーズなんですが、また逃してしまった。紛争地域の演劇に若手の俳優が挑む、良い企画だと思うのですが。なんせ夜公演がほぼない。10日程度でその選択肢がないと、オフィスワーカーには厳しいですね。与野本町で夜公演は客入らないのかな。さいたま市民ということもあり、さい芸主催公演は応援したいと思っていたりもするので、夜公演の実施をお願い・・・何卒・・・。

9、10月「FACTORY GIRLS」(赤坂ACTシアター)

物理的に観に行けなかったのではなく、観劇する自信がなかった。良作を期待したいテーマだったがゆえ。「今の日本でこのテーマ扱って良作できるのか?」と勝手に疑い、実際Twitter漁っていたら「自分とは合わなさそうかな」と感じる投稿をいくつか発見してしまい、結局最後まで踏みきれなかった。

10月 Ammo Vol.7 「調和と服毒」(上野ストアハウス)
新しい劇団と出会いたくてTwitterを漁っていた時だっただろうか。ツイートされていた過去のセリフから気になって劇団のサイトを観に行くと、あまりにストライクなコンセプトに出会ってしまった。

「とおくでいきるあなたは、そこでうまれたわたし」をコンセプトに、日本人にはあまり身近でないものごとを通して、現代の日本が抱える社会的ジレンマを浮き彫りにする作品創作をしている。

観逃したこの作品は、ラファエロの後半生を描きながら「美」について問うた作品(なんだと思う)。
1週間公演だったのでスケジュールがどうにもならなかった。次は何がなんでも観たい。

11、12月 二兎社「私たちは何も知らない」

11月後半〜12月は仕事がしんどくて、寝たきりの土日を何度か過ごしてしまった結果、観劇を逃した作品が多かった。そのひとつがこれ。二兎社は観逃したくなかった。悔しい。

11、12月「(愛おしき)ボクの時代」
もうひとつ同時期に行きたかったのに行けなかった作品。内容よりは、プロジェクトそのものがチャレンジングで、日本のミュージカルもっと充実してほしいな、という願いを込めて観たかった作品。

「オフ・シアターからオン・シアターへのステップアップを前提にした作品づくり」を目標に、世界に通用する日本発のミュージカルを育てていく、一大プロジェクトを始動します。

きっとまた時を経て上演してくれると信じている。その時は必ず・・・。

12月 コムレイドプロデュース「神の子」(本多劇場)

赤堀演出×大森南朋さん相性良さそうだなって。この公演の存在は楽日(記事を書いている今日)に知った。もっと早く知っていれば、確実に観に行ったのに、どうして情報を得ていなかったのか。

作品との出会いは一期一会だけれど、観たいものはなるべく観たい。毎年悩ましく思ってると同時に、悩むほど色々な作品を観られる環境に暮らせて幸せだなー。

観た作品はまた別記事にて。


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