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面接の結果は…?【Web系のアルバイトをはじめる】(フリーター編#8)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。
多浪受験前のフリーター時代のエピソードです。

前回の話はこちら。


高校卒業から1年半が経過した頃、Web系のアルバイトを探し始め、スポーツウェアのオンラインショップを営む会社に応募することにしました。

Web系のアルバイトの面接に向かう

地元の駅から電車で約2時間。長距離移動に慣れていなかった私には長く感じましたが、ハードルにはなりません。

会社の最寄り駅に到着。自分が住んでいる土地と異なる都会的な雰囲気が漂い、一瞬不安になりましたが、会社が入っているビルへ歩き出します。

イラストはイメージです。

Web系のアルバイトの面接を受ける

面接をしてくれたのは会社の社長でした。
後で知ることになりますが、この会社は従業員はおらず社長のみ。

社長の雰囲気はとても穏やかで優しく、求人に掲載されていた写真通りの雰囲気の良い落ち着いた会社でした。

ビルの2階に入っており、ショールームも兼ねているオフラインの店舗とオンラインショップとでハイブリッドで運営されていました。

といっても規模は小さく、売り場とバックルームを合わせると敷地面積は40平米(㎡)ほどです。

スポーツウェアを扱う会社であるため、ここでも衣料品を扱います。大型衣料品店でアルバイトしていた経験が効いたのか、面接の感触は良好でした。

意外なところで接客経験も武器になりました。

一方、独学で学んだWebの経験は、実務経験がないため、社長の反応は薄く、アピールにはなりません。

実務経験がないと、アピールできないものだと…その時実感しました。

終始面接の感触は良かったのですが、私の地元から職場まで片道で2時間かかることに社長は引っ掛かっている様子…。

「おそらく交通費を気にしているのでは…?」「交通費が原因で落ちたら後で後悔する…」

面接の終盤、最後の一押しとばかりにアピールします。

「片道2時間かかり交通費もかかりますが、それで落ちるなら、交通費は自分で出します!」

その発言に偽りはなく、交通費を犠牲にしてでも働きたいと思える会社でした。

面接の結果通知

面接を終え、落ち着かない時間を過ごしました。

これまでのアルバイトとは異なり、結果通知を知るまで気が気ではありません。

翌日、社長から電話がありました。

結果、「採用」でした。

さらにありがたいことに、交通費も全額出してくれるとのこと。

求人票に条件として記載されているため、今考えれば当然ではありますが…当時は嬉しかったものです。

意欲を示すことは非常に大事でした。

ただのアルバイトではありましたが、まるで試験に合格するような私の喜びようでした。

私は小学校、中学校、高校…と何か目標を持って、何かに打ち込み、何かを勝ち取った経験というものはほとんどなく…。

とても小さな成果でしたが、自分の力で合格(採用)を勝ち取ったのは、20歳の年で初めての経験だったかもしれません。

その後、この会社で2年近く働くことになります。

続く。

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