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中国の事件、ひどいよね

中国でスクールバスを待っていた日本人母子が襲われ、案内係の中国人の女性が亡くなる事件が起きました。女性が、どんな思いで刃物を持った男と向き合ったのか。知り得る手段はワタクシにはありませんが、とにかく勇気がいったことだと思います。気の毒なことになってしまった、と胸が苦しくなります。

言論の自由があったとて

「日本のスパイだ」と中国のネットには女性を非難する書き込みも相次いだそうです。おそらく中国の人の多くはそう考えているわけではないと思いますよ。何かあると激しい言動ばかりが目立っちゃう。反日、反中の言論空間のありようは、日本も中国もよく似ています。

中国のネットでは、この問題を巡る反日の書き込みができなくなったそうですよ。国が規制したんでしょうね。言論の自由なんてのがない国ですから仕方ないですね。下品な悪口は、国益に反すると思ったんでしょう。

ワタクシはね、言論の自由のある国に生きていますが、自由があったって言わないですよ。あんなでたらめ。亡くなった女性の命をどう考えているのか。命に対する敬意が足りないんじゃないですか。ワタシね、生まれて程なく河川敷に捨てられたんです。だからね、こんな問題には敏感なんです。

チョット違いますが

女性の行動に、惻隠の情という言葉を思い出しました。他人が困難や苦しみにあるとき、それに寄り添おうという気持ちを、人間は生まれながらに持っているのだ、と孟子は説きました。英語だとEMPATHYですかね。

女性の行動は、惻隠の情というのとはちょっと違いますが、思い出したついでに書いちゃいました。

誰かのためになんて考える余裕はなかったでしょう。とっさの行動だったんでしょうね。とっさの行動だからこそ、人の本性が現れる。人間は本来、善なる生き物なんだろうね。そんなことを考えました。

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