12/22〜28の気になるコーヒー&カフェニュース一覧
今回から、しばらく「気になるコーヒー&カフェニュース一覧」ということで、コメントを添えながら気になるニュースを紹介していきます。
わたし自身、コーヒー会社をやっていたときはいろいろなニュースをじっくり見る時間が取れなかったので、こういったニュースのピックアップはきっとどなたかの役に立つのではないかなと…。
※もし、面白かったらコメントなどいただけますと幸いです
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最低賃金の増加とカフェのコーヒーの価格
最低賃金が2035年までに時給1,600〜1,900円になるというニュース。
個人的に個人カフェや喫茶店は、コーヒー1〜2杯で最低賃金を支払えないとキツいと思うので、このころにはコーヒーが1杯800〜1,000円ぐらいになっているのかな?と
まあ、途中で上がり幅がストップしてしまう可能性もありますが、コーヒー生豆原価の値上がりを見ていると、業界の持続可能性を考えるなら今後の値上がりは必須のようですね
"年収の壁"に関するニュース
最近のニュースってわけではないんですが、最近テレビCMでも放送されて認知度が一気に上がっているニュースですね
最低賃金の上がり幅に対して、扶養控除や厚生年金の適用下限の上がりが追いついていないので、学生や主婦のバイト時間を削っていたオーナーさんは少なくないと思います。
そういった方は絶対に読んでおくべきです。
国産電動エスプレッソグラインダーが登場
元コーヒー器具屋としては興味深いニュース。
意外に思われるかもしれませんが、国産家庭用電動グラインダーで、エスプレッソ挽きができるグラインダーってデバイスタイル以外はあまりないんですよね。
まぁ、それだけ需要がないとも言えますが…。
前作のGA-1X Special Editionからグラインド性能を強化したとのことなので、どのぐらい性能アップしているのか楽しみです。
レギュラーコーヒーの売上が毎年上がり続けているらしい
コーヒー粉やコーヒー豆といった、いわゆるレギュラーコーヒーの売上が年々上がり続けているそう。
それに対して、インスタントコーヒーは売上が下がっているそうです。
少し前まで、"サードウェーブ"といった言葉も日本で流行し、"コーヒーブーム"と言うべき時代が来ていましたが、今やコーヒーブームはコーヒー文化と言ってもいいほど浸透してきたのかもしれませんね。
老舗エスプレッソ器具メーカーの手挽きグラインダー登場
イタリアの家庭用エスプレッソメーカーで有名なBialettiから、手挽グラインダーが登場するとのこと。
もちろん、ハンドドリップだけでなくエスプレッソにも対応しています。
手挽きグラインダー市場はTIMEMOREなど、コスパのいい手挽きミルがすでにあるので、これからどのように展開していくか、性能なども含めて気になりますね。
浅煎りスペシャルティをアメリカンへリブランド
有名な丸山珈琲が、浅煎りのスペシャルティコーヒーを"アメリカン"として販売開始するようです。
もともと、アメリカンコーヒーとは浅煎りのコーヒーのことを指します。
ですので、浅煎りスペシャルティコーヒーを出しているお店は名乗ろうと思えば、アメリカンコーヒーは名乗れたわけです。
ただ、アメリカンというと
「原価削減のための浅煎り」
「紅茶の代わりとしての薄いコーヒー」
といったネガティブなイメージも付きまとうため、スペシャルティコーヒー屋があえてアメリカンを名乗ることは少なかったと思います。
そこに温故知新というか、アメリカンというブランド名であえてリブランドしたことで、丸山珈琲の売上にかかわってくるのか、アメリカンがまた浸透する時代がくるのか、そのあたりが楽しみではあります。
SNSで注目を浴びた記事
ちなみに、私が書いた記事でXなどで少しコメントをいただいたりした記事がこちら。
マンガを題材に、カフェ経営について語るということをやってみたのですが、面白く読んでいただいたよう。
カフェ経営・喫茶店経営について語っているマンガや本があれば、またこういった企画もやってみたいと思います。
名古屋市千種区でコーヒーセミナー運営、コーヒー豆・器具の卸売り、直営カフェを運営するnote合同会社の公式コラムです。