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【HSP・HSC】 親心


ひねくれている、
天邪鬼と言われるかもしれないけど、


小さい頃から
ずっと聞く度に納得できない言葉がある。



『親の心、子知らず』


親の心子知らずとは、親の子に対する深い愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうこと。また、自分が親になってみなければ、親の気持ちはわからないということ。 引用:故事ことわざ事典


という意味のはずだけど
子供が親の言うことを聞かないだけで、
親がこの言葉を使ってしまっているケースが多い気がして。



実際、私も中学時代、困ったことがあって
自分の親になかなか相談する勇気をもてなかった時期があった。



その時に、周りの大人に言われた。



『親心をわかっていないね。
親は子供に何でも話してほしいと思うものなんだよ。』



って。
『そうなんだ』と思えたのと同時に
心にきたザワザワ。



この記憶は当時から、ずっと消えなくて
親子関係の問題が自分の周りで起こると
必ずこの記憶が蘇った。



なんだろう、このザワザワは。



そして、少し前に
自分なりの答えに行き着いた。



親の心子知らずとは、親の子に対する深い愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうこと。また、自分が親になってみなければ、親の気持ちはわからないということ。



子供が、親心がわからないって当たり前じゃないかな。
親になったことないんだから。


私は、勝手気ままにやっていたわけではない。
迷惑をかけたくないとか、当時、子供ながらに色々考えていた。


なのに、『親心』なんて言葉を押し付けられて
『わかっていない』なんて、怒られて。
わからないのなんて、当たり前なのに。


逆に、親は生まれてから、その歳まで
ずっと子供の立場やっているのに
なんで子供の気持ちがわからないんだろう。
忘れちゃったんだろうな。



自分が子供の頃に、何か困ったことあっても
親に迷惑かけたくないと思ったこと、あるはずなのに。

何でも自分で解決できる”良い子”に思われたいって強く思ったこと、
あるはずなのに。

何か相談したくても、なかなか勇気が出せなかったこと、
あるはずなのに。



大人になると、全部忘れちゃうみたい。



そして、自分が苦しかったこと、
自分の子供にしちゃうみたい。



辛い思いしてほしくない、幸せになってほしいと
願っているから、ガミガミ言ってしまうのはわかるけど。


あえて、間違えさせてあげるのも、ありなんじゃないかな。
温かく見守ってあげるのも、ありなんじゃないかな。


実際、子供が間違えたら
『ほら、言ったでしょ』じゃなくて
『次、同じことしなければ良いだけだよ。がはは笑』
って言ってほしい。





当時の私は、自分が苦しいとき、何をして欲しかったかな。




一緒にお風呂入って、色々な話したかったかな。

自分が間違っていたら、否定はせず、
アドバイスしてほしかったかな。

何気ない話から、悩みがあるか、聞いてほしかったかな。

時々、抱きしめてほしかったかな。



私は、幸せな環境で育ったとは思うけど
周りが思う”幸せ”の中に、
私の”苦痛”があった。



私は結婚するか、わからないし、
未来の自分に、子供がいるかもわからないけど
忘れないでいたいな。



自分がしっかり幸せを与えられていると思っていても
子供にとっては苦痛かもしれないと覚えておこう。

子供と向き合うときは、親心をしまって
『子心』から向き合い始めよう。

どうすればいいのか、わからなくなったら、
当時の自分がしてほしいことをしてみよう。

子供が未熟であることを
思いしらせるのはやめよう。

そして、いっぱいハグしよう。

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