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乳頭温泉郷 湯めぐり旅 in秋田(2)

続いての手配は、行き帰りの交通。なにせ秋田の山あいの温泉郷。交通の便はいいとは言い難い。が、それが秘境感を盛り上げているとも言える。

乳頭温泉郷の最寄は、秋田新幹線が停まる田沢湖駅。東京駅からは片道三時間弱。そこからローカル路線バスや、宿の送迎バスを利用して、一時間弱で乳頭温泉郷に着く。

鶴の湯で朝風呂が一緒になったご婦人は、深夜バスが安くて便利だと熱弁していた。藤沢・鎌倉・横浜・浜松町から田沢湖駅まで、フルフラットの三列シートで八千円ほどらしい。

飛行機の場合、羽田空港から秋田空港までは、一時間弱のフライト。事前予約の乗り合いタクシー「秋田エアポートライナー」を使うと、空港から指定の宿まで片道二時間弱で運んでもらえる。

今回はマイルが貯まっていたのでJALの「おともdeマイル」というサービスで航空券を用意し、エアポートライナーで秋田空港から鶴の湯まで運んでもらうことにした。ちなみに夏なら、駅や空港でレンタカーを借りて乳頭温泉郷まで運転するという手段もあった。そのほうが待ち時間はないし色々な場所に寄ることができて便利なのだ。しかし今回は冬。サンデー/ペーパードライバーに雪道の運転は危険なので、移動はプロに任せることにした。

帰りの飛行機は最終便にし、秋田市を観光することにした。エアポートライナーで乳頭温泉郷から秋田市内(秋田駅周辺)まで運んで欲しいと相談したが、途中下車は受け付けていないと断られた。あくまでも「エアポート」ライナーなので、秋田空港でしか下車できないということだった。うーん、不便だ。余計な交通費と時間を消費させるようなことはしないで、オール秋田として交通の利便性をあげて欲しい。

仕方ないので、乳頭温泉郷から田沢湖駅まで、送迎バス、ローカルバス、エアポートライナーのいずれかで移動し、田沢湖駅からは秋田新幹線で秋田駅まで行くことにした。

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