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海外旅行 記事まとめ

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海外旅行の観光・グルメ・宿泊体験などのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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2021年8月の記事一覧

後悔しないため80代祖母を連れて行ったハワイの海辺にて

海に足が浸かる。 さらさらと指の間を抜ける乾いた砂と少し色濃く濡れた砂。その境目を超えて歩き続けると、透明な水が優しく足の甲を撫でる。 足首まで大洋から運ばれた水温が絡みつく。体温より低い摂氏25度は冷たすぎず心地よく、波音と共に引いてしまうと名残惜しい。 もう一度海が押し寄せる。真下を見ると海には色がなく、自分の素足が見えるばかり。少し顔を上げて視線を遠くに飛ばすと、海の深さと共に少しずつ色がつく。その果ての水の作った広原は地球色だ。 海に足が浸かる。 ただそれだ

魔法学校へ続く橋・グレンフィナン【スコットランド紀行Day8-1】

起きたときには雨模様だった空も、出発の頃には晴れ間が覗きはじめていた8日目の朝。 今日は一旦西へと向かい、グレンフィナン高架橋を走る列車を眺めた後、南下してスコットランド屈指の景観を誇るグレンコーを通り、アーガイル地方の街インヴァレリーを目指す。 ウイスキー・城のハイライトは既に記憶へと刻み込まれ、残るは自然のハイライトであるグレンコーを残すのみ。いよいよゴールも近づいてきている。 ベン・ネヴィス蒸留所グレンフィナンへと向かう前に、フォートウィリアムの外れに位置する蒸留所

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アパートメント紀行(23)

エクス・アン・プロヴァンス #1  海沿いのマルセイユから、三十キロ内陸へ入ったところにあるエクス・アン・プロヴァンスは、セザンヌが生まれ育ち、そして亡くなった街である。  セザンヌが描いたことで有名になったサント・ヴィクトワール山は、絵で見るのと同じ形で、ずっと列車の車窓から見えていた。  マルセイユで列車を乗り換えて、エクスの駅へ着いたのは午後二時半。TGⅤの駅は近未来的で、その昔プロヴァンス伯爵領の主都として栄えた街の中心部から約十五キロ離れている。私は三時に、借りた

ヴェネツィアの休日 #1 〜夕陽に染まるサン・マルコ寺院を愛でた日のこと〜

ローマ、フォレンツェを経て やってきたのは 水の都・ヴェネツィアです。 その美しさには 一瞬で虜になってしまいました。 街全体がまるで宝石箱のようなのです。 その中で一際 輝きを放っていた「宝石」は 夕暮れ時に訪れた サン・マルコ寺院。 9世紀に、ドゥカーレ宮殿に付属する 宮殿礼拝堂として建てられました。 二階建ての大理石でできた こちらの寺院は サン・マルコ広場を その宮殿、鐘楼、時計台と ともに彩っています。 (寺院バルコニーからの眺めです。) 正面を飾

ベルゴロド・ドニエストロフスキー

【ベルゴロド・ドニエストロフスキー】 ウクライナ南西部、オデッサ州の都市。古代ギリシアの植民都市ティラを起源とするが、数百年間無住のあと、9世紀にスラブ人の小さな砦ベルゴロド(白い城塞都市の意)が建設された。 1.出発2005年7月 日曜日の午前6時20分、早朝のマルシルートカ(小型の乗り合いバス)を降りてオデッサ駅に到着した。ベルゴロド・ドニエストロフスキーという、何度聞いても覚えられない長い名前の小さな街へ、イリーナ家族と日帰りの小旅行。そこには古い要塞があり、年に一度

門巡り#01.弘智門〜朝鮮王朝後期に建立されたソウル漢陽都城の門〜

 以前ソウル特別市鐘路区(종로구)にある少林寺(소림사)という寺院をご紹介しましたが、同じ日に近くにある弘智門(홍지문)にも行って来ました。  今回はその弘智門についてご紹介したいと思います。 弘智門(홍지문)  弘智門はソウル特別市鐘路区(종로구)弘智洞(홍지동)に位置します。この地域は地下鉄が通っていないため、アクセス方法は市内バスになります。最寄りの停留所は「弘智門(홍지문)・玉泉唵(옥천암)」で、バス停からは歩いて5分ほど掛かります。  弘智門は朝鮮王朝粛宗41

初めて海外一人旅をしたときの話 #4

こんにちは、ぐっちです。 今日は「初めて海外一人旅をしたときの話 」の第4弾です。 これまでの記事をまだ読まれてない方はこちらから↓ 今回は前回の続きです。2日目の残りの話です! Aさんと別れた後は、アラブストリートやリトル・インディアを散策しました。 アラブストリート散策地下鉄でMRTブギス駅まで行き、歩いてアラブストリートへ。 名前の通りアラブ系の文化が体験できる街である。 徒歩10分もかからないくらいだったと思う。 綺麗な街並みとモスクが見えてきた。 サルタン

世界のどこかで朝食を【🇮🇳インド】

朝ごはん、食べていますか?おはようございます!海外旅行ユニットTABTABです。 三度の飯よりご飯が好きなわたしたちにとって、海外旅行の食事はとっても大事。旅の一日を元気にすごすため、朝ごはんもおろそかにしません。 今回は、北インド旅行でいただいた朝ごはんを紹介します。 インド料理といえば アーグラーのホテルの朝食ブッフェ。 インド料理といえば、カレー! カレーライス、ドーサをいただきました。朝からパワフル! 卵は、黄身の色薄めでした。 インドの列車で朝ごはん デリ

🇫🇷🇪🇸🇵🇹【番外編】本場のカヌレを求めて-ボルドー有名店2店どっちが美味しい??【日仏夫婦の弾丸旅シリーズ-3カ国縦断ロードジャーニー-/🇫🇷1:フランス編⑦】

【概要】 このシリーズはフランスに住む旅好き夫婦の旅をレポートする不定期連載です。 【登場人物】 ◉ FLO:夫・フランス人、水瓶座のAB型、動物占いは狼。 奇想天外な事をよくするので妻からは宇宙人と思われている。気まぐれな性格で彼の言う予定はほぼ未定(笑)口が上手で交渉上手。正義感が強く、謎の自信がある人。彼の発言は大体面白いがひどすぎる為大体コンプライアンス的にNG(笑)ロマンチックな事は苦手。フェアが何より大事。 ◉ YUI :妻・日本人、蟹座のA型。動物占いはライ

イスタンブールは「旅心」の琴線に触れる街 〜 トルコ, イスタンブール 1度目の滞在・旅 note 第3編(1983年8月18日から8月31日)

前説トルコ入国は 1983年8月11日(ギリシャ・アテネからの 2泊3日の列車旅でイスタンブール着)。日本をバックパックひとつ担いで出たのは 1983年4月26日。横浜港から 2泊3日の船旅で当時のソ連・ナホトカに着いて, それから先はソ連・北欧諸国を旅し, さらに南下しながらヨーロッパ諸国の旅を続け, ギリシャにはアテネとサントリーニ島に計30日滞在。そこまでの旅については以下リンク *1 と *2 の中にあり, イスタンブール旅 note 第1編と第2編は以下のリンク *

🇫🇷フランス散歩-フランスで1番美しい湖がある町/アヌシー【1トラックで海外旅行】

こんにちは、YUIです。 毎週水曜日はYouTube:「海外に住んでみた/22-vingtdeux-」にて新しい動画を公開している日。毎週世界のどこかでお散歩する動画をアップしています!  素敵な音楽1曲に合わせてただただお散歩する内容なのでカフェやBARの背景動画BGMなんかに使ってもらうのを目標に作っています。今は予算の都合上(笑)住んでいるフランスやスイスがやはり多くなってしまいますがゆくゆくは今週はメキシコ!今週はアイスランド!など毎週違う国の動画をあげれるようになる

アイスランド旅行記⑩嬉しいハプニング

前回までのあらすじケフラビーク空港から、fly busで首都レイキャビクへ向かった。 朝から虹を見て、気分は絶好調。バスターミナルに到着し、レイキャビク中心地を目指して歩き始める! 2日目のミッションここで2日目の予定を整理してみる。 ①予約しているホテルにチェックインする。 ②レイキャビクを観光する。 ③明日の集合場所を確認する。 実は、一人で行動するのは今日まで。 明日(3日目)以降は、参加する国際ボランティア(参照:アイスランド旅行記①)のメンバーと合流し、「Es

フィレンツェの休日 #5 〜オンラインで美しき「ドゥオモ」へ出かけましょう〜

麗しきフィレンツェの街の シンボルとなっている ドゥオモ(花の聖母教会)。 街の至るところからみられる ドゥオモのドームは 観光客を夢の世界へと 誘います。 さらに、ドームの展望台や お隣の鐘楼(しょうろう)からの絶景のため 400段以上の階段をのぼる方も 大勢いらっしゃいます。 2017年に訪れた時には、 その混雑具合に断念してしまいました。 そんな中、公式サイトをみていると ヴァーチャルツアーを 愉しめることを知りました。 パスポートも、航空券も、 階段を

初めて海外一人旅をしたときの話 #2

こんにちは。ぐっちです。 今日は「初めて海外一人旅をしたときの話 #1」の続編です。 まだ読まれてない方はこちらから↓ 今回は入国・ホテル到着など シンガポール1日目を振り返ります! 入国審査シンガポールには夕方16時ごろ到着。 国際空港の広さに驚いた。 そんな僕を待ち受けていたのは入国審査。 「シンガポール 入国審査」でググって得た情報だと、 シンガポールの入国審査は話しかけられにくいとのこと。 英語に自信がなかった僕だが、それならなんとかなるだろうと一安心。