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"志"は尊いものじゃないとダメなのか?

幕末の名著「言志四録」に学ぶ
東洋の生き方学 No.6

言志録 第六条
『志とは尊いものか?』

誰からも強制されない。
そして、自分で自分を強制しない。

誰かが良いとするものが
自分にとって良いわけではない。

誰かが悪いとするものが
自分にとって悪いわけではない。

「志」
その人の持つビジョンの善悪で判断してはならない。

たとえ、どれだけ崇高な志であっても、
人から与えられたものや、
自分の中でエネルギーが躍動しないものなら、
それは志とは言わない。

狂気とも取れる思いであっても、
それによってエネルギーが躍動するなら
それは立派な志。

志は自己固有の人生を歩んでいく為の
エネルギーの源泉であって、志には貴賎はない。

今に燃えて生きたい。

言志録 佐藤一斎著 第六条 引用
【原文】
学は立志より要なるは莫し。而して立志も亦之れを強うるに非ず。只だ本心の好む所に従うのみ。
【訳文】
学問をするには、目標を立て、心を奮い立たせることより肝要な事はない。心を奮い立たせると言っても、外物から強制すべきものではなく、ただ自分の本心に従うことが大事なのだ。

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