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国家間の格差の原因、機械がすべてを駆逐する
近代まで様々な国家が成長を続けました。
しかし、 今までに大きな格差が生まれた。それはなぜなのか。今回は産業革命前後からその原因を考えていく。
過去から現在へ
全ての始まりは大航海時代ですが、その先の産業革命の話をしましょう。
産業革命が起きたころ、その発端であるイギリスのGDP(一人当たり)は1706ドルです。その頃、日本や中国、そして北アフリカなどヨーロッパ以外の地域の平均GDPは600ドル前後です。
なんと1000ドルほどの格差があったんです。
ちなみにその頃、最もGDPが高い国はオランダでした。鎖国していた日本がオランダとはなぜか貿易をしていたのは、最も栄えていたからかもしれないですね。こういった格差は産業革命をして世界が機械を使うようになっても一向に縮まりません。
日本、台湾韓国は例外として、他の国とヨーロッパ諸国との格差は依然として高いです。2008年のデータを見てみるとトップがアメリカの地域で30000ドルほど、アフリカやインドなどは6000から3000ドルです。
むしろ格差は広がるばかり。ではなぜ格差は広がったのか。
産業革命の原因
産業革命が起きた以降格差は広がるばかり。その産業革命はなぜ起きたのか。
それは、労働者の賃金上昇。
イギリスは経済成長をするうちに、当たり前ですが賃金も上昇していきました。イギリスの主要な都市では、生存に必要な賃金の約4倍稼ぐようになっていたんです。北京などは1倍にも満たない時代であったにも関わらず。これはほかのヨーロッパの国にも言えますが、特にイギリスは顕著でした。
そうなると、一人ができる仕事の量を増やさないと採算が取れなくなっていきかねません。そのため、資金を技術開発に向ける量がどんどん大きくなっていきました。
そして、生まれた機械が世界を一変させたんです。
機械がすべてを駆逐する。
機械が生まれたことで、下手に人に頼むより機械を使ってなんでもやったほうが効率が良くなりました。
その結果、中国とインドの製造業は一瞬にして崩壊しました。
その時代、彼らの国の工業生産は全体の50%ほどでした。しかし、1913年には2つの国を合わせて5%になりました。
機械が2国の産業を駆逐したんです。
そして、ヨーロッパとアメリカ大陸が製造業を席巻した。
これを今の日本に当てはめる
ここまでで伝えたいことは、
賃金上昇によって技術が発展し、今までの物を過去にする。
ということです。
じゃあ、日本はどうでしょうか。
賃金上昇は微量、外国人実習生の低賃金労働。
これで日本国内の産業は革命が起きるでしょうか。
お役所がファックスを使う場所がまだあるそうです。恥ずかしながら私は使ったこともないです。どうやって使うのでしょうか。これも、発展する必要がないから起きること。
しかし、少しずつでも賃金は上がっています。リーマンショック後は少しずつ上昇をしています。https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/01.pdf
技術が発展する可能性はあります。
まだ、諦める時間じゃありませんね。頑張っていきましょう。
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