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私のカケラをこの世界に残していく

初めて自分のパソコンを買ったのは18歳の時。

大学が情報システム学科だったので、入学時に学校指定のパソコンを買わないといけなかった。

それ以来ずっとWEBの世界で生きてる。


仮想空間と現実。

どっちもリアルな自分。

現代人の大半がそうだと思うけど、仮想空間に身を置くこともまた生きることだったりするわけで。

仮想空間は自由で窮屈で煌びやかで荒廃した世界のすべてを見せてくれる。

私たちを引き込んで、膨れ上がっていく。まるで宇宙のよう。


で、タイトルにした「私のカケラをこの世界に残していく」というのは、その膨れ上がる仮想空間に私のカケラを残していこうじゃないかという話。


そう思うようになったきっかけは父の死。父は何も残さずこの世を去っていったから、最後まで父が何を考えてどんな想いで日々を過ごしてたのかわからなかった。

それを知った所で今さらという気もするけど、人は人を理解したいものだよ。
知りたいのに何の手がかりもないのはつらい。

自分が日々どんなことを思ってるのか、どういう人間なのか、直接相手に伝えることも大切だけど、些細なことでもWEBの中に残していこうと決めた。

それは少なからず、私のことを理解したいと思ってくれている人がこの世に存在すると知ってるから。


「デジタルタトゥー」って言葉があるじゃないですか。

WEBの世界では、不用意な発言や残したくない写真、動画が一度出てしまうと、ほぼ永久に残ってしまうという怖い話。紛れもない事実。

私も発信歴は長いので、自分が発信した情報がまとめブログに引用されてたり、YouTubeにあがってたり、Yahoo知恵袋に書き込まれたりしてる訳ですよ。

自分の意図しない所で一人歩きしてる私が発した言葉。もちろん自分の責任。

上記に挙げたのは、全部良い意味で取り上げられてたから良かったものの、私のような一般人が発した情報でも知らない所で切り取られて残っていくんだなと怖さを感じた。

もうこれは止められない情報化社会の洗礼。
一度発信した情報は消えないと覚悟して発信していくしかない。


そして、これはあくまで私の場合。

たとえば本を読んで感銘を受けたら、その作家さんの別の作品も読んでみようとしますよね?

もちろん私もそうするけど、作品よりもその人の考えとか思想がどう形成されたかとか、どんなことに興味があって誰の影響を受けてきたのか、その人自身のことを知りたい。

だから今売れてる別の作品より、無名時代の作品とかインタビューとか過去のブログとかそういうものに出会えた時の方が嬉しい。

だから私もそういうカケラを残していく。


私、よく思うんですよ。

もし、2021年現在は私と出会ってない人が、何らかのきっかけで5年後に私のことを知って、2021年に書いたこの記事までたどり着いてくれたら素敵だなって!

だからね、有益か無益かなんてどうでも良くて、発信することに意味はあるんです。

WEBという宇宙は未来にも希望にも繋がってるよ。


今はプログラムじゃなくて文章書いてるけど

hello,world

って言葉がすごく好き。






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