わたしの心に響いた言葉たち#65北京オリンピック編 たくさんハグしてあげました
2022/2/7
この日はスキーノーマルヒル男女混同団体が行われました
小林陵侑選手、佐藤幸椰選手、高梨沙羅選手、伊藤有希選手と強力の布陣で望んだ混合団体。
選手の中高梨沙羅選手が先陣を切って1回目のジャンプに挑みました。
見事99mの大ジャンプをみせ、高梨選手もガッツポーズ。幸先のいい出だしだなと見ていたら、なんと着ているスーツが規定違反という事で1回目のジャンプが失格となってしまったのです。
その申告をされた高梨沙羅選手は泣き崩れてしまいました。
他の強豪国でも同じような失格する選手があり、コメンテーターの方からもW杯でもこんな事あるのは珍しいことですなんて言っていました。
日本の他の選手は意地をみせ大健闘。
なんと予選をギリギリ8位で通過する事ができました。
アナウンサーの方も高梨沙羅選手の様子から1回目のジャンプでの精神的なダメージのなか、
2回目のジャンプの影響はどうなのかととても心配していました。
そして2回目が始まり、高梨沙羅選手は涙目でスタートラインへ。何度も深呼吸をして、見事K点を超えるジャンプをしたのでした。
その後の佐藤選手、伊藤選手もしっかりと距離を飛び
そして、日本のエースである小林陵侑選手がヒルサイズといってK点のその先にある線を超える大ジャンプを見せ最後の最後までメダルに届きそうな展開でドキドキしました。
結果は3位のカナダに力及ばず4位に終わりましたが、8位からの躍進はとても感動しました。
その後行われたインタビューの中で小林陵侑選手は
「ほんとみんな凄いですね。2本目沙羅もすごく良いジャンプしていましたし、本当に強いなと思います。」
高梨沙羅選手にどんな言葉をかけたいかという質問に対して
「いや〜、もう、たくさんハグしてあげました」と言っていました。
精神的に辛い時どんな言葉よりもハグが一番落ち着くのかもしれませんね。
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