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305.いじめや嫌がらせなどに最も効果のある方法は文書に残すことです。

1.その2「内容証明を送ろう!」


何もね手をこまねいて我慢し続けることだけが解決するわけではありません。SNSやnoteの世界でも同じですが、決して苦しんでいるのは自分だけではありません。その相手は自分より弱そうな人、優しそうな人のほとんどがターゲットだからで。

 
いじめや嫌がらせなどに最も効果のある方法は文書に残すことです。
ほとんどの人は、たかが文書で物事が簡単に解決するわけがない、と考えているようですが、それは大きな誤りです。

文書はとても怖いものです。

例えば、身に覚えのない文書が届いた場合、みなさんはどう感じますか?
当然、身に覚えがないことですから、相手にしない方もいるかもしれませんが、大概の人たちはそれでも怖さを覚えるはずです。

どうしてこのような文書が届いたのか、
差出人は誰なのか?という不安です。

メールやラインなども同じです。

相手の顔と考えていることが見えなければ不安になるはずです。
特に批判、文句やクレーム、悪口、罵詈雑言、嫌がらせなどには過敏に反応してしまいます。このように文書というものは内容によっては怖いものです。

まして身に覚えのあることであれば、数十倍の恐怖に陥ってしまいます。
これが文書の怖さなのです。そして、その文書にいじめた相手とその両親が記載されたものであれば、家族中が不安に陥ります。
 
「○○殿。はじめまして、私は○○の父○○です。○○は貴殿の御子息に日々嫌がらせを受け、学校に行けない状況になっております。(-主な内容-)○月○日までに謝罪等のご回答なき場合、断固たる姿勢で警察署ならびに裁判所の手続きを開始致します。○○殿からのご返答をお待ち申し上げます」

 
「○○学校殿。貴校の○学年○○の父でございます。娘の○○は毎日、同じクラスの○○及びそのグループからいじめや暴力を受けております。担任の先生や教育委員会等にも相談しましたが、何ら解決策のないまま現在に至っております。(-主な内容-)○月○日までに厳重な処罰または学校側の対応、誠意ある謝罪なき場合は、断固たる姿勢で暴力を振るう○○及びその両親、担当教師、学校長、教育委員会に刑事告訴、民事裁判の手続きを開始致します。ご返答をお待ち申し上げます」
 
さて、このような文書を受け取った側の心理とはどのようなものでしょうか?いじめた本人は、この文書を見たら激怒して相手に復讐を考えるでしょうか?

先生に告げ口したという理由で、
さらにいじめがエスカレートするのでしょうか?
 
先生に相談して「いじめはやめなさい」と注意された者は、告げ口したと逆恨みするかもしれませんが、文書の場合は当事者の子どもではなく、両親からの文書です。
 
そして、いじめた側の両親と本人宛の内容ですから、告げ口というレベル内容ではなく、公文書となります。

果たして、どちらが慌てるでしょうか?

学校側も、○月○日までに明確な返答ができなければ、この文書は証拠書類となり、後の裁判資料として残り、誠意ある解答が出なければ、裁判上不利益を及ぼすことは明白なことです。
 
文書(手紙)は一見地味そうですが、これは事実証拠を残し、相手からの解答を望み、証拠となるものです。

解答がなければないという証拠が残ります。
 
子どもたちであっても、学校内の出来事であっても、
いじめは犯罪事件なのです。

 
多くの子どもたちが苦しみ、悲しみ、傷つき、いのちを落とす者が後を絶ちません。
刃物で人を殺傷すれば傷害罪で捕まるように、子どもたちの心に傷を与える者は、心の傷害罪となるのです。
 
どうせ、子どもだから、年寄りだからと、軽く考える人たちも多くおりますが、子どもたちにも生きる権利と人権があり、法律で保護されているのです。
 
残念ながら、このような文書での闘い方を多くの人が知りません。
法律とか、裁判という言葉は大人たちだけのもので、子どもたちと無縁のように考えている人たちがほとんどかもしれませんが、子どもたちのためにも、こうした考え方を取り入れれば、「いじめ撲滅」の一助となるはずです。
 
子どもなら何でも許されるという時代は過ぎ去ったのです。
人権という子どもたちを保護する法律に基づいて、自分の身を守る、そのための方法論なのです。

そんなことをしたっていじめはなくならないし、意味がない、無駄だ、と言う人たちもいます。しかし、証拠のないものの証拠を残すための文書です。このような文書をもらう側も怖いものです。
一度、研究して欲しいと思います。


次号に続く~



内容証明は郵便局から送る。↓


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※本内容は、悪口、いじめ、誹謗・中傷を中心とした内容ですが、「著作権侵害」「著作者人格権侵害」「肖像権侵害」「プライバシー権」「パブリシティ権」「個人情報保護法」、その他「人格権」「人権」等に最終的にはつながるものばかりです。
特に、ツィッター、フェイスブック等のSNS全般、このnoteなども含まれるものです。断じて、許すことのできない犯罪です。
言葉によるいじめ、暴力など他人を著しく傷つける行為がウイルスのように広がっていく時代になりました。
同時に「なりすまし」「偽物」「フェイク」などの画像やメールなどが出回りまるでカオスの様相を帯びているネット社会。
また、皆様もご存知の通り「偽物メール」なども大量、いや無限に近く飛び回っています。
今や、銀行や郵便局の偽メール、アマゾンやメルカリ、国税庁の偽物請求メール、裁判所からの金品請求の偽メールが出回り、市や都からの偽物メールなど多くの人たちが、混乱しています。
さらに、「本物ぽい偽物」などは何とか見分けがつきますが、「偽物ぽい本物」などはまるで見分けられないという問題が生じています。
一番の被害者は、子どもたちです。それを確認できないお父さんやお母さんたちにも問題があり、子どもたちは何も知らないまま犯罪に手を染めてしまったり、人を傷つけてしまいます。ぜひ、お読みください。本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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