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まさか自分がなると思っていなかった、あの病気~私が皆さまに伝えたいこと~

皆さまはじめまして。

当サイト運営者、そして現在はフリーランスの管理栄養士として活動中のなぽまると申します。

今回は、私の波瀾万丈な人生をご紹介させていただきます。

波瀾万丈な人生ってなんだろう?っと思ったかもしれませんが、
早い話、私はこれまでに2回、転職しました。

転職した理由は「1回目:適応障害」「2回目:鬱病」

理由を聞き、ハッとなった方もいらっしゃるかもしれません。

1回目よりも、2回目の方が重い理由でした。

今考えれば、当時の私に優しい言葉をかけてくれる人なんて、誰も居ませんでした。

もちろん、職場には挨拶をしてくれる先輩やご飯に誘ってくれる優しい先輩は居ました。

でも、先輩たちからは「どうしたの?」「最近なにかあったの?」っと私の異変に気づいてくれる人は、居ませんでした。

もしかしたら先輩たちは、俗に言う’’ブラック企業’’の訳の分からない企業方針に洗脳されていたのかもしれません。

だけど、入社して間もない私の異変くらい気づいてほしかったなって思いました。

まぁでも、これは私の我儘に過ぎないかもしれません。

私が患った病気は、周りから理解されにくい病気ですし、

なんで私だけ?なんでなの?って原因不明の病に、毎晩毎晩泣くくらいでしたから。

一体どれほど辛かったのか、皆さまにお伝えさせていただきます。

決して私を精神的に追い詰めた’’ブラック企業’’に対して文句を言うつもりはありませんし、同情してほしいとも思っていません。

ただ

私と同じような気持ちを抱えている人たちへ、

命を絶とうとする前に、どのような行動を取ってほしいのか。

ということをこの記事でお伝えさせていただきます。


誰も助けてくれない辛さを味わう

新卒で働き始めた私が1番辛かったことは
「何かあったときに、助けてくれる人が居なかったこと」

初めての職場、初めての環境に対して分からないことや不安になることっていっぱいあると思います。

そんなとき、家族に相談することが普通ですよね。

でも私の場合、家族に相談することができませんでした。

なぜなら私の家族は”普通”ではなかったから。

お腹を痛めて産んでくれた母親は、精神的に病んで無気力状態な私に
「寝てばっかりいるから元気でないのよ」「ご飯食べないから痩せるのよ」と。

そして父親は、「精神が病むなんて気持ちの問題」なんて言ったり、自分の思い通りにならなかったらイライラしたり、挙げ句の果てには「知らん」と一言。

そんな両親に、仕事の相談なんてできるわけありませんでした。

私の異変に気づいた救世主

精神的に追い込まれた私は
職場に行くことはもちろん、朝起きてベッドから出ること自体に恐怖心を抱くようになりました。

職場の駐車場に着いて、車のエンジンを止めることはできたものの、
このまま車内に居たい、あの人(上司)に逢いたくない、と何度も何度も思いました。

だって職場に行ったら、何を言われるか何をされるか予想が付いていたから。

実際にどのようなことを言われていたか、されていたかの説明は控えさせていただきますが、

職場に着いて、ロッカー室で着替えて、職場の人たちに「おはようございます、今日もよろしくお願いします」っていうこの一連の流れができなくなっていきました。

かと言って職場を欠勤すると
休み明けに上司から何を言われるか考えただけで怖かったので、
どんなに体調が悪くても、どんなに顔色が悪くても、

私は仕事を休むことはしませんでした。

でもそんな毎日を過ごしていたら、
私は入社時の体重よりも大幅に減っていることが分かりました。

たしか1年未満で5~7kgほど。

思い返せば
まともに食事を摂っていませんでした。

でも当時の私は全く気づかなくて、鏡を見ても何も思いませんでした。

そんな私の外観に真っ先に気づいてくれた方が、姉の旦那さん。

言い忘れていましたが、私には5歳歳上の姉が居て、姉には旦那さんがいます。

私がまだ精神的に追い込まれて居なかった頃は、姉夫婦からよくご飯に誘ってくれていました。

最近は、仕事がそんな状態だったからなかなかご飯に行く機会も減ってしまっていて、ちょっと寂しい気持ちになっていたのが正直なところ。

そんなある日、私が家でゴロゴロしていると姉から1通のLINEがきました。

「ひさしぶりにご飯行かない?」

さすが私の姉。
まるで私が姉夫婦を呼んでいたのがテレパシーで伝わったのかなってくらいのベストタイミング。

でも正直、布団から出るのも辛いくらい追い込まれた私は、姉夫婦に会うだけことさえ辛いと思っていました。

昔は喜んで受けていたのに…。

でもせっかく誘ってくれたのだからと、

ボサボサの髪の毛をといて、散らかった部屋から適当に見つけた服を見つけ、私なりの身支度をし、久しぶりに姉夫婦に会いました。

行った先は、姉夫婦がオススメの定食屋さん。

私が注文したのは”唐揚げ定食”
大きな唐揚げが、私の目の前に現れました。

本当は食べたい…大好きな唐揚げ…

でも、なかなか箸が進まなかったのです。

恐らく今までまともに食事を摂っていなかったせいで、
無意識に食事を拒み始めていたのでしょう。

その様子を見た姉の旦那さんが、一言。

「どうしたの?….会ったときから思っていたけど、顔がげっそりしているよ?」

初めて私の異変に気づいてくれる人が居ました。

旦那さんから言われたその一言だけで、
なぜか私は目から涙が出てきてしまい、
定食屋さんで号泣したことを今でも覚えています。

本来、ご飯を食べたら解散のつもりだったのですが
まさか私がそんな状態だったと知った姉夫婦は
「お家で話聞こう」っと言い、私を連れてお家まで向かってくれました。

そして姉夫婦の家に着いた私は、
最近起っていることを全てお話させていただきました。

お腹が空かないこと
食べたとしても吐いちゃうこと
睡眠時間は2時間取れれば良いほうであること
睡眠が取れていないから職場ではフラフラ状態であること
でもそんな私を見ても誰も助けてくれないこと

など。

全てを聞いた姉夫婦は、私にこう言いました。

「仕事やすみな?」

「でも…!」と遮ろうとしたけど、その言葉を覆い被せるように
「今のあなたは普通の状態じゃないの。
休まないといけないの。
身体からSOSが出ているの。
ダメ」

っと。

さすがにそこまで言われたら、私も拒否することはできません。

だから私は、とある行動をとりました。

心理カウンセラーさんに出会う

姉夫婦からは、精神科医の診断書を貰うよう勧められましたが
正直、精神科医に偏見があった私は
なかなか足を踏み入れることができなかったため

まずは、心理カウンセラーさんにお話を聞いてもらうことにしました。

お会いしたのは、
乾 紫音(いぬい しおん)

若くて、とても話しやすいお兄さんという印象でした。

最初はちょっと緊張していましたが、
乾さんから「大丈夫です。ゆっくり話してね」っと優しい口調だったおかげで、私は今までのことをすべてお話することができました。

途中、気持ちが混み上がりすぎて号泣もしちゃいましたが、
乾さんは優しい口調とともに、ティッシュを渡してくれたので
本当に本当にありがたい、その一言でした。

そして

約1時間カウンセリングをした結果、
乾さんから
「病院で診断書をもらってください。あなたには休職が必要です」
っと伝えられました。

やはり姉夫婦の言うとおり、休息が必要のようです。

乾さんも、「これが1番の選択肢です」っとおっしゃっていました。

勇気を出して精神科へ

乾さんのすすめで精神科を訪れた私。

なんとなく予想はしていましたが、やはり私の病名はうつ病のようです。

精神科の先生はほんわかした優しいおじさんって感じだったので
私が話すことをゆっくりゆっくり聞いてくださり、
すべててを肯定してくださりました。

そして、これから先どうすれば良いのかを一緒に決めました。

その結果、私は”1ヶ月の休職”という選択を取り、精神科の先生の言う通り
休職中は一切いまの仕事のことを考えず
自分の好きなこと(音楽やお笑い)のことに熱中するよう意識しました。

今まで”休む”ということをしていなかったので
「寝てていいのかな」
「周りから何か言われないかな」
と不安になったこともありましたが、先生いわく、コレが私にとっての有効な治療法なんだそうです。

休職中に考えていたこと

1ヶ月の休職期間、私は色々なことを考えました。

特に、仕事を続けるか、辞めるかについて。

私は誰かと一緒に仕事をすることは出来ない人なのか
集団行動は向いていないのか

など。

精神科の先生には仕事のことを考えるなと言われましたが
やっぱり少しは考えてしまったいたようです。

先生。ごめんね。

でもおかげで私は、とある発見ができました。

Webライターという仕事を知る

休職中の私の目に止まったワード、それは『webライター』

正直、この日までWebライターという仕事を知りませんでした

でもWebライターについて調べていると、なんだか今の私に合いそうな仕事だと思ったのです。

そこで私は決断しました。

管理栄養士のWebライターになろう
フリーランスになろう
フリーランス管理栄養士ライターになって文字を仕事にしよう

最後に

Webライターという仕事を知った私に
新しい人生の道が開かれました。

生きているのって、とても辛いです。
生きているのって、楽しいことばかりではないです。
私は何度命を落とそうと考えたか分かりません。

もしかしたら、今のあなたも同じ気持ちですか。

でもちょっと待ってください。

【あなたの好きなことはなんですか】

私だったら
「文字を書くこと、文章を作ること、人と話すこと」

ちょっと視点を変えてみて
自分の好きなことは何かを考えてみてください。

小さなことでも問題ありません。
ゲーム、旅行、YouTube、Live、バイク、車….

無理に考える必要はありません。
心に余裕ができたとき、ふとしたときで大丈夫。

好きなことを仕事にできるって
ものすごく幸せなことだと私は思います。

たしかに就職する上で、給料とか人間関係とか気にすることは山ほどあります。

でもあなたの身体を苦しめてまで、高い給料をもらいたいですか?
あなたを精神的に追い込んでまで、上司と仲良くしたいですか?

私は、好きなことを仕事にできているおかげで
今、とってももたのしいです。

数年前の私とは、まったく違います。

Webライターとして活動し始めてから数ヶ月後、
私を悩ませた鬱の症状はかなり落ち着きました。

発症してから何年も経ちますが、まだ完治したわけではありません。
でも悪化はしていません。

Webライターという職業が、私の命を救ってくれました。


なぽまる



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